朝鮮民主主義人民共和国、もう論外だ、と考える人が多いでしょうか。
- 「民主主義」や「人民」がどこにもない国に限って、国名に「民主主義」とか「人民」がつく、という大きな矛盾。
- 様々な国連決議を平気でやぶって核開発を続けたあげく、「非核路線を歩む」と発言するペテン体質。
ペテン体質? するって~ぇと、なにかい?
- 痩せた人が「ダイエット」という美しい言葉に憧れていて、いつか使ってみたいと考え、何を始めたかというと、ほかのことを犠牲にしてまで食べまくり、ようやく念願の肥満児になったのです。そしてついに夢にまで見た言葉を発します。「よし、ダイエットだ!」 ←もう遅いっちゅうの!
- ヤクザとは何の縁もないまじめな人生をおくる人がいて、唯一の趣味が「任侠映画」で憧れの言葉が「足を洗う」でした。ある時ついにその人は裏社会に入ることになり、念願かなって「ヤクザの正社員」になり、やっと次の言葉を発することができました。「ヤクザの世界から足を洗おう!」 ←もう遅いっちゅうの!
補足事項:「ちゅうの」
これは、ウスターソースとトンカツソースの間の粘度をもつソースの事ではありません。
↑ それは 「中濃(ちゅうのう)」 だっちゅうの!
♪ ウソばかり、平気で言える、その度胸 ♪
北朝鮮
表:非核路線を歩む 裏:核開発を続け国民は飢餓状態
中国
表:埋め立てはほぼ完了 裏:埋め立て続行
表:軍事拠点化しない 裏:着々と軍事拠点化を進める
まったく平気でウソをつき、裏表が多すぎるこの2国を信用する人は、それほど多いとは思いません。 ←かなり抑制気味ですね(笑)。
それでも私は、だまし国家・ペテン国家に幸あれと祈らずにはいられません。←うまくいくはずがない、と信じながら!
北朝鮮メディア、朴槿恵大統領を非難
北朝鮮の労働新聞は13日、論評員による長文の記事で、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領を非難した。朝鮮中央通信が同日、日本語の要約版を配信した。
文は「(朴槿恵は)『北が挑発を準備する』『挑発が予想される』として南朝鮮社会に極度の不安感を鼓吹している」と指摘。
さらに「朴槿恵は、狂った女のように奔走しながら『北の挑発』『北の核脅威』をけん伝すべきではなく、青瓦台に閉じこもって歴史の本を開いて自分の父をはじめとする歴代挑発者らの運命がどんなに悲惨であったのかを着実に勉強する方がよかろう」と強調した。・・・・・・
(朝鮮中央通信が報じた日本語要約文)・・・・・・
朴槿恵は、狂った女のように奔走しながら「北の挑発」「北の核脅威」をけん伝すべきではなく、青瓦台に閉じこもって歴史の本を開いて自分の父をはじめとする歴代挑発者らの運命がどんなに悲惨であったのかを着実に勉強する方がよかろう。:Daily NK 2016年10月14日
朝鮮中央通信の報道では
韓国の朴槿恵(パク・クネ)が「北の挑発」「北の核脅威」「安保危機」を連発して対決を叫んでいるとしますが、これは中国そっくり。
なぜ北朝鮮の表明が中国のそれと似ているか、もう言うまでもないことでしょう。・・・・・・と言いながら、何かを言おうとしていますね(笑)。
北朝鮮と中国の共通点として次が挙げられます。
- 「中国朝鮮省」状態だったこと。朝鮮半島は、いいも悪いも1000年以上も続いたこの影響を受けていないはずがないのです。
- 「一党独裁」であること。中国はほぼ共産党のみ、北朝鮮は朝鮮労働党のみで、共に支配者層に有利な「共産病」。失政があっても代わるべき政党がなく、国民が選択できない独裁政権なのでした。
