5月の展覧会・ギャラリーetc

飛び石ながらもGWに入りましたが、如何お過ごしでしょうか。5月中に見たい展覧会をリストアップしてみました。

展覧会

・「ピカソの陶芸」 埼玉県立近代美術館(~5/18)
・「中村一美展」 国立新美術館(~5/19)
・「魅惑のニッポン木版画」 横浜美術館(~5/25)
・「華麗なる貴族コレクション展」 Bunkamura ザ・ミュージアム(~5/25)
・「映画をめぐる美術 マルセル・ブロータースから始める」 東京国立近代美術館(~6/1)
・「東京・ソウル・台北・長春ー官展にみる近代美術」 府中市美術館(5/14~6/8)
・「イメージの力ー国立民族学博物館コレクションにさぐる」 国立新美術館(~6/9)
・「法隆寺ー祈りとかたち」 東京藝術大学大学美術館(~6/22)
・「江戸絵画の真髄ー秘蔵の若冲、蕭白、応挙、呉春の名品、初公開」 東京富士美術館(~6/29)
・「幸福はぼくを見つけてくれるかな? 石川コレクション(岡山)からの10作家」 東京オペラシティアートギャラリー(~6/29)
・「寺崎広業展ー明治の谷文晁とよばれた男」 佐野市立吉澤記念美術館(~6/29)
・「島根県立石見美術館所蔵 水彩画家・大下藤次郎」 千葉市美術館(5/20~6/29)
・「再発見 歌麿 深川の雪」 岡田美術館(~6/30)
・「超絶技巧!明治工芸の粋 村田コレクション一挙公開」 三井記念美術館(~7/13)
・「佐藤時啓 光ー呼吸」 東京都写真美術館(5/13~7/13)
・「クールな男とおしゃれな女ー絵の中のよそおい」 山種美術館(5/17~7/13)
・「ジャン・フォートリエ展」 東京ステーションギャラリー(5/24~7/13)

ギャラリー

・「イグノア・ユア・パースペクティブ 24」 児玉画廊東京(4/19~5/24)
・「椿会展2014 初心」 資生堂ギャラリー(4/10~5/25)

*後日、追加します。

さてまずは5月スタートの展覧会。心なしか中盤以降に始まるものが多いかもしれません。うち私が特に楽しみなのがステーションギャラリー。フォートリエの展覧会です。

「Jean Fautrier: 1898-1964/Harvard Art Museum」

「ジャン・フォートリエ展」@東京ステーションギャラリー(5/24~7/13)

フランスの抽象美術の先駆的存在(Wikiより)とも言われるフォートリエ。その独特の人間への眼差し。これまでにもブリヂストン美術館で何度か作品を見たことはありましたが、回顧展に接したことはなかった。それもそのはず、日本で初めての回顧展です。作品は約90点。有名な「人質」シリーズからも10点ほどが出品されます。ここは大いに期待したいと思います。

美しいチラシも目を引きます。千葉市美術館で「水彩画家・大下藤次郎」展が開催されます。



「島根県立石見美術館所蔵 水彩画家・大下藤次郎」@千葉市美術館(5/20~6/29)

近代日本の水彩のパイオニア(同館サイトより)と称された大下藤次郎。生まれは東京ながらも、千葉は上総の地を旅している間に日本の風景を見出した。彼の見た明治の日本の原風景。何となしに巴水も連想させます。また趣き深いものがあるのではないでしょうか。

「光琳を慕う 中村芳中」 千葉市美術館(はろるど)

なお千葉市美では現在「中村芳中」展も開催中です。現在は既に作品が入れ替わっての後期展示中。なにせ会期が短く、5/6で終了です。また再度出かけるつもりです。

さて同じく千葉からは少し南に目を向けて市原へ。「いちはらアート×ミックス」が佳境を迎えました。

「美術手帖増刊 いちはらアート×ミックス ガイドブック/美術出版社」

「中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス」(~5/11)

市原を舞台にした初めての芸術祭の試み。既に始まってから1ヶ月半を経過しています。その割には評判をあまり聞きませんが、ともかくもようやく都合が付きました。GW中に日帰りで行ってきます。

栃木は佐野の吉澤記念美術館で「寺崎広業展」が開催されます。



「寺崎広業展ー明治の谷文晁とよばれた男」@佐野市立吉澤記念美術館(~6/29)

幕末の秋田に生まれ、四条派を学びつつ、後には近代日本画壇の重鎮にまでなった寺崎。最盛期には画塾に300名もの門弟が集まったそうです。しかしながらどうでしょうか。今、その名を聞くことはあまりにも少ない。再評価ということかもしれません。同館所蔵する寺崎の作品が初めて一堂に公開されます。

私の佐野の吉澤美術館の思い出といえば5年前です。若冲の「菜蟲譜」が展示された際に見に行ったことがあります。それ以来はすっかりご無沙汰。うまくタイミングがとれるか分かりませんが、何とかまた出かけたいものです。(ちなみに菜蟲譜は現在修復中です。今年11月以降に公開されます。)

東博で開催中の「キトラ古墳壁画展」が大変な盛況となっています。



「キトラ古墳壁画」@東京国立博物館(4/22~5/18)

会場が本館の特別5室と狭いこともあるのでしょうか。初日から入場規制がかかるほどの人気ぶり。休日の昼間に至っては最大80分余の待ち時間が発生しています。なお混雑に関してはツイッターの公式アカウント(@kitora2014)が有用です。リアルタイムで入場規制の情報を発信しています。実は私も行きそびれていますが、比較的狙い目なのは平日の夕方、閉館前だそうです。これからお出かけの皆さん、まずは(@kitora2014)で状況をご確認下さい。

それでは5月もどうぞ宜しくお願いします。
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