今回いままで鬱積していたものがばーっと流れ出すように東方神起3人の
ユニットの話が、avex社長のつぶやきから始まり、スポーツ紙・女性雑誌等
面白いほどに点と点が繋がっていくように発表されました。
東方神起の5人を韓国での活動を先に目にしていた私は、今ではこれだけ
日本で知名度が上がろうとも、やっぱり彼らは韓国のアーティストだと言う事が
頭の中に一番に浮かんできます。
日本で腰をすえて活動していた頃は、一瞬‘日本のアーティストか？’と
勘違いしてしまいそうなほど、日本にいる事が自然になっていましたが、
この騒動を見ると、改めてやっぱり彼らは韓国のアーティストなんだと実感させられます。
私は今回の一連の騒動の根本というのは、皮肉ではありますが悲しいかな
‘売れてしまったが故の悲劇’だと思っています。
私は以前より何度も書いていますが、韓国のSMエンターテインメントの先輩である
神話を見ていて、東方神起もいつの日かSMを出る事があったら、神話が行ったように
メンバー全員で出る事を願っていました。もちろん神話とは人気や所属年数、
活動形態その他違う事もありますが、その後韓国での活動にSMからの横ヤリが入ったり
韓国の活動においてしこりが残らないようにうまく円滑に解決して欲しいと思っていました。
だって彼らは韓国のアーティストであり、いずれはそこが戻る場所であり、
そして何より、不名誉な事をして欲しくなかったから。
彼らの名前を汚すような事になって欲しくなかったから。
韓国ではトップスターの彼らが、韓流に乗らず、日本で一から頑張ってきました。
リリースしても深夜の時間帯の音楽番組とかにしか出られなかった日々が結構ありましたね。
そんな彼らでしたが、私がライブのチケット取りで感じたのが、
いろんな人のブログをめぐったりしていると3rdライブぐらいまでは、
同じ人が何公演も見に行っているという感じが強かったです。
1st、2nd、3rdと会場は大きくなっていっていますが、それに伴ってファンが
増えていったというよりは同じ人が何度も見に行っていた感があるんですよね。
もちろん会場の大きさと比例してファンも増えていった事に違いはないと思うのですが、
裾野が広がったというよりは、ただ述べ人数が多かっただけみたいな。
CDの売り上げを見てもそんな感じでした。固定ファンはいるけれど、一般に浸透している
感じはしないという・・・・
それが4thライブツアーの時は明らかにチケットが取りにくくなっていることを感じました。
去年のa-nationのお客さんのタオルの色を見たらそれはそれは驚くほどのものでしたから。
avexとしてはここからですよ。まさにこれからが本当のスタートでしょ。
儲けの域が発生してくる。
深夜番組とかchannnel-a、CSとかしか出ていなくて、ゴールデンの音楽番組なんかに
出られなくても、CDの売り上げがそれほどじゃなくても、これまで諦めずに頑張ってくれた
avexには感謝しています。
今では本人達がいなくても、本人が宣伝しなくてもCDが売れてしまうほどになってしまいました。
でもそれが、そんな状態が彼らの今を作り出してしまったように思えてなりません。
本人たちがいなくても売れるCD、東方神起と名がつけば何でも売れるほど、
彼らはいつの間にか「金のなる木」になっていました。
それがSM、avex、本人、親、周りの人間、金に鼻が利く輩・・・彼らを取り巻く
いろいろなものが、彼らの元にいくでしょう。
お金を稼ぐ事は悪い事ではないと思います。
だって人間はお金がなければ生活していけないから。
SMだってavexだって慈善事業じゃないんだから利益を追求していかなければいけない。
でもお金を稼ぐにしてもそのやり方があると思う。
相手を裏切ったり、陥れたり、謀ったり、そんなやり方で儲けるのは
東方神起という名の下にやめて欲しい。
たとえキレイ事だと言われようとも、東方神起の名が穢れるのでやめて欲しい。
彼らは歌を歌いたかった5人なんじゃないんですか？
アジアを股にかけ、名実ともにここまで大きく成長した彼らの元に
本当の意味で彼らの事を一番に考え、彼らと共に戦っていく賢い大人（ブレーン）が
いなかったというのが、彼らの唯一の弱点だったのかも知れません。
周りの大人達が彼らを潰したんだと私は思っています。
賢いブレーン（スタッフ）と賢いファンがあってこそ、アーティストが真の意味で
輝くのではないでしょうか。
何でもかんでもイエスマンばっかりの世界では腐っていくのは目に見えています・・・・・