- 「弾圧政権」であること。共産主義の行き着く先は、こういう状態なんでしょう。理想に燃えるのはけっこうなことですが、為政者の失政があっても、弾圧すれば、乗り越えられます。弾圧の手法により、中国と北朝鮮では若干の違いがありますが、誤差の範囲と考えるなら、これはひどすぎる抑圧・弾圧・言論の自由剥奪と言えます。
- 「だましあい社会」であること。かわいそうですが、国民は、巧みにうそをつかねば生きていけません。親兄弟であっても、どんな罠があるかも知れず、心を許すわけにはいかないのです。
- 「党を讃美」しなければなりません。これは強制であり、違反すると「強制労働」「農村での再教育」と言う名の理不尽な罰則がまっており、場合によっては拘束・逮捕・投獄・処刑となります。庶民は、いつ自分が拉致され粛正されるか分らないという不安に襲われながら、だましあいの社会を生きてゆくしかないのです。
- 「共産主義的な支配体制」であり、ここに儒教風味が加わります。北朝鮮は、100年以上前に崩壊したはずの朝鮮王朝(李氏朝鮮)と同じ支配制度をもっているようで、日本で言えば「徳川幕府の時代」が今でも続いており、時代錯誤もはなはだしいと言わざるを得ません。中国も、共産主義の師匠であるソ連が既に崩壊しており、あれほど口汚くののしっていたソ連の終末期そっくりの経済開放を進めていますが、共産主義による広大な地域の統率に無理があり、いくつかに分割されて初めて「まとも」な国家になることでしょう。いまのままでは相当危ないと言えます。
- 「漁船員の暴力性」が似ていること。漁船員は、中国であれ北朝鮮であれ、違法操業を摘発されたときには、徹底的に暴力で対抗しなければなりません。中国漁船は韓国の警備艇と死者を出す暴力ざたになり、中国漁船は北朝鮮警備艇に徹底的にやられます。一方で北朝鮮漁船はロシアに拿捕されます。こんな程度であることを理解しておきたいものです。
- 「不安定国家」ですね。両国は、国としての体(たい)をなしておらず、いつまでもつかわかりません。これは「弾圧」にも関係しますが、弾圧すればするほど、不安定になるということです。
- 「看板の憲法」をもっていること。「看板のピン」という落語がありますが、中国も北朝鮮も、法治国家からほど遠く、「信教の自由を保障」する憲法があるらしいけれども、これは「ニセの憲法」であり、実際にはいっさい「邪教」が認められていないようです。まぁ不思議ではないのでしょう、とにかくペテン国家ですから。
- 「一揆」と言う名のクーデターか革命か暴動が起ってもやむを得ない状況です。松下幸之助が生きていたら「徳川時代だったら、一揆が起っているのではないか」と言うことでしょう。とはいえ税金について幸之助が述べていたことで、政治制度のことではありませんが。〔その1 その2 その3〕
切りがないので、このあたりでいいでしょうか(笑)。
「能ある鷹は爪を隠す」程度では簡単に見破られてしまうため、必要以上にバカなフリをしなければならない。これが、いわゆる「韜晦(とうかい)の術」と言えよう。この手の話は、『三国志演義』によく出てくる。:P.203 黄文雄「儒禍 中国2000年の呪縛」2014年9月20日初版第1刷発行 光文社
「必要以上にバカなフリをしなければならない」は、たしか中国のことを述べていますが、私は北朝鮮にも言えることだと思います。
「能ある爪は鷹を隠す」いや失礼、そんな巨大な「爪」はありませんね。日本にある諺「能ある鷹は爪を隠す」というのは、こうしてみれば、まだマシな段階のことを指しているのでしょう。日本でも中には「バカなフリ」をして出世する人もいるでしょうが、中国・北朝鮮ほど大勢とは思いません。
徹底的に「バカのふりをしなければならない」中国社会が、私たちには陰湿すぎると映るのでしょうか。
