嘘の吐き方(うそのつきかた)
人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。
 



君がかける音の沈みは
僕の妄念を広げるために役立つ

僕が嘆く言葉の沈みは
僕の宇宙を壊すのに役立つ

誰かが触れる感覚の痛みは
僕の宇宙を黒く染めるのに役立つ

誰かの役に立ちたい
誰かの声を聞きたい
誰かの世界を壊したい

そんな歪んだ欲望は
真っ直ぐな観念とせめぎ合って

僕の目に、ピーターパンの現実を焼き付ける

ここは痛いよ?
ここはつらいよ?
ここは苦しいよ?

君が好きだよ
僕が好きだよ
さぁ触れて
手を伸ばして

そんな囁きが怖くて
そんな甘さが怖くて

僕は堅く
かたくかたく
誰よりも固く
かたくなに、心を閉ざす

何も聞こえない
何も見えない
何も感じない
そんな世界で

僕は僕だけの言葉を

海が聞こえる
歌が見える
思い出しそうになる
生まれる前の故郷を。

誰も居ない世界が欲しくて
僕だけの世界が欲しくて
僕は首を絞めながら
僕だけを殺そうとする

君が痛いよ

僕は、君が痛いよ。


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君は…許さないかもね。

でも、僕は君が生きる事を強制しない。
願ったり、祈ったり、思ったり、するだけ。

生の重圧は君と同じなのか、違うのか、それは僕には知る事は出来ない。
違う生き方、違う死に方、君にわからないこと、僕にわからないこと、
そういう事のひとつひとつを、
僕はもう確かめる必要がないんだよ。

何故ならもう、
君に共感する事は不可能だと、
僕は君を諦めたからね。

僕に出来る事は、もう残り少ないんだよ。

僕の中心は、君に見せられない。

悪いな、「心で向き合って欲しい」って君の叫び、ちゃんとわかってあげられなくて。

たぶん俺は…死ぬ時には君を許すと思うよ。


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