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「日本人が一生使える勉強法」 竹田恒泰

2014-09-04 | 本と雑誌

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PHP新書 238ページ 760円+税

竹田恒泰さんの日本式成功哲学に基づいた勉強方法の解説書。
ビジネス書は西洋的な価値観を基に書かれており、本質的に日本人の価値観と合わない。「生き方」ではなく「死に方」、「プラス思考」ではなく「マイナス思考」など、今までのビジネス書とは逆の話。日本の価値観に基づいた勉強法が説明される。

メモ
・「世のため人のために生きる」という生き方は、日本人が太古の昔から実践してきたことです。労働に対する考え方を補助線にすると分かりやすいでしょう。日本人にとって働くことは喜びであり、幸せそのものです。
・日本人は昔から、仕事を「金銭を得る手段」とは考えてきませんでした。もちろん仕事をした結果、金銭を得るのですが、それは「結果」であって「目的」ではないのです。
・「衣食足りて礼節を知る」というのが欧米の普通の感覚ですが、日本人は違いました。「衣食足らずとも礼節だけは穢さない生き方」をしている日本人のことを、ハリスは重ねて称賛しています。

タイトルや解説は「日本人」がキーワードになっていますが、本書の2/3くらいは一般的な勉強法のお話し。これは肩すかしを食らった感じです。電子書籍のメリット・デメリット、国会図書館の使い方、新聞の選び方や読み方など、これは「日本人が・・・」という話ではないかと。
1/3は面白く、残りは当たり前すなわち著者が言うところの一般的なビジネス書の西洋的な価値観となっています。惜しいですね。もう少し、無理してでも日本式で押してくれたら、良書になったと思います。


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