「チェンジリング」 ジョージ・C・スコット

1980年 カナダ作品。

作曲家のジョン・ラッセル（ジョージ・C・スコット）は自動車事故で妻と娘を亡くした。ジョンは転居してシアトルの大学にて音楽の教授となる。そしてその住まいとして郊外にある歴史保存協会が管理する古い屋敷を借りる。しかし、その屋敷はある時間になると何かを叩く音が聞こえてくる。ジョンは心霊現象として霊媒師を使って調査を進めると。。。



自動車事故で一度に妻子を亡くした男はこの事故の責任を感じて精神的に参っている。転居先の古い屋敷では妙な轟音が聞こえたり。その屋敷のことを調べていくと、昔その屋敷に住んでいた家族が・・・。
ホラー映画ですが、血が流れて首が飛ぶというようなグロの場面は全く無し。追い詰められた男の心理と、古い屋敷、屋根裏部屋、昔の新聞のマイクロフィルムという環境をもって、怖い話にしています。これを盛り上げるのが、美しい画。35年前の映画ですが画質が高く、特に背景の風景が美しく撮影されています。時々、メインの人物ではなく背景に見とれてしまいました。このカメラワークが話題になった記憶はありませんが、今観るとこれは第一級品です。



すごく真面目に作られたホラー作品です。画が美しく地味ながら楽しめます。

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