goo blog サービス終了のお知らせ 

コルボ 他 「シューベルト 1828年3月26日のコンサートのプログラム」 LFJ2008

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 熱狂の日音楽祭2008
公演番号546

1828年3月26日のコンサートのプログラム
シューベルト
 弦楽四重奏曲第15番 D887より第1楽章
 「十字軍」 D932
 「星」 D939
 「さすらい人の月に寄せる歌」D870
 「アイスキュロスからの断片」D450
 「戦の歌」D912
 ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 D929より第2楽章
 「川の上で」 D943
 「全能の神」 D852
 「セレナード」D920

ピアノ フィリップ・カサール
ホルン 岸上穣
プラジャーク弦楽四重奏団
トリオ・ショーソン
バリトン シュテファン・ゲンツ
テノール クリストフ・アインホルン
アルト ヴァレリー・ボナール
コレギウム・ヴォカーレによる男声合唱
ローザンヌ声楽アンサンブル
指揮 ミシェル・コルボ

2008/5/6 18:45 東京国際フォーラムホールC(マイアーホーファー)



シューベルトの生前、友人たちがただ一度だけ開いたという自作品のみコンサートを再現します。歌曲あり、弦楽四重奏あり、合唱ありの盛りだくさんな演奏会でした。

ともかく入れ替わり立ち替わり、奏者が出入りする様を見るだけでも楽しめる内容でしたが、まずは器楽曲から、中盤のトリオ・ショーソンによるピアノ三重奏曲が秀逸でした。そもそも有名なチェロの刹那的なフレーズからして魅力ある作品ですが、それを息の合ったコンビにかかると思わずこみ上げてくるものすら感じられます。時を刻むような、前へ前へと静かに音を奏でるチェロの音がやはり一番印象に残りました。

バリトン、テノール、それにアルトの各種が揃う歌曲も非常に聴き応えがあります。私の好みは冒頭「十字軍」にて、切々と思いを吐露するかのように歌い上げるバリトンのゲンツにありましたが、トリの「セレナード」を飾ったアルトのボナールによる愛に満ちた可憐な歌も心に響きました。そしてメインはもちろんコルボ率いる見事な男声合唱です。特に無伴奏の「戦の歌」での高音の瑞々しさには聞き惚れました。また前へ押し出す音圧感のあるフォルテと、その反面での引き、言い換えればすうっとホールの空気を取り込むかのような静寂のピアニッシモの双方に卓越した表現を感じることも出来ます。

プログラミングからして楽しめる、LFJならではのコンサートだったのではないでしょうか。こうした企画は是非今後とも続けて欲しいです。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
« イザイ弦楽四... 熱狂のシュー... »
 
コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
 
 
聞き惚れました (菊花)
2008-05-07 23:54:13
オペラのアリアのようにがつがつと歌い上げるわけではないのに、
すーっと透明感を持って広がり響くバリトンに
私はノックアウトでした。
そして勿論、コルボ率いる男声合唱の素敵なことといったら。
入れ替わり立ち替わり、いろんな曲が
しかも充実のハイレベルで聴ける、嬉しいコンサートでした。
(サプライズのコンサートも楽しそうだったなー)
 
 
 
Unknown (はろるど)
2008-05-08 00:44:02
菊花さんこんばんは。
バリトンに男性合唱に本当に良かったですね。
実は男声合唱は前日にロイスとカペラアムステルダムでもきいたのですが、まさかあれほど痺れるとは思いませんでした。高音もとても綺麗でしたね。

>サプライズのコンサート

公式ブログによると相当盛り上がったとか…。
来年はその辺もしっかりチェックしていきたいです!
 
 
 
Unknown (tsukinoha)
2008-05-10 07:07:50
こんにちは。
やっと記事をアップです^^。
最後のコンサートだけに未だ余韻が残ります。
コルボは今回このコンサートのみだったのですが
やっぱり圧巻でした。
 
 
 
Unknown (はろるど)
2008-05-10 22:42:31
tsukinohaさんこんばんは。

LFJのエンディングにもふさわしいコンサートでしたね。
終ってしまうのが名残惜しいくらいでした。

>やっぱり圧巻

来年はバッハ関連ということでさらに期待出来そうですね。楽しみです!
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。