孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

「笑い」をもって、「キレる」を制す

2016年04月17日 | 書籍関連
中高年とは一体何歳のことをいうのでしょうか?

その定義は様々のようですが、お役所が決めている区分は、次の通りだそうです。

幼年期 0~5歳、
少年期 6~14歳、
青年期 15~24歳、
壮年期 25~44歳、
中年期 45~64歳、
前期高年期 65~74歳、
中後期高年期 75歳~

これに従って、人事労務の実務上では、「45歳以上が中高年」とするのが正解のようです。

45歳くらいから、精神的にも肉体的にもそれまでとは変化を起こし始めるようで、私も実際に過労でぶっ倒れて、三途の川の辺まで行ったのはその頃でした。

季節に例えると、夏が終わって赤とんぼが飛び始める頃が中高年の始まりのようだ、と言えると思います。

昨日、買い物に行った帰りに書店に立ち寄ったら、「中高年がキレる理由(ワケ)」というタイトルの新書が積まれていました。少し立ち読みしてみると、これが面白そうで、自分にも思い当たることが一杯書かれていました。



結局、買って帰りましたが、それは何か「キレる」のを抑えるヒントが書かれているのではないかと思ったからでした。

新聞を読んでも、テレビのニュースを見ても、街に出かけても、ムカッとしてキレそうになることが正直言って最近は特に頻繁にあって、実は心配になっていたのです。



以前、ブログにも書きましたが、銀行で預金を解約したとき、窓口の事務員に「何に使うのか?」としつこく聞かれたときなど、あの時の私は明確に「キレ」ていたと思います。そして、本によると世間の中高年も、金融機関の窓口ではキレることがよくあるようです。

他には、鉄道の駅員に食ってかかったり、病院の看護婦を怒鳴ったり、コンビニの店員に嫌味を言ったり、本を読み始めると世の中高年たちは、キレまくっている様子が伝わってくるので、私は内心少し安心しています。

本によると、要因の一つが現代の「感情労働社会」にあるといいます。それは、面と向って顧客相手の業務だけでなく、顧客満足を最優先にした感情のコントロールを要する仕事が増えているため、自分の感情を抑圧しなければならない労働社会となっているという意味です。

また、40代も半ばになると仕事でも、先が見え始め、それまで行け行けドンドンで仕事してきたのとは違って、スピード感がグンと落ちてきて行き詰まり感のある、「上昇停止症候群」とか、「燃え尽き症候群」とか呼ばれる、転換期を迎えることになるようです。

このような転換期を迎えた中高年たちは、「こんなはずじゃなかった」感が強く、ちょっとしたことでも、「キレる」スイッチが入ってしまって、喚き散らしたりしてしまうらしいですね。

まだ本を読み終えていないので、じゃあどうすればいいのかは分からないのですが、キレそうにならないために、何か方策が書かれてはずです。

以前、カミソリのテレビCMで、「切れてなーい!」というのが流行したことがありましたが、キレそうになったらあのCMを思い浮かべるのも一つの手かもしれません。

「笑う」ことを積極的に求めることもいいかもしれません。笑うと血糖値も下がるそうですから、その効果は大きいと思います。



ブログも、今後、もう少し笑いをキーワードにして考えていく必要があるなあ、と痛感する今日この頃です。





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