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David Zinman Tonhalle Orchestra Zurichi
デイヴィッド・ジンマン指揮 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
ジンマンの「Great Symphonies」 50CDセットに含まれていたシューベルトの交響曲全集。
第1番から第8番までの8曲。第7番が「未完成」、第8番が「グレート」となっており、第7番を欠番としている従来の番号とは違ったナンバリングとなっています。
録音年は1、2、5、7(未完成)、8番(グレート)が2011年、3、4、6番が2012年となっており、最新の録音です。このように新しい録音が、この廉価盤ボックスに入って良いものなのか考えました。贅沢なボックス・セットです。
ジンマンのシューベルトは早めのテンポで淡々と進行します。ベートーベンの全集のように、変わったことはやっていません。従って、特徴としては正統派のインテンポな演奏というところで、売りが見つかりません。著名な指揮者、ベルリンやウィーン・フィルという人気オーケストラのCDではないので、普通の値段では売れないというところでしょうか。
私にとっては、このシューベルト、あっさりしすぎ。「グレート」なんぞは、唄って頂きたい。コブシを効かせてとまでは言いませんが、これではメロディーを口ずさめません。ものたりないまま、終わってしまいます。
似た演奏はヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮のシュターツカペレ・ドレスデンかな。そういえば、サバリッシュもスイスのもう一方の雄であるスイス・ロマンド管弦楽団の主席指揮者をやってましたね。
中庸をいくが面白味のない演奏です。お薦めはしません。
![]() | Great Symphonies.The Zurich Years 1995-2014 |
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