私は３週間に一回髪を切っていますが
１０年位前から
会社から徒歩2～3分の所になる1000円カットに行っています。
1000円カットと言っても
今は1150円に値上がりしましたが・・
まぁしかしこの1000円カットは私にとっては有難いです。
待ち時間もほとんど無いし
切る時間も短く
良い事だらけです。
若い頃はわざわざパーマをかけたりなんかしてましたが
今にして思うと
なんであんな面倒な事をしたんだろう
なんて思いますね。
で
私が行ってるその1000カット
スタッフは３人です
その内二人は店が出来た時から固定していますが
３人目は時々入れ替わります。
私が髪を切ってもらうのは
主に古株二人です。
一人は私より１歳年下で
私は勝手に大将
って呼んでます。
もう一人は私より７～８歳下で
こっちはお兄ちゃん
って呼んでます。
で
先日行った時に
私とお兄ちゃんとの会話です。
私 「大将は辞めたの？」
お兄ちゃん 「多分」
私 「あぁそう死んだの？」
お兄ちゃん 「多分」
私 「多分って・・確認してないの」
お兄ちゃん 「連絡が来なくなったから多分もう死んでます」
まぁこの話に
今の時代が詰まってますよね。
実は
この大将は
去年の夏に大腸がんが見つかって
ステージ4だったそうです。
で
肝臓にも肺にも転移していて
手術は出来ない
そう言われたそうです。
それ以来
私は大将に髪を切ってもらう度に
その後どうなの？
って聞きましたが
先月まで
返って来る言葉は
“まだ先生には死ぬって言われて無いから大丈夫じゃないかな？”
って他人のようにつぶやいていました。
で
今回行ったら
本人の使ってたて椅子が片付いてので
先ほどの私とお兄ちゃんの会話になった訳です。
この大将は
結婚経験が無くて
アパートで独り暮らしでした。
お兄ちゃんとは10年間も毎日一緒に仕事をして
お互い仲が良かったのに
突然連絡も無く欠勤したので
もう死んだ
そう思って
持ち物を片づけた訳です。
普通であれば
同僚が孤独死してる可能性が高いと思えば
アパートに訪ねて行きそうな物ですが
今の時代は必ずしもそうはならない
って訳です。
まぁしかしそれが悪い
とも言えませんね
亡くなったら
もうこれからは付き合う事も無い訳ですから
面倒な事はしたくない
自然な事かも知れません。
ただ
そんな方達にお願いしたいのですが
できれば
せめて不動産屋には連絡して欲しいですね。
亡くなって間も無ければ
ご遺体の処理も簡単ですが
腐敗が進むと
本当に大変なんです。
身内の付き合いの無い方は
せめて
職場に不動産屋の連絡先位は教えておく
これを習慣づけたい物です。
大量孤独死時代
もう到来です。
