あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

「生活習慣病」/オニユリとヤマユリ

2007年08月02日 | 日々の活動
病気の要因は、生活習慣だけでなく、労働や生活、自然も含めた社会環境にもあると見るのは自然の見方だと思います。
「生活習慣病」という言い方は、病気は不健康な生活習慣によるものだ、と受け取れ、ずいぶんかたよった考えを助長するように思えます。
生活習慣が病気の発症、進行に関与することは間違いないでしょうが、この視点だけでは「健康なまちづくり」、「健康な職場づくり」にはつながらないと思います。

1996年に当時の厚生省が、加齢とともに必然的に病気になると誤解される「成人病」という言い方から、「生活習慣病」という行政用語に変えたのも、個々人の疾病責任を鮮明にして、「健康は自己責任」という考えを徹底することにありました。

これが「医療費抑制策」とこれに基づく「医療改革」と一体となっていることを見ないとなりません。こんなこともつらつらと日々考えています。



病院の職員駐車場がある山の斜面にはオニユリ、



病院の裏山の向こうにはヤマユリが咲いています。