老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

猫騒動

2015-11-24 09:44:42 | 俳句

       
          繭玉のやう寝まりをるかじき猫

夫が
「おい、起きてくれ」と大きな声。
何事が起ったのか、夢うつつ、目がまともに開かない。
猫の うんち をスリッパで踏んだらしく、うんちがリビングのあちこちに付いたという。
今朝は五時頃、猫 に「マンマ」が欲しいと起こされた。
「マンマ」をやって、私は二度寝をしていた。
この二、三日、猫はうんちはきれいなのだが、切れが悪いらしく、豆粒くらいの大きさのうんちをトイレ以外の場所に落としている。
それに、気がつかず、夫がスリッパで踏んで、その足で歩いたらしい。うんちの匂いに気が付いた時は、そこここと、歩いた後だった。
掃除をしていると、猫は、遠くのほうから、私の様子をうかがっている。
夫と私の大きい声なやりとりに、肌で何かを察しているらしい。
「姫ちゃんは、何にも悪くない。お尻りが、あんぽんたんになてしもた」と言うと、これも解ったらしく、そろそろと近づいて来て、私の周りを、うろうろとしている。
猫を飼っている、どこのご家庭でも、こんなことは日常茶飯事だろう。
早くから、眠気まなこでうんちの後始末をする騒動の一顛末。夫はカーペットにも付いたかも知れぬと、クリーニング店に。忙しいことである。
この、姫 の幸せそうな寝かた。寒いからまん丸だ。

    雪     雪まろげ赤いポストと肩並べ   

    落葉    ぴょんぴょんと跳んで踏みゆく朴落葉    
      
    冬     冬の空蛙の狂い鳴きなるか     

    ポインセチア    ポインセチア通れば開く自動ドア     

    行      風花や大原行きのバスを待つ

    落葉焚    北の湖のことひとしきり落葉焚

昨日のしりとり俳句から。    


コメント
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