毎日毎日、飽きもせず・・・

韓国のドラマ・映画・音楽を楽しんでいます。
そんな小さな楽しみを綴っていきたいと思います!(完全ネタバレしています)

『蒼のピアニスト』

2013-10-30 18:40:40 | 視聴済みドラマBOX
出演:チュ・ジフン(ユ・ジホ役)、チ・チャンウク(ユ・イナ役)
   チン・セヨン(ホン・ダミ役)、チェ・シラ(チェ・ヨンラン役)
   チョン・ウヌ(ホン・ウジン役)、チョン・ミソン(ソン・ナムジュ役)
   オ・テギュ(ホン・スンピョ役)、イ・ヘイン(ハ・ソユル役)   
   チョ・ミンギ(ユ・マンセ役)、チョン・ノミン(キム・ジョンウク役)
脚本:キム・スノク 「妻の誘惑」「天使の誘惑」
2012年 SBS  全30話  原題:『五本の指』



 貧しい生活を送っていた少年ジホは、祖母の死によって孤児となり、
父と名乗る大手楽器メーカーの会長マンセと出会う。
マンセにはかつてピアニストだった妻ヨンランとの間に、音楽の才能に恵まれた
息子イナがいたが、別の女性に産ませたジホを引き取り、長男として育てると宣言。
さらに絶対音感を持つジホに一流の音楽教育を施し、次期会長として指名することを考える。
そんな父の期待を一身に受けるジホに激しい嫉妬心を燃やすイナ。
しかも兄弟は偶然にも同じ少女ダミに恋をしてしまう。
一方、従順な妻としてジホの前で優しい母を演じていたヨンランは、イナに託した夢が
ジホに奪われていく日々に焦りを募らせていた。
そんなある日、彼らが暮らす屋敷で大火災が発生。
この日を境に、ジホ、イナ、ダミの運命は美しくも残酷な不協和音を奏で始める。


 チュ・ジフンが除隊後、初の復帰作だったこの作品。
結構なドロドロさ加減が素晴らしかったです。
 

 いっつも韓国ドラマを見ていて不思議なんだけど、あんなにイケズされたり
嫌がらせされたりしてるのに、なんで一緒に住んでるんだろうと。
勝手に部屋に入られて、封筒の中のものを見られたり、すりかえられたり、
引き出しの中のもん取られたり・・・・・
ツメ甘すぎるやろ~
良い者の方は卑怯な事しないけど、悪いヤツの方はなんでも細工し放題!!
あれではアカンわ。

 このドラマはイナと母のヨンランが救いようがない。
そしてイライラする。
イナに関しては同情の余地もなけりゃ、なんにもない。
終始嫌なヤツとしか感じませんでした。
そんな中でも、ちょっとお気に入りだったのはヨンランの母。
ヨンランに対しては良い母ではなかったのだろうけど、意地悪風ではあるけれど、
ジホには優しかったし、あの寒々とした家の中で唯一の味方だったんじゃないでしょうか。

 イナとヨンランの身勝手さは久々に見る、胸糞悪くなる感じでした。

     




『妻の資格』

2013-10-23 18:23:22 | 視聴済みドラマBOX
出演:キム・ヒエ(ユン・ソレ役)、イ・ソンジェ(キム・テオ役)
   イ・テラン(ホン・ジソン役)、チャン・ヒョンソン(ハン・サンジン役)
脚本:チョン・ソンジュ 演出:アン・パンソク   
2012年 JTBC 全16話 公式HP→ココ



 専業主婦のソレは放送局で働く夫サンジンと息子ギョルの3人暮らし。
幼い頃からアレル­ギーに苦しんできたギョルのため、ソレは食事から衣類、
石けんに至るまで、ひとつひと­つ気を使ってきた。
そんな苦労の甲斐あって、今ではすっかり元気になったギョル。
中学­入学を前にして、ギョルの祖父母は子供にエリート教育を
受けさせるべきだと言い出す。­元気ならそれでいいと思っていた
ソレは困惑するが、サンジンは半ば強引に韓国一の教育­環境を誇る
江南の大峙(テチ)洞への引っ越しを決めてしまう。
娘を難関の国際中学に入­学させた義妹の紹介で、塾の試験を受けたギョル。
だが成績はなんとビリ!同じ塾に子供­を通わせる母親たちは、
現実を知らないソレを笑いものにしていた。
ソレはそんな母親た­ちとなじめずにいた。そんな時、ソレは彼女同様に
この町の教育熱に違和感を持つ、歯科­医のテオと出会う。
認知症の施設にいるソレの母を優しく治療するテオに好感を抱くソレ­。
テオも素朴な彼女に魅かれていた。ところが彼の妻ジソンはギョルが通う
塾の経営者だ­った。ギョルを快く受け入れてくれたジソンに好意を持っていた
ソレはこの事実にショッ­クを受ける。だがソレとテオが一緒にいるところを
義妹に目撃されてしまったことで、二­人の関係はあっという間に町中に広まり、
サンジンやジソンの耳にも入ってしまう。二人­だけで再出発するのか、
結婚生活を続けるのか、選択を迫られることになるが...。






