嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

ピーターパンの現実

2005年07月31日 21時54分34秒 | 駄文(詩とは呼べない)
君がかける音の沈みは
僕の妄念を広げるために役立つ

僕が嘆く言葉の沈みは
僕の宇宙を壊すのに役立つ

誰かが触れる感覚の痛みは
僕の宇宙を黒く染めるのに役立つ

誰かの役に立ちたい
誰かの声を聞きたい
誰かの世界を壊したい

そんな歪んだ欲望は
真っ直ぐな観念とせめぎ合って

僕の目に、ピーターパンの現実を焼き付ける

ここは痛いよ?
ここはつらいよ?
ここは苦しいよ?

君が好きだよ
僕が好きだよ
さぁ触れて
手を伸ばして

そんな囁きが怖くて
そんな甘さが怖くて

僕は堅く
かたくかたく
誰よりも固く
かたくなに、心を閉ざす

何も聞こえない
何も見えない
何も感じない
そんな世界で

僕は僕だけの言葉を

海が聞こえる
歌が見える
思い出しそうになる
生まれる前の故郷を。

誰も居ない世界が欲しくて
僕だけの世界が欲しくて
僕は首を絞めながら
僕だけを殺そうとする

君が痛いよ

僕は、君が痛いよ。

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