嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

虹の音を聞け

2006年04月06日 00時29分57秒 | 駄文(詩とは呼べない)
閉鎖された密室の中で無反省に自分をくぐる世界について書いている人を見ると
その馬鹿さ加減に嫌気がさしてくる

自世界の問題なんだということはわかってる
孤独を引き受けるとは、常にそういうせこい矮小さの肥大化でもあるから。

つまり、どんな馬鹿げた言説でさえも
その馬鹿さ加減や吐き気を自覚して
自分が見つめる限りに置いて
感じてしまった以上は自分の問題なんだ

できの悪いイミテーションを見ているとムカムカするという問題。
自分が嫌いな自画像を見つめてしまっているという問題。

それらの問題は。

本質的には、他者性の問題にはならない。
だけど、他者性の問題だとしてスライドさせる事ができる。
ここで自分をくぐる。
かっこにいれると書いてもいいが、
そういう自覚がある人は無自覚に自意識の世界について述べないと思う
むしろ反省するために何かを呑み込むのだと思う。

それを我慢というのであれば

僕は我慢が嫌いなんだということは自分でもわかってる

現実の中で、嘘を吐くことがずいぶんとうまくなった気がする
たぶん、見透かされてるんだろう
誰かを騙したと思ったとき、騙されているのは常に自分一人だ。

それは孤独とは少し違って
これこそが、他者性として重要な問題のひとつでもあるのだけれど。


僕は信じない、この歪んだ世界の端っこにある、自分と他者との境界線なんて。

だけどそれでも断言できる

この世界は孤独だと。

それは引き受けた仮面の責任と似ていて少し違う

僕を僕として存立させる基盤とも似て非なるもの

ささやきの、欠片。

水平線の向こう、地平線の幻想、あしたの夜明け

黄昏れた嘘の僕。

本質的な問題を言うならば、

知が孤独だということ。

そして、美意識こそがもっとも洗練された自分への嘘の手紙なんだ

その手紙を、自分は受け取らない。

美は全力で僕を騙し続ける

この世界の美しさを騙り続ける

そんなものに騙されている間は

どんな他者への行為も偽善へと変わるだろう

だから僕はもうあと少ししか自分を騙らない

決意が表面で起こした波紋の形ぶんだけ、

広がる世界は振動する

共振を起こすために書いている

洗脳が好きなら狂信でもいい

ねつ造された自己暗示、僕の嘘、みちしるべ、羽、とんぼ、後ろ髪、背中の瞳

開きそうで開かない
閉じたままでは夢が見れない

それでも僕は新しいチャンネルを開く

奇跡の光で

世界の全てを感じるように破壊したいと、

ただそう願うだけ。

明日の心臓を握りつぶすために

今日の鼓動を確かめて歩く。