缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

MIRASOL®サーモン入りオリーブ

2007-03-29 11:58:18 | 果実

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 中高生の頃。
 ピザトーストは、猛烈に好きな食べ物でありました。
 本当に食べたいのは“ピザ”なのだけれど、当時住んでいた町には、ピザを出す店はなかったんです。
 おまけにピザは、高級な食べ物でもありました。なかなか口に入るものではない。
 何となれば、代用食として大きくクローズアップされたものが、ピザトーストだったわけです。
 さて、今回の酢漬けのオリーブは、どこに関わってくるのか。
 



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ちょん切ると、愛らしい鮭の小片が出てきた

 このMIRASOL®のオリーブ缶詰は、以前にも登場したシリーズであります。
 アンチョビを入れたのやら、パプリカを入れたのやら、はたまたレモンを入れたのやら。
 もう、いろんなものを詰め込んでは、出荷しているようです。
 さて、このオリーブの実というもの。子供の頃に恋い焦がれた、西洋文化の象徴でもありました。
 以下の情景を、イメージしてみてください。

 午後のカフェで、一人の老人が、安酒を飲んでいる。
 重ねた受け皿の数が、これまでに飲んだワインの数を示している。今日はすでに5杯目。
 老人は、時折、手元のオリーブの実をつまんで口中へ入れる。長いこと噛んでから、震える手の中に「ぷっ」と種を吹き出し、床に落としていく。
 ギャルソンが迷惑そうな顔で、その老人を眺めている。
 しかし、金はきちんと払っていくのだから、彼も文句は言えない。
 彼は、そのみすぼらしい老人を、目にしたくないだけなのだ。
 自分もいずれは年老いていくことは、考えれば分かるはずだ。だがまだ若い彼は、人生の終演というものを、目の当たりにしたくないだけなのだ。

 ...と、こういう情景を、小説なり絵本なりで読んで、感じ入っていたのであります。
 後半の描写は、書いているうちに付け足したくなった、キザな装飾ですが...。
 ともかくも。西洋文化に憧れると、洋食にも憧れるんでありますね。



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 かくのごとし。ピザトーストにオリーブが乗っかるということが、私にとっての夢の実現なのであります。
 憧れのピザ(トーストだけど)に、あのご老体のオリーブ(創作だけど)がプラスされたのですから、これ以上の贅沢はないんであります。材料さえあれば、毎朝食べて贅沢しております。
 ところで...。
 このオリーブ缶のシリーズは、たばこ代よりも安く売られております。
「夢の実現」などと大仰なことを言ったわりには、ずいぶんと安価で実現出来ちゃうんであります。そういう、ありがたい時代なんでありますね。





 内容量:300g(固形物130g)
 原材料名:オリーブ、水、食塩、サーモンペースト、調味料、酸化防止剤(ビタミンCなど)
 原産国:スペイン