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「グレイトな上司」 リチャード・テンプラー

2011-11-02 | 本と雑誌

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ディスカヴァー・トゥエンティワン 228ページ 1600円+税
前書き『はじめに』に「やってみようと思い立つ者などはほとんど居ないのに、ふと気がつくとたずさわっている、それがマネジメントだ」。上司になりたいと言ったことがないのに、上司になっている。 なるほど、そのとおり。本書は一人前の上司になるための不文律が二部構成でまとめられています。
パート1 チーム管理編 グレイトなチームをつくれ 34章
パート2 自己管理編 グレイトな上司であり続けろ 66章
著者も書いていますが、知っていることばかり かもしれません。しかし実行はしていませんね。

Rule 3「非現実的な目標から部下を守れ」
目標に関する問題は、あなたがあなたの上司に、非現実的な目標を宣言しがちなこと、あるいは、受け入れてしまうこと。
もしもあなたの上司から非現実的な目標を設定するように言われたら → 差し戻すべき。

Rule 80「拘束衣を脱いで新人の頃を思い出せ」
仕事に追われるうちに、自分が革新的で創造的で先端的な上司だと思われていることをつい忘れてしまう。疲れ果てると、チームが新しいアイデアを提案しても「ノー」としか言えない。こういう拘束衣を着てしまう。
→新入社員として初めて会社に出勤したつもりになって、自分の仕事や部署やチームを見直す。

毛色の違ったマネジメント本です。原題は「The Rules of Management」ですがこれでは普通のマネジメント入門書となって、本書の特徴が分からない。邦題「グレイトな上司」はまさにピッタリ。
本書は役に立ちますね。お薦めです。



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