スクロヴァチェフスキの任期が1年延長

読売日本交響楽団の常任指揮者を務めるスタニスラフ・スクロヴァチェフスキの任期が1年延長され、2010年の3月まで在任することが決まったそうです。



指揮者スクロバチェフスキ氏の任期1年延長、読響が発表(読売新聞)
スクロヴァチェフスキ氏 任期延長のお知らせ(読響HP)

まさしく今日もサントリーホールでブル5を披露したスクロヴァチェフスキですが、この決定はファンにとって大いに歓迎されるところではないでしょうか。スクロヴァチェフスキはブルックナーはもちろん、私はむしろそれ以外のレパートリーの方に更なる面白さを見出しますが、チクルス的に進む読響とのブルックナーの他、彼の得意とする現代音楽、またはショスタコーヴィチなどでも斬新な名演が期待出来そうです。

以下、既に発表されているスクロヴァチェフスキのコンサートを抜き出してみました。

2008年9月

第474回定期(10日) 
ブラームス:交響曲第3番
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ショスタコーヴィッチ:交響曲第1番

第506回名曲(22日)
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
ブルックナー:交響曲第0番

第153回芸劇名曲(16日)
シューマン:交響曲第2番
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」

第103回芸劇マチネー(21日)
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 
ブルックナー:交響曲第0番

みなとみらいホリデー名曲(15日)
シューマン:交響曲第2番
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」

2009年3月

第480回定期(16日)
ベートーヴェン:荘厳ミサ曲「ミサ・ソレムニス」

第512回名曲(9日)
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
ブルックナー:交響曲第1番

第159回芸劇名曲(21日)
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ
スクロヴァチェフスキ:読売日響・ミネソタ管ほかの共同委嘱作品(日本初演)
ブラームス:交響曲第4番
 
第109回芸劇マチネー(8日)
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
ブルックナー:交響曲第1番

みなとみらいホリデー名曲(22日)
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ
スクロヴァチェフスキ:読売日響・ミネソタ管ほかの共同委嘱作品(日本初演)
ブラームス:交響曲第4番

直近では、9月のサントリー定期が面白いのではないでしょうか。昨年に同コンビによる10番を聴きましたが、響きの純度の高い、彼らしからぬ怜悧な演奏に仕上がっていました。まだチケットも全種あるようなので、これは是非聴いてきたいです。

「ブルックナー:交響曲第5番/スクロヴァチェフスキ/BMG JAPAN」

全く年齢を感じさせない、エネルギッシュなその指揮を同時代で楽しめることは本当に幸せなことです。ますますのご活躍をお祈りしたいと思います。
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