毎日毎日、飽きもせず・・・

韓国のドラマ・映画・音楽を楽しんでいます。
そんな小さな楽しみを綴っていきたいと思います!(完全ネタバレしています)

『千万回愛してます』

2010-08-12 13:01:54 | 視聴済みドラマBOX
出演:イ・スギョン(コ・ウンニム役)、チョン・ギョウン(ペク・ガンホ役)
   リュ・ジン(ペク・セフン役)、コ・ウンミ(イ・ソニョン役)
   パク・スジン(オ・ナンジョン役)、キム・ヒチョル(イ・チョル役)
2009年~2010年 SBS 全55話 公式HP→ここ

会社の不渡りによる心労から父親が倒れてしまったウンニムは、肝臓移植をしないと
助からないと宣告された父親の手術費用や家族の生活費を工面するため、代理母という
苦渋の選択をする。しかし代理とはいえ産んだ子供と引き離され、ウンニムは心に
傷を負う。そんな中でウンニムはガンホと出会うが、ウンニムが代理で産んだ子供は
ガンホの兄セフンの子供だった…。



これも終わってみれば55話もある結構長い作品だったのですね。
少々突拍子も無い話であり、ツッコミどころも多々あったのですが、
代理母から始まりこの話の着地点はどこへ向うのかと思っていたら
何故ウンニムが病気に?
いくらなんでも主人公重病オチはあの作品にはいらなかったと思うのですが・・・

しかもこの作品には憎たらしい人間が結構出てきていました。
ガンホの母に始まり、祖母も時々憎たらしかったし、ガンホの兄嫁ソニョン、
ウンニムの母と姉、ガンホの兄セフンの愛人とその母で代理出産を斡旋した
おばさん・・・・・
ほとんどの女が憎たらしい人物でした。
余談ではありますが、セフンの愛人とその母の顔がなんとも不自然で
しかも親子役の二人が共々不自然極まりなくて、出てくるたびに
やや失笑してしまいました。

 ウンニムの父が良い人だったのにウンニムの母(義理)が最初は嫌な人だったので、
「何故こんな人と再婚したんだろう?」って思っていたのですが、
ウンニムが代理出産をして父の手術代を作った事実を知った後からは
ウンニムに対してとても優しくしてくれたので、そこは良かった点でした。
ウンニムの姉ナンジョンを演じていたスジンちゃん、彼女はシュガーの時から
ナチュラルな感じで可愛いなぁと思っていたのですが、今回のナンンジョン役が
とってもはまっていて、憎たらしさ満開でしたね。
ヒチョルとのバカップル具合も良かったと思います。



 それにしてもあの代理出産を斡旋していたおばさんのあのいい加減な感じが、
よくあんな人間に依頼したものだなぁと、すごくお粗末な印象を受けました。
個人であんな仕事をして、挙句の果てにそれをネタにゆするなんて、
完全に犯罪者じゃないですか。
産む方も産んでもらう方も切羽詰っていたとはいえあんな胡散臭いおばはんに
つかまるなんて、自業自得と言ってしまえばおしまいですが、
全体的にみんなが後ろめたい所から始まっていた話だと思えばそんなものですかね。
 

 題名の『千万回愛してます』という意味とドラマの内容がいまいちピンとこない、
誰に感情移入できるでもなく、終わった作品でした。




『アイリス』

2010-08-09 22:22:24 | 視聴済みドラマBOX
出演:イ・ビョンホン(キム・ヒョンジュン役)、チョン・ジュノ(チン・サウ役)
   キム・テヒ(チェ・スンヒ役)、キム・スンウ(パク・チョリョン役)
   キム・ソヨン(キム・ソンファ役)、T.O.P(ビック役)
2009年 KBS 全20話

 特殊部隊の隊員・キム・ヒョンジュンは、軍部の命令で大学院へ通う最中、
偶然出会った女性・チェ・スンヒに一目惚れする。一方、ヒョンジュンの親友
チン・サウも地元の先輩からの紹介でスンヒと知り合い、彼女に一目惚れしてしまう。
ある日、ヒョンジュンとサウは謎の男達に突如連行され、過酷なテストを受けることに
なるが、共に無事合格し、国家安全局(NSS)の要員として働く事になるのだが…。






映画さながらのブロックバスター作品として放送前から韓国でとても話題になっていた
作品でした。
制作費が200億ウォン、日本やハンガリーでもロケを敢行していました。
そんな噂を聞いて日本で見られる日をとても楽しみに待っていたのでした。
するとTBSが地上波でも大々的に放送をするとの事で、思っていた以上に
日本でも宣伝がなされました。
地上波では吹き替えなので、映像はもちろん地上波で見た方がキレイなのですが、
私はCSで見ることに・・・・・


 最後まで見たものの、あんなに楽しみにしていたのに最後までなんとなく
乗りきれなかったのは、スピード感のある作品なのに週一でしか放送して
くれなかったことだと思います。
せっかくの作品も面白さが半減してしまったと思いました。
内容のドンパチが苦手だという方もいらっしゃると思いますが、
私はドンパチも嫌いじゃないし、ああいう話の内容も嫌いじゃないし、
ドラマの要素として、全く嫌いじゃないものばかりだったのに、
盛り上がりに欠けたのは、やっぱり週一でしかも大幅のカット。
DVDを買わすためだとは言え、なんかそれが見え見えで嫌な感じがしました。
そりゃ200億ウォンもかけた制作費を回収するためにはDVDを売らないと
いけない事情はわかりますが・・・・


 まぁそれは置いておいて、やっぱりイ・ビョンホン。
私は彼の事を個人的に好きというわけではありませんが、やっぱり
ビョンホンは存在感があるなぁと実感しました。
何と言っても彼の‘目’の演技。
それも悲しみや苦悩といった喜怒哀楽のうちの怒りや悲しみの表現力。
彼はそれが上手い俳優さんですよね。
ラストのこぼれる涙もとても素晴らしかったです。


 女性陣ではキム・テヒがこの作品で少しは演技力を認められたそうです。
キム・テヒといえば美人ではありますが、少々大根役者というイメージ。
『天国の階段』で目を見開いていた演技が今でも思い浮かびます。
それでもやっぱり芸達者な役者さん達に囲まれていると、彼女の演技が
どうしても目につきます。
キム・ソヨンさんの役柄ということもありますが、苦悩に満ちた
悲しい陰のある演技の方が印象に残りました。




さぁ、そしてあのラスト。
「えっ??」でしたよ。
あんなに期待していたドラマの最後があんな風に終わってしまうなんて。
ヒョンジュンがどうのサウがどうのとかじゃなくて、全体的に
あんまりまとまりがなかったと言うか・・・
みんながしっくり来ないまま終わっていったって感じでしょうか。
そして「スンヒは一体何だったの?」みたいな。
ちょっとがっかりしてしまったのは私だけでしょうか。