「マウリッツハイス美術館展」の混雑について(7/29現在)

会期一ヶ月もたたないうちに入場者が20万名を突破したマウリッツハイス美術館展。



ともかく圧倒的な「真珠の耳飾りの少女」の知名度、また時にキャッチーなまでの事前広告の力もあったのか、出足から大変な勢いで来館者数がのびています。

よってツイッター等でも「ともかく凄く混雑している。」、「入るまでに30分並んだ。」など、混雑を知らせるツイートがあがっているのを頻繁に目にしますが、実は夕方以降は館内に比較的余裕があることをご存知でしょうか。


第1章「美術館の歴史」展示室風景

私もまさに今日、7月29日(日)の17時頃に入場、閉館の18時半までの一時間半ほど鑑賞しましたが、「真珠の耳飾りの少女」を最前列で見るために多少の行列、及び肖像、静物・風俗画のセクションこそ各作品の前に人が張り付いていたものの、それ以外の作品に関してはせいぜい4~5人程度と、さほどストレスなく楽しむことが出来ました。


第6章「風俗画」展示室風景

もちろん入場時での制限も皆無、この日も炎天下にも関わらず昼間は最大で50分待ちの行列が発生したそうですが、16時頃には解消、当然ながら以降閉館までは一度も行列が出来ることもありません。


ヨハネス・フェルメール「真珠の耳飾りの少女」1665年頃

またさらに17時半を過ぎると例の「真珠の耳飾りの少女」の最前列で見るための行列もほぼ解消、せいぜい20~30名ほどが入れ替わり立ち替わりで見ている程度に落ち着いていました。

この日が例外なのかと館の方に確認したところ、やはり連日、平日、土日をあわせ、午前中からの出足が早く、昼過ぎにピーク、そして夕方前にはすっと人が引き、その後は空いていくという状況がずっと続いているのだそうです。

また嬉しいことに夏休み期間中は閉館時間を1時間延長しての18:30まで。ようは17時頃に到着しても1時間半程度はじっくりと見られるわけです。(金曜夜間は20時まで開館。)

【休室日の臨時開館と閉館時間延長のお知らせ】
・8月13日(月)は臨時開館。
・7月21日(土)~8月31日(金)の間は閉館時間を1時間延長して18時半閉館。


なおミュージアムショップを経由し、エスカレーターを降りての最後、出口では、もう一度順路の最初から戻ることも可能です。


ミュージアムショップ

この日も閉館15分前に改めて冒頭のセクション、風景画のところへ戻りましたが、会場内には僅か5~6名ほどの方が残っているに過ぎませんでした。

マウリッツハイス美術館展の公式サイトにも「各日の夕方の時間帯は、比較的鑑賞しやすくなっています。」との記載があります。

またトップページには入場制限の情報がほぼリアルタイムで更新されています。またこれまでの混雑についての情報もまとめて掲載されました。

「マウリッツハイス美術館展」公式サイト@mauritshuis2012
マウリッツハイス美術館展 過去の混雑状況(PDF)

マウリッツハイス美術館展、少なくとも夏休みに入った7月下旬の段階においては、確実に夕方以降が狙い目と言えそうです。

*追記
会期末に入りました。最終週の9月11日(火)~17日(月・祝)は午後8時まで延長開館します。(入室は午後7時30分まで)

*関連エントリ
「マウリッツハイス美術館展」 東京都美術館(報道内覧会の様子をまとめてあります。)

「マウリッツハイス美術館展:公式ガイドブック/朝日新聞出版」

「マウリッツハイス美術館展」 東京都美術館
会期:6月30日(土)~9月17日(月・祝)
休館:月曜日。但し7月2日、16日は開室。(7月17日は休室。)8月13日(月)は臨時開館。
時間:9:30~17:30 *金曜日は20時まで。7月21日(土)~8月31日(金)は閉館時間を1時間延長して18時半閉館。
住所:台東区上野公園8-36
交通:JR線上野駅公園口より徒歩7分。東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より徒歩10分。京成線上野駅より徒歩10分。

注)写真は報道内覧会時に主催者の許可を得て撮影したものです。
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