年が明けた。
「明けてしまった...」とやや呆然とした感覚を憶える御仁もいらっしゃると思う。それは歳をとった証拠である。
「平成がもう17年だって!?」と小さく叫んでしまった御仁も、そう思うのはやはり歳をとった証拠である。御同輩諸賢、残りの人生を謳歌するべく画策しようではないか。書を捨て街に出ようではないか(意味混迷)。
さて、2005年の一本目は予告通り、イタリアはフィレンツェ在住のalbero4さんから送っていただいた缶詰さんの中から、Manzotin®というやつをご紹介したい。これは以前“リビーコンビーフ”の回でkiyominaさんとalbero4さんがコメントで噂していたものなのである。それを読み直してみると、何というか、え~、一体どんな味なのかという疑問期待はカクジツに高まりました。
ニャンだ? どう見てもこれは...。その辺を『neco de R』湿った飯シリーズの“チャオ とりささみ&ほたて貝柱”にトラックバックしておいて、スプーンで一口。
(-_-)
大変に大変に薄味。ストレートな表現がお好みの方なら「無味」という言い方も可能かもしれない。これは食べてみてもやっぱりネコ缶そっくりである。ゼラチンの中に入っている肉片は、微かな香りと繊維質から想像するに、恐らくぶーちゃんだと思われる(多分)。歯ごたえがあって、小さいくせになかなか食べ応えがある。一口、二口と味を探っていると、いつの間にか完食してしまったではないか。恐るべしManzotin®。今度食べるときには、缶詰表面に印刷されているようにサラダに投入してみようか知らん。
内容量:70g
原材料名:イタリア語表記のゆえ不明
原産国:イタリア
追:後日思いついて、納豆に混ぜて食してみた。実に美味かったのである。ツナ缶混ぜ納豆とそっくり。
追2:イタリア語に詳しいお方に訊いたところ、ぶーちゃんではなく牛ちゃんでは(manzoが牛肉)、とのことです。