
農業試験場へ 紫陽花 を見に。
ラジオで聞いて、ここの紫陽花がきれいだと、、、
しかし、いつ行っても沢山の人がこの試験場には来ているのに、日曜日でもあるにかかわらず、人の少ないこと。

鉢植えが主で、露地に植えているのは、駐車場の隅に30株、もう少しあったかな~。その程度であった。
この額が濃いピンクの紫陽花がなぜか好きなのだ、わたし は!


専門家の咲かせた 紫陽花 はどれも きれいで見ごたえがある。
甲 乙 つけがたく、どれも全部好きである。

紫陽花が好きなのには理由がある。
俳句を始めた30数年前に、その頃の師に連れられて、始めて、結社の大きな俳句大会に松江まで出かけた。
200人以上の全国から誌友が集い、松江の吟行、その後の大会と、すべてが始めての経験であった。
主宰は 西本一都先生。
富安風生氏の流れをくむ俳誌で現在でも全国誌として活躍をしている結社である。

その大会での古い城下街松江での吟行句
☆ 武家門に表札三つ七変化
この句が選の末席に入った。
そのことがあってから 単純な私は 紫陽花 が好きになったのである。
その俳誌からは、後に 新鋭賞 をいただいたりと思い出の深い結社となった。
西本一都氏がお亡くなりになって、そこも退会をしたけれど、それからは、悪い言葉での 渡り鳥、目指す師もおらず、長いブランクを経て現在に至った。
やっと現在、 教えを仰ぐ確かな先生が見つかったのである。
今の師はお目にかかったこともないけれど、師が出版をした本をよすがとして 独りで勉強をしている。
いい加減な句会に出席をして、いいかげんな仲間から、いい加減の的はずれの選評をされるのであれば、たとえ全没でも 投句した句からの問題点をさぐる地道な回り道の勉強の方を選んだ昨今なのである 。
「しりとり俳句コーナー」
☆ 栗飯の詠題はてさて今は梅雨
☆ 昨年と同じ彼の薔薇へ彼の蝶か
☆ 薬師寺の実梅もぎ頃雲の影