欧州各地、大雪で影響=独300便超欠航、仏では座礁も:時事 2017/12/11
英各地で大雪、交通機関混乱 空の便の欠航や遅れ相次ぐ:cnn 2017.12.11
まだ12月上旬ですが
ヨーロッパでは、そうとう冷えてきたようです。大雪が降って空や海の交通が麻痺しているようで、孤立集落が生じる恐れもあるとのことです。
これも温暖化の影響でしょうか、異常気象が続いています。
上記ではイギリスでの被害を伝えています。
地球の緯度ですが
- 日本が「北緯25度~45度」
- ヨーロッパが「北緯30度~70度」(仏や独では45度~55度)
と日本より北側にありますが、やや温暖だとされます。この根拠の1つとして海流が挙げられます。
ヨーロッパの緯度が高い割には気温が比較的おだやかなのは、ヨーロッパの西を、南から北へ流れる暖流が影響している、とこちらでは言っております。
つまり温暖化で夏の異常高温が続くと、暖流の温度が上昇して、北極海の氷を溶かし、その結果暖流の温度が低下し、ヨーロッパでは冬に寒冷化する、というのです。
夏の異常高温・冬の異常低温の原因は、温暖化でしょうか。
日本の場合も暖流が南から北へ流れていますが
ベーリング海峡が狭く、またその南にベーリング湾があるものの、アリューシャン列島があり、海流に関してはヨーロッパほど直接北極海に関係してはいないようで、海流に関する限り、日本では一方的な高温化が心配されています。
日本の気象庁の観測が始まって以来の記録としては
- 最高気温は2013年08月12日江川崎(高知県)の「41.0℃」
- 最低気温は1902年01月25日旭川(北海道)の「ー41.0℃」
と、覚えやすい束の間の「41℃」ですね。最低気温が100年前のことであり、しばらく更新されそうにありませんが、最高気温のほうは2000年前後からずっと更新されることが多いようですから、奇跡的にいま両方とも「41℃」ですが、高い方は近々更新されることでしょう。
カンブリアで大洪水:2009年11月22日
イギリスで観測史上最大級の大雨と大洪水が発生 6万戸が停電 テムズ川が氾濫 1766年以来の降水量:2014.02.14
イギリス北部で洪水 住宅浸水し軍が住民救助:NHK 2015年12月7日
カンブリア州は、今月3回目の洪水に見舞われ、多くの人が後片付けに追われる中、さらに悪天候の予報が出ています。:BBC 2015/12/24 NHKBS1
イギリスでの洪水が多いようです。
まぁそんなニュースばかりを集めたとも言えるでしょうが、それにしても南から北へ向かう暖流の影響を受けやすい地域ですから、温暖化に関係する何らかの影響があったと思われます。
日本でも様々な異常気象が観測されています。
そう言えば2016年台風10号は、最初西へ進み紀伊半島あたりに上陸かと思わせましたが、その後、南下し、反時計回りの動きを見せ、1951年に気象庁が統計を取り始めて初の「台風の東北への上陸(左上窓の右で台風10号を選んで下さい)」がありました。
昨年の冬から春にかけて「ラニーニャ現象」があったようですが、2017年の12月から2018年の1~2月にかけても寒い季節になると予想されています。
さてさて、皆様はどう思われますか。