goo blog サービス終了のお知らせ 

「源馬菜穂ーCONTACT」 LIXILギャラリー

LIXILギャラリー
「源馬菜穂ーCONTACT」 
1/31-2/25



LIXILギャラリーで開催中の源馬菜穂個展、「CONTACT」を見て来ました。

1985年に長野で生まれた作家、源馬菜穂。2009年にはトーキョーワンダーウォール賞を受賞。名古屋、岐阜の他、東京などで個展を重ねてきました。

リクシルのスペースでは初めての展示です。作品は17点のペインティング。水彩に油彩、またサイズも様々。それらが余白で満たされた会場を囲んでいます。



さてまず印象的なのは色。7色にも染まるパステルカラーです。水彩、油彩とも、薄く伸ばされた絵具がモチーフを象る。いわゆる心象風景でしょうか。海辺、高台、そして広い草地。しかしながら場所は特定出来ません。



ストロークも独特です。「一筆書き」との解説もありましたが、時に指でなぞるかのような面を開く。大きく横に流れては収斂し、また下から上へ、緩やかに回転するかのように靡く。そして線も面も断片的。一見、大きく掴み取るような筆致も目を凝らすと切れている。それらがざわざわと集まる。風を受けては揺れる草。全般的に動きが感じられます。

また面白いのは風景の中にほぼ必ず一人の人間が描かれていることです。しかもその多くは画面の中心、何も持たないでたた佇んでいます。そして足元からは長く細い影が伸びている。その影に妙に惹かれる。思わず自分をその場所に重ねあわせてしまう。絵の中に入り込む。そうした気分もさせられます。



かつてはモノクロの作品を手がけていたのだそうです。作風の変化。その辺も気になりました。

2月25日まで開催されています。

「源馬菜穂ーCONTACT」 LIXILギャラリー
会期:1月31日(金)~2月25日(火)
休廊:水曜日、2月23日。
時間:10:00~18:00
住所:中央区京橋3-6-18 LIXIL:GINZA2階
交通:東京メトロ銀座線京橋駅より徒歩1分、東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅7番出口より徒歩3分、都営浅草線宝町駅より徒歩3分、JR線有楽町駅より徒歩7分。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 「さわひらき... 2月22日(土)... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。