毎日毎日、飽きもせず・・・

韓国のドラマ・映画・音楽を楽しんでいます。
そんな小さな楽しみを綴っていきたいと思います!(完全ネタバレしています)

『ミセン 未生』

2016-06-26 16:42:05 | 視聴済みドラマBOX
イム・シワン(チャン・グレ役)、イ・ソンミン(オ・サンシク役)
カン・ソラ(アン・ヨンイ役)、カン・ハヌル(チャン・ベッキ役)
ピョン・ヨハン(ハン・ソンニュル役)、キム・デミョン(キム・ドンシク役)
2014年 tvN 全20話
脚本:チョン・ユンジョン 演出:キム・ウォンソク



 7歳のときに囲碁に出会い、10歳で韓国棋院に研究生として入門。神童と呼ばれ、
囲碁のプロ棋士になることが人生の全てだったチャン・グレ。
26歳で挫折してからアルバイトや日雇いの仕事で食いつないでいたが、コネで総合商社
ワン・インターナショナルの営業3チームでインターンとして働くことになる。
社会経験も皆無、基本である英語も出来ないグレ。学歴と語学能力を兼ね備えた同僚のインターンからは
嫌がらせを受け、直属の上司らからは無能と評価される。
しかし、グレには囲碁で培った記憶力と集中力、そして全ての状況を基盤として見ることの
出来る策略家としての才能があった。
その才能と機転で、営業3チームに起こる幾つかの危機を解決し、徐々に上司のオ・サンシク課長と
キム・ドンシク代理の信頼を得ていく。
ある日、インターン生を対象に社員採用試験の課題が出され、無能と思われているグレは
引き立て役に最適と他のインターン生達から次々にパートナーの誘いを受ける。
そんなグレが選んだ相手はインターン生の中でも変わり者と評されるハン・ソンニュルだった・・・。



 いやぁ~、久しぶりに上質のドラマを見た気がして、とても満足です。


見終わった今はこう言えるのですが、実は1話がなかなか見終わることができなかったんです。
最初の海外でのシーンがまず意味がわからないし、そのあとのグレがお風呂屋さんで掃除をしている
暗いシーンなど、このドラマ一体何なんだろう?から始まり、なかなか気持ちが乗っていかなくて
何度も途中で寝てしまい、1話を途中まで見ては先に進まないという状態。

 ところが1話を乗り越えた後のこのドラマへの興味ったら久しぶりに興奮しながら見ていました。
なんだろう?めちゃめちゃグレを応援したくなるこの感覚。
まず素晴らしかったのが“キャスティングの妙”。
グレをはじめ、課長、アン・ヨンイ、チャン・ベッキ、ハン・ソンニュルの同期仲間、
各チームの代理たち、すべての登場人物が本当にあの会社があって、そこにいるかのような
素晴らしいキャスティングだったと思います。





 やはりまずはチャン・グレ役のイム・シワン。
あの何とも言えない表情は何だろう……
いやぁ本当に巧いですよ。
見ている間じゅう「がんばれ、グレ!!」とずっと心の中で言ってましたから。

 そしてやっぱり営業3チームの課長、オ・サンシクを演じるイ・ソンミン。
彼がいたからこそのこの作品であることは間違いない。

イヤな役の人も頑張る役の人もそれぞれが皆輝いていて、
一人ひとりの事を書いていったらきりがないけれども、本当に面白く良かったです。
アンヨンイ役のカン・ソラちゃんも良かったなぁ。

新人たちの同期の繋がりはもちろんでしたが、途中にあった代理たちの同期会みたいな集まりの
シーンも、普段は上司と新人に挟まれバリバリやっている彼らも、同期で集まれば当時の自分たちに
戻るような素敵なエピソードシーンでした。




 なんだか、この作品が日本でリメイクされるそうですが、あのグレの何ともいえない空気感は
彼にしか出せないものだと思うので、別物として見るのが正しい見方でしょうね。
私は見ませんけど・・・・・


 これまでの韓国ドラマのイメージとは全く違う作品で、良い意味で韓国ドラマっぽくない韓国ドラマでした。
日本のドラマで例えるなら、会社モノで『半沢直樹』が例えに出されるかもしれませんが、
『半沢直樹』に見る痛快さみたいなものを感じるのではなく、もっと人間臭さや、息苦しさを見ていて感じる
作品だと思います。



