全部記事を読まなくても、だいたいどのあたりが提供する記事かが、分ってきますが、それは一応のことであり、意外な記事も時たまあるので、一応目を通しておかねばなりません。
終戦宣言は米朝会談次第・・・・韓国の立場
案の定、韓国聯合ニュースの記事(ハンギョレほど挑発的ではない)
急きょ南北会談 正恩氏に焦り・・・・冷静でやや反北朝鮮
案の定、時事ドットコムの記事
習氏の野望砕く 米の貿易要求・・・・反中国の立場
案の定、産経新聞の記事
日本に長く住んでいると
いやそうでなくても(20~30年でも)、日本の報道機関の特徴なりが分ってきます。
いま気にしておかねばならないのは、米朝会談のことで、言うまでもなく「米朝怪談」ではありません(笑)。
- ボルトン補佐官の「リビア発言」が北朝鮮を怒らせたのか
- 金第1外務次官の「一方的核放棄要求なら会談再考」が米国を怒らせたのか
トランプが「シンガポール米朝会談(2018/06/12)中止」を言い始めました。
- アメリカは最初から「短期での核放棄」を求め
- 北朝鮮は「絶対に核放棄しない」
- しかも「これらに触れない」ままの北朝鮮と韓国の南北会談が2回もあったことから
仲介役の韓国に問題がありそうで、都合が悪くなれば米朝会談に丸投げし、都合のいいように北朝鮮には笑顔をみせアメリカにはヨイショするだけですね。
We were informed that the meeting was requested by North Korea, but that to us is totally irrelevant.
上記トランプから金正恩あての書簡にみられるように
北朝鮮が認めたことや提案してきたことに、ろくなものがありませんね。その裏に潜む企みを理解していないといけないようです。
しかしそれを全てそのまま受け取ってきたのが韓国の左翼政権で、これでは正しい「仲介役」とは言えないようです。
南北会談という同族同士の「仲好し会談」にアメリカがのってくると勘違いしていたのが北朝鮮らしいお粗末さです。
北朝鮮の「提案と豹変ぶり」の例を御覧ください。
- 日本の拉致問題:無視→調査する→委員会を閉鎖→解決済み
- 韓国の平昌五輪:北朝鮮が参加を提案→韓国が飛びつく→合同入場・ルールを突然変更して合同チーム結成という暴挙
- 米朝会談:北朝鮮が提案→アメリカが応じ→シンガポールで2018/06/12開催と決まる→北朝鮮の姿勢に問題あり→トランプが会談中止の書簡を送った
- 南北会談:少なくとも2回目の会談は(1回目もそうだろうと思いますが)トランプによる米朝会談中止発表のあと、金正恩の提案で実施されました。これも韓国の左翼政権なら言うことを聞くに違いないとみた金正恩の思い込みでしょうね。
これが現状であり、中止は取引上のテクニックで、会談が実行される・中止・延期かなど、まったく予想ができません。
私は
- シンガポールでの会談は中止になる
- 行なわれてもアメリカ側が席を立ち北朝鮮がアメリカのせいだと声明をだす
- うまくいけば延期になる(日や場所を変えるかも)
- 最善としては、会談は「形式的」に実施されるけれども、その後になって北朝鮮がごちゃごちゃと言い始め、無事引き延ばし策が功を奏し、中国との密貿易が盛んになり瀬取りも増えるはず
と見ています。
「中間選挙を半年後に控えた米国は会談を実施したいはず」という北朝鮮の想定(中国の入れ知恵か)がはずれたのでしょうか。
北朝鮮としては、中国の助言があってもなくても
対韓国では、思い通りにすべて進んだ
対米国では、思い通りに進まなかった
ただ、それだけの事でしょう。
さてさて、皆様はどう思われますか。