本日のオリーブ缶はすごいゾ
その名も『カラマタオリーブ』
ギリシアが好きだ。
見ている者の心まで染まりそうな青い海。
その海の色を映し出す、澄み切った空。
忽然と現れる紀元前の神殿群。
それらに感嘆し、眺め愛でつつも...。
口元はちょいちょいオリーブの実をつまんでいる。
これがまた、素晴らしくウマいのだ。
「やっぱ食べ物が大事だよ、うん」
花より団子とはよく言ったものであります。
ということで...。
本日は世界でも最高品質と言われるギリシア・カラマタ産のオリーブ缶なのであります。
ダブルで開缶!
左がレギュラー、右がスーパーと名付けられている
このオリーブ缶は高価であります。
レギュラーが1,428円、スーパーは1,785円(ともに税込)なのであります。
それでも食べたいと思わせる理由は2つ。
まず、オリーブを浸けている水溶液が自然であること。
オリーブオイルと酢と塩、のみである。
ひとつ前の記事に出てきたオリーブ缶の水溶液を見てみると、塩、グルコン酸鉄とある。
グルコン酸鉄というのは色の安定剤として知られているが、それがオリーブ缶(瓶)に使われる場合は、オリーブの実をより黒く着色するために使われるという。
食べたくなるもうひとつの理由は、使われている実が完熟していること。
オリーブの実は最初緑色で、熟するにつれ黒紫色になる。
緑色の段階で収穫すると、歯応えのあるフレッシュな味わいとなる。香りも若い感じだ。
一方、そのまま樹上で熟成させると実は柔らかくなり、食べたときにしっとりしたうま味がのってくる。芳香も素晴らしい。
盛りつけは小さくて深い器がよろしい
かくのごとし。
手前がレギュラー、奥がスーパーであります。
こうして見ると、スーパーのほうが実が大きいのが分かる。
ではでは、失敬してスーパーをひと口...。
やっ、酸味が利いて、塩気もいい塩梅。ジューシーなウマい汁が飛び出してくる。
レギュラーのほうは最後にわずかに渋みが残るが、それでもこれまで食べてきたオリーブ缶よりランクが上だ。
これまで、オリーブ缶は水溶液(缶汁)を捨ててオリーブオイルに浸けなおしてきた。
しかしこれは水溶液を捨てることはない。何しろちゃんとオリーブオイルが入ってるのだから、液ごと瓶に移し替えて、冷蔵庫に入れておくことにしよう。
さて、今日も陽が暮れてきた。
オリーブをつまみながら酒を飲んで、
「夕飯は何を食べようか...」
こういった気楽な思いに身を任せようか。
固形量:250g
原材料名:カラマタ産完熟ブラックオリーブ(種入り)、オリーブオイル、酢、塩
原産国:ギリシア(輸入販売:川口貿易)
ご指摘の切れ目ですが、川口貿易さんによると、塩味とワインビネガーを中まで浸透させるため、だそうです。
大粒だからそのような手間を掛けてるのですなァ。
スペインのグリーンオリーブにも同様のものがあるそうです。
果実のような(果実なんですが笑)食感がそのまま残っていてフレッシュ感があります。
「スーパー」を買い求めましたが、実に切れ目が一筋入っているのはなぜなんでしょう?
完熟して実が破裂?わざわざ1個ずつ切れ目を入れた?
気になります(笑)
美味しいのが高価なのも、同じですねェ。