 オ・ミンソクさんもなかなかいい代理だったんですよねぇ。





『ホグの愛』

2016-05-08 14:47:24 | 視聴済みドラマBOX
出演:チェ・ウシク(カン・ホグ役)、ユイ(ト・ドヒ役)
   イム・スロン(ピョン・ガンチョル役)、イ・スギョン(カン・ホギョン役)
演出:ピョ・ミョンス 脚本:ユン・ナンジュン
2015年 tvN 全16話 


  恋愛経験ゼロ、 ちょっとまぬけでお人好しなWeb漫画家アシスタントの草食系男子ホグと、
ホグの初恋の相手で"韓国の人魚姫"と呼ばれる国民的水泳選手ト・ドヒの純愛ラブコメディ。
ある日、 同窓会で偶然ドヒに再会し舞い上がるホグだが、 実はドヒが妊娠しているという
衝撃の事実を知ってしまい。
一方、「恋愛かけ引きのプロ」でありホグとは正反対の性格を持つ双子の妹ホギョンは、
紹介で知り合った無敗神話を持つ弁護士ガンチョルに惹かれるが、実はガンチョルにも秘密が。
純粋なホグとドヒの純愛と友情の四角関係を描いた純愛ラブコメディの行方は?!



 『ホグの愛』という題名の通り、ホグのドヒへの愛はもちろん、生まれてくる赤ちゃんや
両親や妹、友達など周りの人たちへの溢れる愛情がホグ役を演じるチェ・ウシウくんから
にじみ出ていて最高のキャスティングだったのではないでしょうか。
なんでしょうか、韓国のドラマや映画を見ていていつも感じること、そして韓国ドラマを
こんなにも見続けてしまう理由の一つに、同じ役者さんでも作品によってその人のイメージが
ガラリと変わり、驚くという韓ドラマジックがあると思います。
(もちろん日本の役者さんにもカメレオン俳優と呼ばれる方はいらっしゃると思いますが…)

 この作品を見る前にちょうどチェ・ウシク君が出ていた作品『運命のように君を愛してる』
『傲慢と偏見』を続けて見ていたので、その時の役が割と軽~い感じの役で彼の顔立ちと体の華奢さと
その軽い役が相まって、いわゆるドラえもんで言うところの“スネ夫”的な感じのイメージを勝手に
持っていました。
ところが今回のホグ役。
もうホグが本当にお人よしにもほどがある程のイイ奴で、笑顔がとっても素敵で、
ご両親から愛情をもって育てられたんだろうなぁということを全身から溢れだしている雰囲気を
見事に演じていました。それまで思っていた“スネ夫”臭など全くしませんでしたから!



 そんなホグとユイ演じる国民的水泳選手ドヒとの恋愛というか大きな愛
ユイはユイの持ってる雰囲気そのままの役で、こちらもまさにはまり役。
そしてもう一人面白かったのがイム・スロン演じるピョン・ガンチョル。
エリートで弁護士の彼が高校時代の体験から自分がゲイなのではないかと、複雑な心を持ち続けています。
認めたくないけれど、認めざるを得ない。
そしてそれを感じることとなった張本人の、ホグが再び現れ…


 現在のホグ、ドヒ、ガンチョルそしてホグの双子の妹ホギョンの4人が起こすいろいろな出来事が
実は高校時代の彼らの出来事と繋がっていることが、高校時代の回想のシーンを挟むことによって
視聴者に対していろいろな事が分かってきます。



ガンチョルのゲイ疑惑や、ホグとドヒの恋心、ホギョンがガンチョルに執着する意味、
そしてドヒの子供の父親は誰なのかに対するミスリード。

 ラストで分かる子供の父親に関する話はやや重いものがありますが、
傷ついたドヒもまさに“ホグの愛”によって癒されるのではないでしょうか。




とっても良いドラマでした




ユイちゃん、スタイル抜群です。
昔はもう少しぽっちゃりで健康美人って感じだったのになぁ。



キュヒョン(スーパージュニア)OST

『清潭洞スキャンダル』

2015-11-29 19:53:53 | 視聴済みドラマBOX
出演:チェ・ジョンユン(ウン・ヒョンス役)、イ・ジュンムン(チャン・ソジュン役)
カン・ソンミン(パク・スホ役)、ソ・ヘリム(ナム・ジュナ役)
イム・ソンオン(イ・ジェニ役)、キム・ヘソン(カン・ボクヒ役)
ソ・ウンチェ(ナム・ジュナ役)
2014年~2015年 SBS 全119話 公式HP→ここ


