尻を振り大きい足で鴨歩く 葉

人と待ち合う時間まで、二、三十分あったから、栗林公園に鴨を見に入る。
入り口を右に行くと、すぐこの立札がある。
書いてあるとおり。


秋の日曜日とあって、観光客で賑わっている。
コースに沿ってゆくと、この鴨の覗き穴は一番にあるのだけれど、誰も見向きをしない。
ボランティアのガイドさんも、素通りしてゆく。
形は、古墳のように見える。高さはニメートルくらいかな。
穴から覗いた先は、二メートルくらいの幅で二十メートルくらい距離の水を引き込む水路が有る。が物音はしない。何かが動く気配も無い。

小径をたどって行く。
芳しきこの香はなにぞ冬の森
先に立つはボランティアの子冬紅葉

いたいた。通し鴨かもしれないが、美しい羽根をしているからは、オスの真鴨だろうか。
おい四羽の鴨よいかなる関係ぞ
この鴨池の辺りはほとんど人が来ない。

この池に映える逆さの紅葉かな
振りむけば今し着水したる鴨
雲の影ほどけてゆける鴨の池
鳥の水尾が切りて紅葉に染まる池
待ち合わす時間がせまってくるから、いやいやながらこの池を去った。
残念。
松平の殿さまは、自分の思うように、池を造り、春夏秋冬、美しい庭を愛でたのあろうな。優雅でしたな。
検索の句
☆彡 垣間見る冬の日向の蓆干
☆彡 唐傘を干して貴船の紅葉茶屋