缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

シトロン味のツナ缶

2014-05-08 12:29:56 | 魚介

Img_0962_2
缶詰史上もっとも美しいデザイン

 日本で一番売れているのは、ツナ缶であります。
 普段から
「缶詰なんか食べたことない」
 という人でも、ツナ缶はまず、間違いなく食べているはず。
 家ではサラダ、和え物、炒め物に。
 コンビニに行けばサンドイッチに使われているし、手巻き寿司の具でもツナマヨは人気メニューだ。

 マグロやカツオをいったん蒸煮し、その皮と骨、血管などを取り除き(手作業)、油漬けや塩水漬けにして缶に詰めてから、最後に高温高圧で缶ごと加熱してようやく缶成するという、安価な割りにはとても手間の掛かる缶詰なのだ。

 そんなツナ缶は、日本以外でも広く愛されている。今回ご紹介するのは、2010年にフランス・パリで購入したツナ缶。したがって賞味期限が切れているのだが、それは些末なこと。
 それより「シトロン味」という、この独自の味付けに着目したい。




Img_0978
オイルは美しいレモン色
ちなみにシトロンはみかんの一種




Img_0989

 かくのごとし。
 フランスのツナ缶であるから、アンチョビやゆで卵に野菜を合わせてニース風サラダとした。
 さて、肝心のお味はどうか…。
 まず香りは、ライムの青っぽさと、レモンの清涼な甘さの中間ぐらい。むろん、素晴らしい香りだ。
 ひと口頬張ると、予想以上に酸味があって驚く。前述の通り、缶詰というのは最後に加熱するわけで、その加熱で酸味というのは失われがちなのであります。
 シトロン味という表記に、まさに
「偽りなし」
 と言わねばならない。
 ツナはおそらくビンナガマグロで、それがブロック状(日本ではファンシータイプと呼び)で贅沢に使われている。
 缶の大きさは直径約6.5cm。小さいが個性が光る、小洒落たツナ缶でありました。








最新の画像もっと見る