財閥の御曹司であるスホに一目惚れされて結婚したヒョンスは、夫と姑のボクヒと
ともに上流階級の象徴である清潭洞に暮らしていた。
子宝に恵まれないことに悩み、検査を受けたヒョンスは、ボクヒがくれた栄養剤が
避妊するための薬だったと知る。生まれた家庭環境によって差別するボクヒの嫌がらせを
ようやく克服し、不妊治療をはじめたヒョンスだったが、ボクヒはスホが無精子症で
あることを知ると、秘かに弟ギョンホの精子を使ってヒョンスに人工授精させようと画策する。
清潭洞に渦巻く醜悪な欲望から逃れるため離婚届を出して家を飛び出したヒョンスは、
自転車の事故をきっかけにソジュンと出会い、お互い徐々に惹かれていくが、
それがさらに地獄の扉を開くことに…。


久々のとんでもないマクチャンドラマと言われるやつですよ。
これも119話と長いもので、だんだんと見るのが疲れてくるのですが、
見始めたからには最後までボクヒの悪行を見届けないと気になるので、
頑張って最後まで見続けました。あんまりにもひどいことばかりするドラマって
疲れてくるんですよね。



まぁ次から次へといろんな事がてんこ盛りです。
妊娠するために義母がくれていた栄養剤が避妊薬だったなんてその時点で
もう警察に行きたくなりますよね。そんなん絶対に許されへんわ。
わりと最初の方はヒョンスが良い人なのを全面に出しているので、
イライラするのだけど、最後の方はボクヒを陥れるためいろいろ頑張ります。
そのいい人ぶりが悪いのですが少し鼻につくタイプで最後まで彼女に肩入れして
見るほどでもなかったですが・・・・
でもスホも最初は本当に彼女を愛していたので彼も母であるボクヒの被害者でもあるのですが
浮気相手がいたのはアカンわなぁ。
一緒に住んでいたころの義理の妹はすごく憎たらしかったけど、最後はヒョンスと
手を組んで一緒にボクヒを陥れます。

あとヒョンスを支える若いソジュン。彼は大昔に見たドラマ『18、29』でヌンの役を
していた彼ですね。



(2005年のドラマなのでもう10年も前ですね)

そう言えば、このドラマの中で一番ビックリしたのは何を隠そうスホ役のカン・ソンミンさんが
あの優しい顔なのに脱いだらすごかったこと!
『がんばれ、ミスターキム!』で車いすに乗っていたお兄さん役で、すごく優しそうな
人だなぁとその時から思っていたのですが、今回お風呂上がりのシーンが何度かあって
腰にバスタオルを巻いて出てくるシーンで本当に驚きました。
バッキバキにお腹が割れてましたから。
あの顔とあの腹筋はちょっと、いやかなり違和感がありましたね。

(この写真、ニュース記事の中で見つけました)

言い忘れていましたが、ボクヒと同じくらいムカついて見ていたのがジュナ。
本当に顔からして意地の悪さがにじみ出て、悪意が溢れ出していました。



まぁ一言でいうと「なんちゅ~ドラマや!」の一言です。




『頑張れチャンミ!』

2015-11-18 23:10:12 | 視聴済みドラマBOX
出演:イ・ヨンア(ペク・チャンミ役)、コ・ジュウォン(ファン・テジャ役)
リュ・ジン(チャン・ジュニョク役)、ユン・ジュヒ(カン・ミンジュ役)
チョン・ジュン(カン・ミンチョル役)、クォン・スヒョン(ペク・チャンス役)
SBS 2014年~2015年 全123話 公式HP→ここ

