本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。
ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。
誰が見ても強引に過ぎ、各国の意向に反したまま強行されたものとして挙げられる2つがありますね。
- 中国の南沙諸島の埋め立て強行
- ロシアのクリミア半島併合強行
仲裁裁判所による判断(2016/07/12)でも
中国の主張が全面的に却下されたのですが、無法国家「中国」は裁判に参加せず、判決を「紙クズ」と豪語する始末。
もう世界各国がこの法律無視の中国を制裁するしかない、といった状況です。
中国を激しく非難 防衛白書、海洋進出は「高圧的」
政府が中旬にもまとめる今年の防衛白書の内容が判明しました。中国の海洋進出を「高圧的とも言える対応を継続している」などと激しく非難しています。
ANNが入手した白書では、中国による南シナ海での岩礁埋め立てについて、「急速かつ大規模な活動を強行」としたうえで、国際社会の懸念を記し、激しく非難しています。また、沖縄の普天間基地移設問題については、「十分に時間をかけて県からの意見などを聴取・反映する手続きを進めてきた」と政府の対応の正当性を強調しています。さらに、北朝鮮については、潜水艦からの弾道ミサイルの試験発射などを挙げ、「重大な不安定要因」と警戒感を示しています。:テレビ朝日系(ANN) 2015年7月2日
少し古い1年ほど前の記事ですが、それでも遅すぎた感があります。中国の高圧的な埋め立てを厳しく批判するのは、当然で、誰もが認めてきたことです。
国営メディアである人民日報による新鋭巡視船の紹介内容が“国際的スタンダード"とは全く乖離した、以下のような“中国独特"な説明となっているからである。
「軍艦構造の船体である中国の新鋭1万2000トンクラス海警巡視船は、2万トンを超える船舶へ体当りするパワーを持っており、9000トン以下の船舶との衝突では自らはダメージを受けないようになっている。そして、5000トンクラスの船舶に衝突した場合は、相手を破壊して海底の藻屑としてしまうことができる」
中国以外の“普通の国"であるならば、巡視船や軍艦を紹介する場合には、船体の寸法やエンジン性能、それに搭載武器などを列挙することになる。にもかかわらず、中国当局は新鋭巡視船の性能を「どのくらいの船を体当りして沈められるか」によって誇示している。これには、さすがのアメリカ海軍関係者たちも度肝を抜かれてしまったのだ。:JBpress 2015年8月6日
人民日報が
自国船の「体当たり」機能を豪語していますが、これは世界のどの国にも見られません。
普通の感覚では、自慢するようでは大した「体当たり」機能ではなく、「威嚇しているだけ」と言えますね。人権無視・暴力肯定の中国共産党らしいところです。
それにしても2010年に中国漁船が日本の巡視船へ「体当たり」した事件を思い出させる記述です。
やはり「体当たり」は中国の得意わざなんでしょうか。
とはいえ、中国内蒙古自治区〔内モンゴル〕出身の力士「蒼国来(そうこくらい)」が必ずしも「体当たり」を得意とはしていないようですが(笑)。
体当たりを試みた中国漁船を撃沈 アルゼンチンの沿岸警備隊(動画)
アルゼンチン海軍は3月15日、「違法操業中の中国漁船を撃沈した」と発表、動画を公開した。声明文で「問題の船は、沿岸警備隊の巡視艇と衝突しようとした。:The Huffington Post 2016年03月16日 12時08分
アルゼンチンの沿岸警備隊も、中国漁船の体当たりに我慢できず、撃沈したようです。
例によって中国は、まだ事情が分らない段階で「違法行為はなかった」と豪語しますが、そんな国内向けプロパガンダなど誰も信用しません。報道弾圧があって初めて可能な宣伝行為なのです。
アルゼンチンの過去を理解してはいませんが、親米路線が破綻した後、左派政権が続き親中国路線だったようですが、またまた経済破綻し、今ではマクリ大統領のもと、再び親米路線に近くなったので、やっと違法中国漁船を撃退できたのでしょうか。
この事件の後
- 予想通りですが、中国政府はアルゼンチンに「乗組員の安全確保や類似の事案再発防止を要求」しました。
- しかし、そうではなく、まず中国共産党政府は、「自国漁船による違法行為の再発防止が先決」ではないでしょうか。遠くアルゼンチン沖へでかけて違法操業する自国の漁船を取り締まれないのが、中国共産党の致命的な弱点であり、もう国としての体(たい)をなしていません。
自らを律することなく、ただ「権利」だけを主張する小学校高学年か中学生のような中国共産党の要求が、そもそも本質的に間違っている、という印象でした。
国内で弾圧をする代償として、「中国共産党に逆らいさえしなければ外国からこうやって守ってやる」、という国内向けだけの異様な姿勢を示し続けていると、やがて国内と国外の両方で破綻することになるでしょう。
もう破綻しかけていますが・・・・・・
昨今南シナ海で頻発している中国海警など法執行機関公船によるフィリピンやベトナムの漁船や公船に対するインターセプトでは、中国船艇による「体当たり戦法」が多用されている。実際に沈没させられた船もある。また、海警巡視船ではなく、中国軍艦ですらアメリカ軍艦に対して体当たりを実施しようとした事例もあるし、人民解放軍幹部なども「体当たり」を口にすることが少なくない。そして、民間漁船ですら日本海上保安庁巡視船に体当たりを敢行したこともある。
インターセプトの際に体当たりをすることは珍しくはないが、中国の「体当たり戦法」は船を衝突させて相手船を破壊あるいは沈めてしまうことを意味している。そのため、米海軍作戦家たちの間では以下のような声が上がっている。
「中国ではサラミス海戦(紀元前450年、ギリシア連合軍艦隊とアケメネス朝ペルシア軍艦隊の大海戦。当時は敵船に衝突して沈める戦法が取られた)の海軍戦術がごく普通のものとして認識されている。よって南シナ海で作戦行動をする米海軍の司令部や艦長は、巡視船による体当たりインターセプトを想定しなければならない」
「我々は自艦を敵から自衛する権利があるだけでなく、海軍将校としてはそれは義務である。しかし、通常は敵の発砲やミサイル攻撃に対しての対処が想定されているわけであり、体当たりに対しては回避して逃げるしか対処法はないのか?」:JBpress 2015年8月6日
何とか相手方に「先制攻撃」をさせ、正当防衛による攻撃が可能になるように試みますが、そこに「体当たり」という手法を交えて、相手方の「先制攻撃」を誘導しようとします。
体当たりそのものが先制攻撃だとも考えられます。というのは、「漁船」とはいえ、多くの人があやしい中国漁船とみなしており、中国人民解放軍が乗り込んでいる「偽装漁船」の疑いがあるからです。ただしこれを取材で実証することは困難なようですから、外部から判断するしかありません。
法的に厳密な軍船・軍艦よりも巨大な巡視艇・巡視船で体当たりしてくる事態を想定しなければなりません。中国が公船を「巨大化」させる意図が、ここにあります。
都合のいいときには法を根拠として相手を非難し、都合が悪ければいつでも法を無視する独裁国家「中国」の「体当たり」戦術には、どういう意味があり、それにどう対応すればいいのでしょうか。
さてさて、皆様はどう思われますか。