老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

屋島界隈   ( 1 )

2015-11-05 15:00:30 | 俳句
       ☆    歴史悲し聞いては忘る老の秋   高浜虚子

       ☆    初潮に合戦以来沈透(しす)く磐   佐野まもる



屋島は高松市東部、瀬戸内海に突き出た、、標高293メートルの溶岩台地で、南嶺と北嶺に分かれいるが、遠目には一つの台地に見える。
1185年平家と源氏が戦った、源平屋島の合戦は名高い。
南嶺のほぼ中央に四国霊場第八十四番札所の南面山屋島寺がある。


2~3年先には、帰ろうと思っている、我が家(マンション)が見える。
家康公をお祀りしている、讃岐東照宮への、登り口。ここに住んでいた時の散歩コースである。

       ☆   わたし鳥しずめる谷は屋島かも    水原秋桜子



屋島の中腹にある、ステキな趣味のお店「 まぶい」 さん。
かっては、NTTの保養所であった。ロケーションがピカ一である。今は個人の経営する、お店に変身。交通の便が決して良いとは言い難いが、四季の景色の移り変わりが素晴らしい。楽しみがいっぱいの場所である。


       ☆    椿落つ屋島山みち平らかに   三浦恒礼子



私好みの食器やお洋服が沢山置いてあり、お客が次々に入って来。その人達は一目見ると、同じ空気を発しているのが解る。すぐに言葉を交わし、親しくなる。
今日も
「貴方はT県の出身ではないですか?夫と訛りがにています」なんて言って、話がはずんだ。


       鳶宙ではち合はせたる小春かな

       古戦場はるかで鳴りぬ威銃

       赤旗とも漆紅葉の裏屋島

       古戦場猪二百頭をる話

              

       
コメント
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