父の急死、結婚相手の裏切り、それでもめげずに一生懸命生きるヒロインが見つけた
本当の愛とは・・・・


久々にドラマの感想を書こうと思って書き始めたのが何故かこの作品。
いっぱいいろんな作品を見たのですが、ちょっとさぼってしまっていました。

まぁ正直言って話の感想を長々と書くほど大した思い入れもなく、毎日惰性で見ていた
作品でした。
だって、もう見た目から解りやすくて、チャンミ役のイ・ヨンアちゃんは顔がものすごく小さくて
か弱そうで、いい子そうでどっからどう見てもやられる側。
相対する本当に憎たらしい顔をずっとしては、大声で叫んでいたカン・ミンジュ役のユン・ジュヒちゃん。
ミンジュと言えばテジャを愛するあまりに、とんでもないことをさんざんしていく本当に嫌な女。
123話中ほとんど悪いことばっかりしていて、ほとほと嫌になっていた時、私はふと気が付いたことが・・・・・

私123話、ず~っと見てきてミンジュムカつくなぁ~って毎日思っていたのに、
もう100話も超えてゴールが見えてきた頃、はっと気が付いたんです!!


「この腹立つカン・ミンジュって、もしかして・・・・・・・」


そのことに気付いた日の前夜、撮りためていた『神のクイズ4』を見ようと思って見始めたんです。
『神のクイズ』シリーズはとてもお気に入りだったので、楽しみに見始めました。
その日何話か連続で見たのですが、その時は「『神のクイズ3』で出てこなかったカン刑事が
また出てきて良かった~」って思いながら楽しく見ました。
そして次の日、『頑張れチャンミ』を普通に見ていて途中ではっと気が付いたのです。
「このミンジュ、もしかして『神のクイズ』の・・・・・」

なんだか信じられなくてもう一度『神のクイズ』を再生。

「あ~同じ人やん!!」

そうです、あの毎日腹立っていたカン・ミンジュが『神のクイズ』でとても好感を持っていた
カン刑事じゃないですか。

もう自分の目の節穴かげんにビックリですよ。
なんで今まで気が付かへんかったんやろぅって。


毎日怖い顔のカン・ミンジュ。


『神のクイズ』のカン刑事。

よく見たら同じ人なんだけど(よく見なくても同一人物か!)、ミンジュ役はいつも割ときれい目な服装をしてたし、
女らしい見た目だったんだけど、刑事役の方はいつもパンツスタイルで髪もまとめていて雰囲気が違ったもので
全然結びつきませんでした。
しかも『神のクイズ4』を見ていた時は全く気が付かず、次の日になってようやく「あれっ?」って気づく始末。
ちょっと自分が怖かったですね。


彼女がカン刑事役の人だと解ってからは、ミンジュに対する嫌悪感も少しは和らいだのですが、
あんなに好感度の高かったカン刑事がこのミンジュだとは頭で解っていても、なかなか受け入れられず、
複雑な気持ちのままラストを迎えました。
結局ドラマの内容云々よりも、ユン・ジュヒちゃんという女優さんに目を奪われた作品となりました。

いろんな人が出てたんですけどね。

一応主役のイ・ヨンアちゃんの可愛い写真を載せておきます。



『感激時代~闘神の誕生』

2015-08-17 23:14:35 | 視聴済みドラマBOX
出演:キム・ヒョンジュン(シン・ジョンテ役)、イム・スヒャン(デグチ・カヤ役)
チン・セヨン(キム・オクリョン役)、キム・ガプス(トヤマ・テンカイ役)
チョ・ドンヒョク(シンイチ役)、チェ・イルファ(ソル・ドゥソン役)
ソン・ジェリム(モ・イルファ役)、キム・ジェウク(キム・スオク役)
チョン・ホビン(ワン・ベクサン役)
2014年 KBS 全24話



1928年、新義州。シン・ジョンテは唯一の肉親である妹チョンアの病気を治すため、
人力車を引きながら治療費を稼ぐ日々を送っていた。
ある日、ジョンテはカヤが男たちにからまれているところに遭遇し助ける。
父親を憎むジョンテ、そして母を失い父親と貧しい生活を送るカヤ…
心に傷を抱えた二人は少しずつ惹かれていく。
しかし、ジョンテの父親がカヤの父親を殺したと誤解したカヤはジョンテ親子を
恨むようになる。





“愛と友情を描くノワール”モノという事で、私は割と好きなジャンルだったので
楽しみにしてみたのですが、これといって楽しいこともなく・・・・・・・・


今何かとお騒がせ、キム・ヒョンジュンが主演で体もムキムキに作り上げられていて
男らしさを全面に出しています。
彼が好きな方にはたまらん作品になるかもしれませんが、彼に全く興味がない者と
いたしましては、面白くも何ともない作品でした。
何度も言いますがノワールもの、結構好きなのですがこの作品はどこも何も面白くなかったです。


