嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

失敗を失くした奇跡が揃うまで。

2007年06月04日 19時56分44秒 | 駄文(詩とは呼べない)
遠くで
拠り所となるようなものはないけど

近くで
なぜるように とまどうように かすむように

中心で
思い出す物は、今でもすこしあるのだけど

内側で、君を忘れそうになる感情が
僕を哀しんでいた

くすぶる炎は
点火する一点だけが熱くて

むやみに流す水は
まるで安心と堕落がひとつになったようで

僕はここで、寒さに似た感情を作り出そうとしていた。


静かにふるえていたかった


誰にも会いたくなかった

目が覚めたとき、誰にも会えない未来が
誰も思い出せない明日が
何もしたくない今日が

ぜんぶぜんぶ、ひとりぼっちで美しかった。

終わることだけが、完成に近い摩擦だった

進むことだけが、崩壊に近い針路だった

だからネズミは、子供が生まれるまで歯を磨いたんだ

切り取るだけなら。
形のない昨日を、ここで切り取るだけなら。
僕が死んでも、その昨日を、切り取るだけなら。
それなら、誰かに出来るんじゃないかと。

そんなことさえも、淡い期待なんだろうか?

嘘っぱちだ!

形になるものは、
およそ形になりそうなものは、
全部全部、僕が作った嘘っぱちだ!

僕が思いこんだ瞬間にだけ、そこに何かを記憶する、
曖昧な火でしかないくせに。

それでも君は、世界があると、それが美しいと、叫ぶのか?

痛みの無い時間に、砂を隠して
僕たちは別れを刻んでいく
過ぎた日を、燃やした分だけ、心が熱くなる
そう願って、そう信じて、そう約束を、でっちあげる奇跡のように

僕たちは、大人を殺して大きくなる。
罪を贖う分だけ、翼を黒く染めて、きっとすべてが大人になろうとする。

殺したい。
約束を裏切る前に、僕を殺したい。

燃え尽きて、亡くなる事だけが、僕に残された、道でありますように。

冷たく、ここに祈る。

魂が、汚れる事をおそれて!