 この前に書いた『親愛なる者へ』と同じ、JTBCというケーブルテレビが製作している
作品でしたが、両方に言えることが、映像がキレイなのとBGMもなんか素敵な感じ。

この作品は、韓国でも問題になっているという加熱した子供のお受験と教育ママ。
塾やその後の喫茶店などで加熱する母親の様子は見ていてゾッとしました。
ソレの夫が本当に嫌なヤツで、妹も母親もみんな嫌な人たち。
妹の旦那なんて別に家庭を持っていて、しかも妹とは友達同士。
なかなかキツイですよ。最後なんてまた髪の毛引っ張りあいの壮絶なケンカを
していましたから。

 ソレとテオは惹かれあってしまったのはしょうがないという事にしても、
テオの奥さんはやっぱり気の毒な感じがしました。
演じるイ・テランさんが割と好きな女優さんだったという事もあってか、
最初のうちはそんなに悪い夫婦間には見えなかったせいもあり、
なんだか突然恋に落ち妻を捨てた風に見えたので、余計にそう思ったのかも知れません。
でもソレの方の旦那はすっごい嫌なヤツだったので、ソレの立場に立って見ると
テオの方が良かったと思います。
まぁ当人同士は良かったとしても、お互いの子供たちはどうだったのかなぁ
なんて思ってしまいました。




『親愛なる者へ』

2013-10-18 19:09:27 | 視聴済みドラマBOX
出演:パク・ソルミ(ソ・チャンジュ役)、ホン・ジョンヒョン(コ・ジンセ役)
   キム・ミンジュン(チェ・ウニョク役)、チェ・ヨジン(ペク・インギョン役)
   ペ・ヌリ(ホン・ラン役)、パク・シウン(カン・ミョンジン役)
2012年 全16話 JTBC
原作著作:野沢尚『親愛なる者へ』




 脚本家、野沢尚が初めて連続ドラマの脚本を担当したフジテレビ系ドラマ
「親愛なる者へ」の韓国版リメイク作品。
日本では本作と1993年の『素晴らしきかな人生』、1994年の『この愛に生きて』の3作品で、
野沢の「夫婦三部作」と評されるようになった。

結婚している女性が昔の恋人を忘れられずに不倫へと陥ってしまう姿を描いた作品。
出演は2年ぶりにドラマに復帰したパク・ソルミとホン・ジョンヒョンが夫婦役を演じる。



上に載せた通り、野沢尚さんの「夫婦三部作」を当時すごく楽しみに
見ていました。
野沢尚さんの本が好きだというのもありますが、当時はドラマもとても良くて
この『親愛なる者へ』の最終回の日は友達と集まって一緒に見ていたのを
今でも覚えています。「私が先に死んでも?」「俺が先に死んでも」という
台詞を次の日男友達相手にみんなで『親愛なる者へ』ごっこをしていました。
アホな思い出・・・・
♪忘れな~いと、誓~った・・・中島みゆきの主題歌。
何故か日本のドラマの話ばっかりが甦ってきます。


そんな思い入れのあった作品が韓国でリメイクされたとのことで
この作品も楽しみにして見ていました。
オープニングの映像がちょっとお洒落な雰囲気で始まります。

 チェ・ヨジンさんはなんとも彼女らしい役と言いましょうか、
彼女のポジションと言いましょうか、はまってました。
でも彼女の病気はちょっと?でしたね。
年下のダンナさんを演じていたジンセ役のホン・ジョンヒョンさんが
なかなか良かったなぁと思いました。
切ない感じがよく出ていました。



 日本の原作モノであるせいか、いつもの韓国ドラマとは少し違う様な気が
しました。
繊細な心の機微を表現しているというか、普通の韓国ドラマなら
わっかりやすい感情剥き出しの表現のオンパレードが全編を
流れていますが、そうではないというか。
まぁその表現方法こそが‘THE韓ドラ’な訳ですが、たまには
こういうのもいいかなぁと思いました。