おじさん、いっぱい出てきます。





そんな中、唯一見て良かったと思う事が一つ。

ソン・ジェリムの存在に気付いたこと。

(若き日のミッチー(及川光博)みたいです!)
涼しげな目元と高身長、そしてこの服がよく似合っていました

それだけが、この作品を見続ける意味でした。
それ以上でもそれ以下でもない作品。
以上。



その後、ソン・ジェリムが「私たち結婚しました」に出てきました。
それはそれは面白い人です。


『奇皇后』

2015-08-12 01:01:00 | 視聴済みドラマBOX
出演:ハ・ジウォン(キ・ヤン/スンニャン役)、チュ・ジンモ(ワン・ユ役)
チ・チャンウク(タファン役)、チョン・グクファン(ヨンチョル役)
キム・ジョンヒョン(タンギセ役)、チャン・ウンイン(ヨム・ビョンス役)
ペク・ジニ(タナシルリ役)、キム・ソヒョン(皇太后役)
キム・ヨンホ(ペガン役)、チン・イハン(タルタル役)、チョ・ジュエン(コルタ役)
ユ・イニョン(ヨンビス役)、
脚本:チャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン
MBC 全51話 2013年~2014年


貢女でありながら元朝最後の皇帝の寵愛を受け、皇后となった実在の女性の生涯をアレンジ、
壮大に描いたエンタテインメント・ロマンス史劇。
高麗の少女ヤンは、母親と共に元への貢女として連れ去られる途中、高麗の世子=皇太子
ワン・ユの助けで逃亡する。身を隠すために少年スンニャンとして成長した彼女は、
高麗の兵士となり、流罪にされた元の皇太子タファンの護衛係となる。


NHKでの放送が終了しました。
私は去年だったかCSで放送されていたものをそれはもう毎週楽しみに
見ていました。
そしてNHKでの放送が決まり、これもまたもう一度楽しく見終わりました。

私は性格上、一度見たものをもう一度見直すことはほとんどないのですが、
この作品は2.5回ほど見たことになります。(NHKの放送が終わる前、もう一度
後半をCSで録画してあったもので見直したから)


まぁ何度見返しても、心に浮かぶ第一の感想としては、


“出演者、皆殺しやん”

の一言です。



全51話、結構長い作品ですよ。
まぁ話の流れの中で途中失脚していく人々がいるのは当然です。
時代劇ですから。
それでも大ラスで盛り上がっていく残り3話くらいの所から始まる
怒涛の主要人物皆殺しは圧巻?です。





そして最後にスンニャンとアユだけが生き残ったと知った時、
「よくよく考えてみたら、これまで51話見てきて出てきた人々、
みんな死んでしもた……」と切な~くなってしまいました。




それと同時にスンニャンって母や父を殺された事による復讐を誓って
あそこまでのし上がった訳だけど、復讐された方の一族(ヨンチョル一族など)からしたら
スンニャンを憎く思う訳だし、これってどっちもどっち?とまで思うようになってしまいました。
もちろんスンニャンは何も悪いことをしていないし、生まれた国が弱かったというだけのことで
不幸にも母や父が殺されてしまったんだけど・・・・
ヨンチョル一族と戦っているところまでは、割と彼女が戦う理由が明確だったから
理解できたんだけど、その後はだんだんと自分の目障りなものは全部排除してやる的な感じに見えてきて
ちょっと怖くなってきました。


そんな長い物語の中、私が一番好きだったのはワン・ユでもタファンでもなく、
そう、タルタルさんです
だからタルタルさんは最後死んじゃったけど説明があっただけで、死ぬシーンもなかったし、
ほぼ最後まで生き残っていたキャラだったので、皆殺しの中でもその点は私的には良かったです。
逆に言葉のみだったので(最期を想像して)、より胸にきた部分も。




死ぬシーンでは一番印象に残ったのが、ずっと悪い奴だったヨム・ビョンス。
と言うかヨム・ビョンス役のチャン・ウンインさん。
流石でしたね~、あの死にざま。
スンニャンもあの時涙を流していましたが、あの一連のシーンはとても印象に残る場面でした。


