先日生まれて初めて耳鼻科に行ったのですが
先生はとても若くて感じの良い方でした。
で私は早速自分の症状から説明しました
最近耳が遠くなったようで
人の話が聞き取れない事が多くなりました。
と
すると
先生が
そうですか・・で補聴器は考えてますか?
と尋ねましたので
私は
いえまだ補聴器はまだ大丈夫です
と答えました
すると先生は
少しがっかりした表情でしたが
作り笑顔で
では検査しますか?
って聞いてきましたので
私は是非お願いします
と言って検査室に入りました。
で
検査が終わって
一旦待合室で待ってると
“かわばたさ~~ん”
と呼び出されてまた診察室に入りました。
すると先生は
深刻そうな顔をして
“う~ん大分難聴が進行してますね”
と言いました。
まぁ自覚症状があって来てる訳ですからね
ここまでは想定通りの話なんですが
私が期待してたのは
姉から聞いた耳垢
これを取れば聞こえるようになるのか?
って事ですから
ずばり言いました
耳垢を取ってもらえませんか?
と
すると先生は
耳の中は綺麗ですから
耳垢を取る必要もありません
まぁ嬉しいような悲しいような・・
で
また聞きました
何か治療法はありますか?
と
すると先生はニコニコしながら
ありません
とズバリ
で
私がその言葉に失望した顔をしたのを見て
補聴器にしますか?
って聞きました。
私が
それほど深刻ですか?
って聞くと
高度難聴ですからね
って
で続けて
川端さん多分今の私の話も良く聞き取れて無いと思うのですよ
って言われました
でも残念ながら私は先生の話しは良く聞こえています。
ただ口ごたえするのも何ですから
補聴器の話しは帰ってまた検討します
とだけ言いました。
まぁ日本人の断り文句ですよね。
相手を傷つけずに従わない
和を尊ぶ日本人には大変便利な言葉です。
で帰ろうとすると
また先生が言いました
補聴器を検討した方が良いですよ
って
で私は心でつぶやいた訳です。
この先生
私の言葉聞こえてないかも
と
まぁこれは冗談ですが
実は私達人間は
いくら耳が良くても
それだけでは聞こえません
言葉を脳に伝えて
始めて認識するのです
ですから
今回の先生のように
補聴器の事ばかり考えてると
どうしてもこちらの話が脳まで伝わらないのです。
これは私達日頃の生活でも良く目にします
いくらこちらが一生懸命話しても
返事が咬みあわない
そんな事は良くあります。
それは
相手が考えてる事と
こちらが考えてる事
これが違うからそうなる訳です。
聴力の問題ではありません。
で
加齢で聴力が落ちて
考えてる事も違う
って事になるとどうなるか?
先日ゴルフが終わってから昼食での仲間たちの会話です。
Aさん 今日のBさんの3番のティーショット良かったね
Bさん 孫が二人ともコロナに感染して今我が家は大騒ぎですよ。
Aさん Bさんもしかしてドライバー変えた?
Bさん 何でインフルエンザでも学校閉鎖なのにコロナでそうしないんでしょうね?
Aさん 私も今ドライバーを変えたいと思ってるんですよ
ってまぁこんな感じの咬みあわない会話が延々と続きました
アクリル板で仕切ってしかもマスクで高齢者同士が話すと
ここまで話が咬み合わなくなるんです。
が
それで何も問題はありません。
ゴルフの昼休みの会話なんで
お互い話すのが目的であって
聞くのが目的ではありません。
ですから
咬みあわなくても
しゃべった者勝ちなんです。
まぁそんな訳です
社員の皆さん
私と話が咬みあわなくても
仕事に支障が無ければ
流してくださいね。
なんせ
高度難聴ですから・・
これからは
これを堂々と晒して
楽しく生きる事にしました。