あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

野中・畑田対談/戦争を知らない私たち

2008年12月27日 | 日々の活動


「日本平和委員会」の「平和新聞」(12月25日・1月5日合併の09年新春特別号)で、野中広務さんと畑田重夫さんが対談しています。

野中さんは小渕内閣時代の内閣官房長官で、元自民党幹事長の83歳。

畑田さんは日本平和委員会代表理事で85歳。1987・91年の東京都知事選挙に共産党推薦で立候補した国際政治学者です。

戦前、京都府の旧制園部中学校(現園部高)でいっしょに学んだ仲だそうです。

野中さんは、小泉内閣時、「こんな内閣と同じ時代にバッジを付けていたら後世恥ずかしい」と5年前に政界を引退したんだそうです。

若い人たちへのメッセージを、との畑田さんの求めに応じ、野中さんは、「…政治家たちが、過去の歴史認識が完全に欠落したまま、再び誤った道に走っていこうとしています。それにブレーキをかけてくださるのが、平和新聞の読者のような人たちであると思います。…この国をもう一度蘇らせて平和を探求する国にすることが、戦争で死ななかった我々の残された最後の仕事じゃないかと思っております」と答えています。

日本の軍隊である自衛隊内で、過去の日本の戦争を誤ったものとして「反省」していては意気高く出兵できない、などという風潮をつくり出そうとする人物が要職についたり、なによりその土壌をつくる政治家がいるいま、戦争を知らない私たちの世代の役割もきわめて重大だと私は思います。