この作品の女性目線での楽しみ方の一つとしては、「ワン・ユ派かタファン派か?」で話が
盛り上がるところだと思います。
私がこのドラマの話をした中では大半の方が「ワン・ユ派」でした。
やはりワン・ユの切ない瞳といつもスンニャンを見守っているあの姿が素敵なようです。
私は先ほども書きましたが、この二人には全く食指が動かず、タルタルさんオンリーです。
タルタルだって、ワン・ユやタファンのようなスンニャンに対する愛情とは違うかも
しれないけど少なからず、スンニャンに対して師弟関係を超えた何かがあったと思います。
その微妙で絶妙な雰囲気を醸し出しているところに私の心がグッときていたのだと思います。
ちなみに彼の低音の声も相まって




そしてタルタルさん以外にもこの作品で気になった人がいました。
タナシルリ役のペク・ジニちゃん。
この前に見ていた『ハイキック3』とか『金よ出てこいコンコン』での彼女のイメージが
とっても可愛かったので、タナシルリ自体は嫌な女なんだけど、どうしても彼女を
嫌いになりきれない感じがしていました。
あとヨンビス役のユ・イニョンちゃんの美しさ。
ワン・ユがスンニャンをずっと見守っていたように、ヨンビスもワン・ユへの思いを
心に秘めて、切ない役柄でした。最後が彼の腕の中だった事が唯一の救いでした。
この後『三銃士』を見たときに彼女が出ていたけれど、その役も美しかったです。
違う意味で気になったと言えば、JYJのジュンスの双子の兄ちゃん。
コルタの後ろでちょろちょろしてました。ちゃんと切られるシーンもあったし。


まぁ話し出せばいろいろ出てきてキリがないですが、出てくる登場人物全て、
良い者も悪者も、そうでない者も全部がよく合っていた作品だったと思います。
大満足でした。



『運命のように君を愛してる』

2015-07-08 16:23:02 | 視聴済みドラマBOX

出演:チャン・ヒョク(イ・ゴン役)、チャン・ナラ(キム・ミヨン役)
 チェ・ジニョク(ダニエル役)、ワン・ジウォン(カン・セラ役)
演出:イ・ドンユン キム・ヒウォン
2014年 MBC 全20話


チャン・ヒョクとチャン・ナラが12年ぶりに共演!
妊娠して名家に嫁いだ庶民派ヒロインと“短命家系”の御曹司の運命的な恋を
描いた胸キュンラブコメディ!




チャンイン化学のCEOであるイ・ゴンは、短命の家系のため周囲からは常に結婚と
跡継ぎを迫られている。
一方、平凡な派遣社員のミヨンは、優しすぎるあまりにいつも損ばかりしている。
ある日、そんな2人がアクシデントによって、一夜を共にしてしまう。
ミヨンは妊娠が発覚し、子供をおろそうと決意するが・・・。


チャン・ヒョク、最高!


私、ドラマを見ながらこんなにも声を出して笑ったのは久しぶりでした。
そしてこんなにも泣いたのも久しぶりでした。
笑って泣いて、そしてキュンとして、そしてまた笑って・・・・・


原作は台湾のドラマらしいですが、“THE韓ドラ‼”仕上げになっていて、
最初の出会いは最悪、再会、一夜の過ちで妊娠、病気、交通事故、記憶喪失・・・
その他諸々、要素としてはよくある韓ドラなのですが、登場人物のキャラクターが
とても良いのと、韓ドラにはよく出てくる極悪人が出てこない作品となっています。





しょっぱなに「チャン・ヒョク最高」と書きましたが、同じくチャン・ナラちゃんも
最高でした。
もう全編を通して可愛くて可愛くて。
女の私から見ても、抱きしめて守ってあげたくなるような華奢な体で、
本当に愛らしい女性ミヨンを演じていました。

そしてチャン・ヒョク氏演じるイ・ゴン。
このキャラが最高でした。
予告とかで少しだけ映るあのキャラを見て、アクが強すぎて敬遠してしまう方が
いるかもしれませんが、それはもったいなさすぎです。
私はああいったちょっと変な感じ、個人的にとっても好きなんですよ。
まずあの笑い声。
最後にあの笑い声の秘密も明かされますが、最初はえっ?と思ってしまうけれども
慣れてしまえば問題ナシ!逆に楽しくなってきます。
いろいろな場面があるのですが、コメディ的な部分とシリアスな部分とを
目で表現し分けているチャン・ヒョクは最高でした。

