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「突破せよ 最強特許網 新コピー機誕生」 ー壁を崩せ 不屈の闘志 (プロジェクトX ー挑戦者たちー)

2013-04-27 | 本と雑誌

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「突破せよ 最強特許網 新コピー機誕生」 ー壁を崩せ 不屈の闘志 (プロジェクトX ー挑戦者たちー)   NHK「プロジェクトX」制作班
Kindle版 100円

ゼロックスの鉄壁の特許網に挑み、その壁を乗り越え国産普通紙複写機(PPC)を作り上げたキヤノン。この技術者と特許マンの物語。

ゼロックスが開発した普通紙複写機はコピー機の代名詞となり、シェア100%持っていた。また知財は電子写真技術の特許 1100件で固められており、ゼロックス以外はコピー機は作れないと言われていた。これに対して、オリエンタル写真工業から転職した田中宏、特許課の丸島儀一らは、技術の壁、特許の壁を乗り越え、普通紙複写機の国産化に成功する。

ゼロックスの特許網は一つひとつの技術が、二重三重の特許によってプロテクトされており、事業を独占するためには特許はこう使うんだというお手本のような理想的な活用術であった。これに対して、感光体とクリーニングの新技術を開発し、これを特許化することでNPシステムを製品化した。ゼロックスからキヤノンの特許の取り消し申請がイギリス、オーストラリア、ドイツ、日本で出されるが実験にて却下決定。そしてアメリカの企業2社がキヤノンの特許ライセンスの申し出。ともに100万ドル(当時レートで 3億円以上)の価格となる。

技術の田中は「論文を読む暇があったら特許を読め。報告書を書く時間があるなら特許(申請書)を書け」と言い続けた。特許になってこそ、初めて新しい技術が開発されたことになる。

特許の丸島は「21世紀。日本が生んだテクノロジーは、開発途上国による模倣の対象となってる。瀕するその危殆を回避する最善の手立ては、「つくること」と「守ること」とが一体となった生産活動だと 説く。

短尺すぎますね。表面をなめただけで終わってしまいました。分量としてはこの4倍くらい欲しかった。キヤノンで過去こういう闘いがあったということを知ることはできました。


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