カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

マレーシア

2018年05月18日 15時22分04秒 | アジア

マレーシアでは、Newsweek(2018年5月16日)によると

2018/05/09投票の総選挙で元首相マハティール(92)の野党が勝ち、政権を担うことになり、さっそく政権が始動し始め

  • マレーシア国王がアンワル元副首相に恩赦を与えた
  • ナジブ前首相がインドネシアへの「短い休暇を過ごす」予定と取材されたので、当局が海外逃亡を想定して夫妻の出国禁止措置をとり、事実上の軟禁状態らしく、ナジブは近く汚職容疑で逮捕か
  • 2018/06/01から現行6%の消費税を廃止
  • 中国依存体質から脱却し、自国利益優先へ。

問題は

  • マハティールが92歳と高齢なこと。
  • マハティールは「私の首相在任は長くても2年」とし、アンワルを次の首相に想定しているらしい。  

中国依存体質からの脱却ですが、ナジブ(首相在任:2009-2018)統治の間に

  • 2014/03/08 北京行きマレーシア機失踪
  • 2016/07/12 オランダの仲裁裁判所がフィリピンの訴えを認定
  • 2017/02/13 マレーシアで金正男暗殺

などが起っており、これらの事件事故が中国寄りのナジブに関係しているのではないかと疑われております。

北朝鮮関係でも、金正男暗殺以降、ビザ免除制度が停止されています。

あり得ない事を言うようですが

もしもナジブ体制がもう少し早く終わっていたら、マレーシアの中国に対する姿勢が変わっていたにちがいなく、従ってASEAN全体で今でも政治的に中国を警戒していますから、これがもっと強くなっていたかも知れず、金正男事件は起っていなかったかも知れず、もし起ったとしても今とは相当変わっていたであろうと思われます。

さてさて、皆様はどう思われますか。


中国に関する醜聞 355

2018年05月18日 06時58分53秒 | アジア

ここでは「中国の醜聞」を集め、必要に応じて出典やリンクも用意しましたが、そんなに頻繁にリンクを確認できませんので、もしも「既にリンク切れ」となっていたらご容赦ください。


米、中国の表記強制に抗議=台湾めぐり「威嚇やめよ」時事ドットコム 2018/05/06-10:52 


米ホワイト・ハウスが

中国が「台湾を中国の一部と表示するよう米国などの航空会社に強制して、1ヶ月以内に改善されない場合、行政処分をする」という通知をしたことに対して

「全体主義的なばかげた行為だ。威嚇と抑圧をやめるよう求める」と抗議したようです。

5日のサンダース米大統領報道官の声明では

「米国企業や米国民に自国の政治的立場を押し付ける中国共産党の近年顕著な傾向」「検閲の輸出には抵抗しなければならない」としていました。


馬英九前総統に逆転有罪判決 懲役4カ月 機密漏えいなどで/台湾2018/05/15 


台湾の高裁で馬に有罪判決があり、馬は上告するようです。

電話傍受で把握した情報を当時の行政院長(首相)らに漏えいした疑いで起訴されました。

台湾では、中国に限りなく接近していた馬英九に代わり、2年前(2016/05/20)から蔡英文(さい えいぶん)が台湾総統になり、中国本土と一線を画するようになりました。 


今回の

  • 中国の「台湾表記強制」にアメリカが反発
  • 台湾前総統「馬英九の有罪判決」

が関係しているかといえば、私は朝鮮半島で現在の韓国の左翼政権が北朝鮮に限りなく接近しているほど「関係はしていない」、と考えております。

遠く回っているようですが、北朝鮮の本質が見え始めました。

というのは、南北会談(2018/04/27)では、一色好みの韓族らしさが全面にでただけで、近い将来の高すぎる壁が垣間見えたようだからです。

「韓族が一色好み」だなんて、これだけ対立しているのに、どこが「一色好み」なんだと韓族のみんなが同じように反論するのですが、「それこそが一色好み」なのでした(笑)。

北朝鮮にとって米朝会談(2018/06/12)の予備交渉がよっぽど思い通りに進んでいないのだろうと推察させます。

そこで北朝鮮は

米朝会談を前にして、金正恩などが3回も訪中し、そこで中国から「偽装の手法」が伝授されたとみえます。

案の定、北朝鮮は「米朝会談そのものをキャンセルさせることさえ匂わせる姿勢」に変わってきました。独裁国家同士の秘密のアッコちゃん会談です。

こう見てくると

焦点が表面上は米朝会談のように見えて、実は米中の駆け引きなんですね。

そういう意味で、台湾問題も米朝会談も、似ているのです。

さてさて、皆様はどう思われますか。