私、今までもチャン・ヒョクの作品は結構見てきていたのに、
この作品で急に“ストーン”と心に落ちてきたものがあり、
なんだか心にドストライクが入った感じです。
すごい偶然にこのドラマを見る前に本当にたまたま『依頼人』という彼が出ていた映画を
見た後だったので、あのギャップにやられたのかなぁ。



ドラマの話に戻ると、ミヨンを側で支えるダニエル。
チェ・ジニョクさん、背も高くて男前なんだけど、ああいう役似合うよねぇ。
あとまぁ派手な服をいつも着てたこと。
韓国のドラマにありがちで、ゴンもそうだったけど男の人
派手なジャケットやパンツをはいてるよねぇ。

次にゴンの元恋人カン・セラ。
彼女は本当は可愛そうな役柄でしたよ。
まぁ自分の夢もあきらめきれずにゴンを待たせていたのは事実ですが
これまでもあんな感じで二人の間では理解しあって付き合ってきたはずなのに
今回のマカオに行かなかった事が、これほど人生を狂わせてしまうとは
思いもよらなかったはず。
人生における選択の中で彼女が間違えてしまった瞬間なんですよね。




あと面白かったのがゴンとタク室長、そしてドラゴンとのやりとり。
タク室長もええキャラでした。

そしておばさま3人組。

いつも通りの韓ドラだとあの会長は絶対にいけずをしてくるはずなのに、今回は
ミヨンをすごく可愛がってくれて、ホッとしました。
ミヨンの母も良かったし、ミヨンの母を大切にするゴンもとても素敵な男でした。


少し残念だったのは最終回が少し間延びしてしまったことですかね。
19話を見ていてこれで最終回かと思わせるほどだったのに、まだ1話残っていて
その分が少し間延びしてしまったように感じてしまいました。
まぁでも本当に楽しく、久しぶりに見終わるのが惜しいくらいに思える作品だったので、
私は大満足です。




『神のクイズ シーズン1&2』

2015-04-28 20:41:23 | 視聴済みドラマBOX







出演:リュ・ドックァン(ハン・ジヌ役)、ユン・ジュヒ(カン・ギョンヒ役)
チェ・ジョンウ(チャン・ギュテ役)、パク・ジュンミョン(チョ・ヨンシル役)
キム・テジン(キム・ソンド役)
2010年 OCN 全10話 (シーズン1)
2011年 OCN 全12話 (シーズン2)


「珍しい病はまるで<神のクイズ>と同じだ。
不完全な人間たちが傲慢にならないように、神が下したクイズ・・・
これは際限なく解いていかねばならない残酷な課題だ」
死亡原因不明の死体を調査する「韓国医大 地域法務院事務所」。
ここは死因が不明確な事件や、珍しい病気に関連する事件を専門で担当している。
国内最高の法務院でチョ・ヨンシル所長とチーム員たちが働くここに、
韓国医大神経外科ハン・ジヌ博士が嘱託で参与する。
彼の傲慢ながらも冗談も言える性格に初めは皆反感をもったが、
事件を解決するため努力する彼の執念と新しい視点に驚き尊敬するようになる。
韓国医大地域法務院事務所のミッションは、死体たちの秘密とその中に
隠されている事件を解決するため、天才医師ハン・ジヌと警察庁特殊捜査班刑事
カン・ギョンヒは研究室と現場を行き来しながら頭脳ゲームを繰り広げる。


すっごく面白かったです。
個人的に好きな分野の作品だったということもあり、とても楽しく見ることが
できました。

ハン・ジヌの役柄のキャラがとても良くて、事件だったり、医療シーンの
やや暗い部分も、彼の軽妙なトークで刑事であるギョンヒに説明するという感じで
視聴者である私たちに難病の説明などをしてくれている形になっていて、
わかりやすいし、興味をもって見ることができました。
ちょっと個性のきついキャラ、結構好きなんですよね~


これまでのドラマであまり見かけることのなかったハン・ジヌ役のリュ・ドックァンさん。
韓国ドラマの中では珍しく小柄な方でした。
刑事役のユン・ジュヒさんと並ぶと小さいくらいだったのですが、それがまた新鮮で
二人とも役柄のキャラクターととても良く似合っていて、二人の事をすごく応援していました。
自分の仕事に関してはバリバリなのに恋愛に関してはとってもシャイな二人が可愛かったです。

基本1話完結型のドラマなので、見ていてもスッキリするし、それもまた良かったですね。
脇を固める法務院の皆さんもそれぞれ個性があって、それぞれキャラが立っていて
楽しめました。

何気なく見始めた作品だったので、思いのほか面白くて、すごく得した気分です!


