都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
『オラファー・エリアソン展 相互に繋がりあう瞬間が協和する周期』 麻布台ヒルズギャラリー
麻布台ヒルズギャラリー
『オラファー・エリアソン展 相互に繋がりあう瞬間が協和する周期』
2023/11/24〜2024/3/31

オラファー・エリアソン『蛍の生物圏(マグマの流星)』 2023年
アイスランド系デンマーク人のアーティスト、オラファー・エリアソンの個展が、麻布台ヒルズギャラリーにて開かれています。

オラファー・エリアソン『相互に繋がりあう瞬間が協和する周期』 2023年 *麻布台ヒルズ森JPタワーオフィスロビーに展示
これは今年11月に東京・虎ノ門に開業した麻布台ヒルズにあわせ、エリアソンが設置したパブリックアート『相互に繋がりあう瞬間が協和する周期』で取り組んだ主題を軸に、新作のインスタレーションなどを公開しているもので、加えて水彩絵具やドローイングなども展示されていました。

オラファー・エリアソン『瞬間の家』 2010年
今回のメインとなるインスタレーションとは、暗がりの空間に広がる『瞬間の家』で、第12回ベネチア・ビエンナーレにて2010年に発表された作品を再構成した作品でした。

オラファー・エリアソン『瞬間の家』 2010年
ここでは全長20mを超える空間の中、天井からホースによって水が回転するように撒き散らされていて、ストロボの強い光によって照らされ、抽象的な彫刻として浮かび上がっていました。

オラファー・エリアソン『終わりなき研究』 2005年
こうした大掛かりなインスタレーションの一方、アナログとも呼べるような機構で動くのが『終わりなき研究』とする日本初公開の作品でした。

オラファー・エリアソン『終わりなき研究』 2005年
これは振り子を用いて幾何学像を生成する機械、ハーモノグラフを用いたもので、振り子の回転運動によってアームの接続されたペンが動き、円を描くように運動のリズムを記録するように作られていました。
そして振り子の角度や力の入れ具合により、リズムのパターンはさまざまなため、常に異なったイメージが生み出されていて、実際に作品を操作することも可能でした。*体験付チケットの購入が必要。

右手前:『オラファー・エリアソン『ダブル・スパイラル』 2001年
このほか吊り彫刻シリーズのひとつである『蛍の生物圏(マグマの流星)』や、スチール製のチューブが二重らせんの形をした円形構造状に巻かれている『ダブル・スパイラル』なども見どころだったかもしれません。

またベルリンに設立された「スタジオ・オラファー・エリアソン キッチン(SOE)」とコラボレーションした「THE KITCHEN」といった食とのコラボレーションも興味深く思えました。
世界初公開作品や食との新たなコラボも!麻布台ヒルズギャラリーで開催中の『オラファー・エリアソン展』|Pen Online
3月31日まで開催されています。
『オラファー・エリアソン展 相互に繋がりあう瞬間が協和する周期』 麻布台ヒルズギャラリー(@ah__gallery)
会期:2023年11月24日(金)〜2024年3月31日(日)
休館:1月1日。
時間:月/水/木/日 10:00〜19:00、火 10:00〜17:00、金/土/祝前日 10:00〜20:00
料金:一般1800円、高校・専門・大学生1200円、4歳〜中学生900円。
住所:港区虎ノ門 5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A MB 階
交通:東京メトロ日比谷線 神谷町駅5番出口地下1階から直結
『オラファー・エリアソン展 相互に繋がりあう瞬間が協和する周期』
2023/11/24〜2024/3/31

オラファー・エリアソン『蛍の生物圏(マグマの流星)』 2023年
アイスランド系デンマーク人のアーティスト、オラファー・エリアソンの個展が、麻布台ヒルズギャラリーにて開かれています。

オラファー・エリアソン『相互に繋がりあう瞬間が協和する周期』 2023年 *麻布台ヒルズ森JPタワーオフィスロビーに展示
これは今年11月に東京・虎ノ門に開業した麻布台ヒルズにあわせ、エリアソンが設置したパブリックアート『相互に繋がりあう瞬間が協和する周期』で取り組んだ主題を軸に、新作のインスタレーションなどを公開しているもので、加えて水彩絵具やドローイングなども展示されていました。

オラファー・エリアソン『瞬間の家』 2010年
今回のメインとなるインスタレーションとは、暗がりの空間に広がる『瞬間の家』で、第12回ベネチア・ビエンナーレにて2010年に発表された作品を再構成した作品でした。

オラファー・エリアソン『瞬間の家』 2010年
ここでは全長20mを超える空間の中、天井からホースによって水が回転するように撒き散らされていて、ストロボの強い光によって照らされ、抽象的な彫刻として浮かび上がっていました。

オラファー・エリアソン『終わりなき研究』 2005年
こうした大掛かりなインスタレーションの一方、アナログとも呼べるような機構で動くのが『終わりなき研究』とする日本初公開の作品でした。

オラファー・エリアソン『終わりなき研究』 2005年
これは振り子を用いて幾何学像を生成する機械、ハーモノグラフを用いたもので、振り子の回転運動によってアームの接続されたペンが動き、円を描くように運動のリズムを記録するように作られていました。
そして振り子の角度や力の入れ具合により、リズムのパターンはさまざまなため、常に異なったイメージが生み出されていて、実際に作品を操作することも可能でした。*体験付チケットの購入が必要。

右手前:『オラファー・エリアソン『ダブル・スパイラル』 2001年
このほか吊り彫刻シリーズのひとつである『蛍の生物圏(マグマの流星)』や、スチール製のチューブが二重らせんの形をした円形構造状に巻かれている『ダブル・スパイラル』なども見どころだったかもしれません。

またベルリンに設立された「スタジオ・オラファー・エリアソン キッチン(SOE)」とコラボレーションした「THE KITCHEN」といった食とのコラボレーションも興味深く思えました。
初公開の作品や食との新たなコラボも! 麻布台ヒルズギャラリーで開催中の『オラファー・エリアソン展』▶︎ https://t.co/KeM5t4JVuk本店では、新作の大型インスタレーションや水彩絵画、ドローイングや立体作品など、知覚に訴えかける作品を紹介している。 pic.twitter.com/Geua2GtWfJ
— Pen Magazine (@Pen_magazine) December 15, 2023
世界初公開作品や食との新たなコラボも!麻布台ヒルズギャラリーで開催中の『オラファー・エリアソン展』|Pen Online
3月31日まで開催されています。
『オラファー・エリアソン展 相互に繋がりあう瞬間が協和する周期』 麻布台ヒルズギャラリー(@ah__gallery)
会期:2023年11月24日(金)〜2024年3月31日(日)
休館:1月1日。
時間:月/水/木/日 10:00〜19:00、火 10:00〜17:00、金/土/祝前日 10:00〜20:00
料金:一般1800円、高校・専門・大学生1200円、4歳〜中学生900円。
住所:港区虎ノ門 5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A MB 階
交通:東京メトロ日比谷線 神谷町駅5番出口地下1階から直結
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