私の意見ですが、バカはバカのままでいいし、賢そうに見えて実はバカなのがいてもいいし、極めてまれなことですがバカでない人がいてもいいし、と思うのです。
自分よりも賢い人がいたということを知っているだけで『尊大』になる危険が減少する、と思うのですが(笑)。
金正恩氏が「史上最悪」水害被災地に行けないワケ
北朝鮮でいままで一番ひどい自然災害が起っても、そしていくら演出とはいえ、金正恩が災害地へ行けないのはなぜか。
これは原典をあたらなくても、もう分るでしょう。そうです、暗殺を恐れているからです。
いつなんどき、自分がねらわれるかも知れないという恐怖心は、普段から自分がいかに残虐なことをしているかの裏返し、とみていいでしょう。
その時には従順に金儲けのチャンスをうかがい、独裁者がいなくなってから反撃するのは、韓国の例をみればよく分りますから、同族である北朝鮮がそうではないとする理由はどこにもありません。金王朝が続くかぎり、北朝鮮庶民は恐怖におののくだけで、反発などできないのです。反発できないような社会体制が儒教的弾圧なのでしょうか。
北朝鮮兵士か、中国で民家襲い当局と銃撃戦
北朝鮮との国境に近い中国・吉林省で北朝鮮の兵士とみられる5人が相次いで民家を襲い、中国の治安当局と銃撃戦となりました。
韓国の聯合ニュースによりますと、中国・吉林省の中朝国境沿いの農村で23日夜、北朝鮮の兵士とみられる5人が民家に強盗に入り、17キロ離れた農村でも住民を脅して金品を強奪したということです。その後、28日朝、5人と中国の治安当局との間で銃撃戦となり、2人が拘束されましたが、残りの3人が現場から逃走したということです。:〔TBS系(JNN) 2016年7月29日〕←リンク切れ
詳細は明らかではありませんが、近年の北朝鮮の暴走に対して中国がしぶしぶ国連制裁に加わったことなどへの反感が北朝鮮にあると思われます。
北朝鮮兵士としては、中国の北朝鮮国境沿いに住む韓族たちが中国共産党に虐げられていると言いたいのでしょうが、襲った民家が韓族だったのか漢族だったのか分らないところをみると、単なる中国共産党に対する腹いせだったのでは、とも考えられます。
金正恩氏がキリスト教を弾圧する理由…「十字架」に隠された秘密
北朝鮮の憲法(朝鮮民主主義人民共和国社会主義憲法)は、宗教の自由を保障しているが、実際は一切認めておらず、激しい弾圧を加えている。とりわけ、布教活動に熱心なキリスト教は「禁教」として弾圧の対象となってきた。・・・・・・
分断される以前の北朝鮮は、韓国よりキリスト教が盛んであり、平壌(ピョンヤン)は「東洋のエルサレム」と呼ばれていたほどだった。彼の父親が通っていた学校も、キリスト教系の学校だった。金日成氏自身も、キリスト教の影響を強く受けていたとの証言もある。:〔高英起 2016年7月22日〕
独裁色が強くなってから、一転してキリスト教徒を弾圧し始めたのでしょう。
日本では、江戸時代の少し前からキリシタン弾圧があったけれども、今ではまったく弾圧などありません。なのに日本ではキリスト教という一神教がそれほど流行らないのです。この宗教は、弾圧すればするほど受難精神でより堅固な信仰になるのでしょうか(笑)。
雑多な北朝鮮情報を集めてみましたが、国民が食べる物にさえ困っているというのに、ミサイル実験・核開発などに大金を注いでいます。
さらに洪水という自然災害に遭遇して庶民は息絶え絶えのようで、普段は国連の決議に従わないまま、こういったときには国際社会が北朝鮮に対して人道的に食糧援助するのが当然だと考える頭脳。よくぞ言えると、もう呆れてしまいますね。
さてさて、皆様はどう思われますか。一方的でしたか?