『美女の誕生』

2015-04-22 19:44:51 | 視聴済みドラマBOX
出演:チュ・サンウク(ハン・テヒ役)、ハン・イェスル(サラ/サ・グムラン役)、
ワン・ジヘ(キョ・チェヨン役)、チョン・ギョウン(イ・ガンジュン役)
ハン・サンジン(ハン・ミニョク役)、
SBS 全21話 2014年

夫の裏切りですべてを失ったある女性が死の直前に人生を変える全身の美容整形を
通じて完璧な美女に生まれ変わり、自分の人生を正して愛と成功を手にするという
内容を盛り込んだ作品だ。


ハン・イェスル演じるサラは街を歩けば誰もが振り向くような美人。
でもその姿は全身整形によって得たものであって本当は柔道家出身の
ただのおばさん。
そんな彼女が夫の裏切りによって危うく死んでしまうところを間一髪で
生き残り、全身整形を経て夫への復讐を誓うというお話。

まぁストーリー的にはそんなに必死になって見るほどのものではなかったのですが、
私が何故最後まで割と楽しみに見ていたかというと、それはただ・・・・・

ハン・イェスルが見たかった!だけ。






このドラマの正しい見方はそれに限ると思います。
正直話がどうなろうと関係ない、ただただ美しいイェスルちゃんを見て、
目の保養をするのみ。
そんな作品でした!
(他の出演者のみなさん、ゴメンなさいね)




最後に、もういっちょ!!




ほんとに素晴らしいスタイルです




『エマージェンシー・カップル』

2015-04-09 20:00:55 | 視聴済みドラマBOX


出演:チェ・ジニョク(オ・チャンミン役)、ソン・ジヒョ(オ・ジニ役)
イ・ピルモ(クク・チョンス役)。チェ・ヨジン(シム・ジヘ役)
クララ(ハン・アルム役)、チョン・スジン(オ・ジネ役)
2014年 tvN 全21話 原題:『応急男女』








大学時代、若さゆえの勢いで結婚をしてしまったオ・チャンミンとオ・ジニ。
熱く燃えるような結婚生活を送るが、医者一家の夫の実家から侮辱されるジニ。
性格の不一致もあり二人はスピード離婚をする。
離婚後ジニは夫の実家を見返すため医学部を志願し、やっとの思いで医学生になる。
結婚のため医学部の研修生を放棄し、製薬会社に就職したチャンミンも母親の献身的な
サポートで医学部に復学、卒業して研修生となる。
6年後、絶対に再会したくなかった元夫と元妻は友達の結婚式で偶然に出会う。
ジニは怒りのあまりお酒を大量に飲み、病院へ運ばれてしまう。
その病院が明日から出勤する救命救急室とは知らずに・・・。



元夫婦が新しい職場しかも医者のインターンという特殊な環境で繰り広げられる
ラブコメです。
最初は二人が元夫婦であること、それより知り合いであることさえも隠して始まる
インターン生活。
反発しあいながらもお互いがやっぱり気になる二人。





見ていきながら、二人の関係が同期のインターン仲間たちにいつバレるのかヒヤヒヤしたり
先輩医師のチョンスとジニの関係にハラハラしたり、割と楽しく見ることができました。
チェ・ヨジンちゃんはああいった役がよくお似合いだなぁと思いながら
チョンスとジヘの大人カップルとチャンミンとジニの子供のようなカップルの
対比も面白かったです。



その中でジニの妹役を演じていたチョン・スジンちゃん。
私の中では彼女がとっても目につきましたね。




すごく涼しげな目元で、完全なるクールビューティーです。
彼女、どっかで見たなぁと思っていたら、KBSドラマスペシャル『僕の友達はまだ生きている』で
見た女の子でした。
今回の役は髪も金髪で少々ぶっ飛んでる感じでした。
そう言えばジニの髪の色もインターンなのに光に当たるとすごく赤色になって
それがとても気になりました。


ストレスもなく楽しく見られる作品だと思います。