孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

両手を広げりゃいいってモンじゃないよ。

2018年10月09日 | 社会観察
西洋人は、ちょっと納得がいかないときや、「仕方ないなあ・・」という不満を表す時など、よく肩をすくめる動作をする。我々日本人はやらない仕草だ。

日本人は、「おいで、おいで」をするとき、手首や指4本を自分の方に繰り返し折り曲げるが、あれを西洋人に向かってやると、彼らは奇妙な顔になることがある。

彼らは、自分に対して、「あっちに行け!」と言われているのだと感ずるそうだ。

ちょっとした仕草でも、文化の違いがあって、時にはそれが問題となったりするから侮れない。

数日前、トヨタの社長が何か熱心に訴えている場面をテレビで垣間見た。以前にも同じような光景を観た記憶があり、その時も、「何となく、馴染まない動きだな・・・」と感じたのを覚えている。

  この仕草は日本人離れしてるんじゃない?

いわゆるプレゼンの重要性は、いつ頃から注目されたんだろうか?

会社のトップが自ら自社製品のアピールをすることで、世界中の注目を集めたのは、多分アップル社のスティーブ・ジョブズのiPhone の、すばらしいプレゼンだった。

今でもYoutube でその様子が観られるので、私は機会あるごとに周りに一度観るように勧めている。これは、またすばらしい英語学習の教材にもなるのである。

平易な英語でも説得力あり

簡単で小気味良い映像と、ウィットの利いた説得力のあるプレゼンは、スマホに大した関心が無い私でも、すぐに買いたくなりそうになったものだった。

これに味をしめた企業家たちは、我もわれもと、マネするようになり、中にはスティーブ・ジョブズの著書までちゃっかりパクってしまう者まで現れた。

    


いいプレゼンの重要な要素はなんと言っても、アピールしたい点をいかにうまく論理立てて、説得力を持たせ聞き手に伝えるか、ということだろう。

単純に身振り手振りを真似したところで、似たような効果が得られるかというと、そういうものではない。逆に、その不自然さが滑稽に見えて、何かモノマネでもやってるのか?と気が散ってしまい、プレゼンの中身への興味が薄まってしまう。

 無理してるんじゃない?

今や、自動車業界は大きな変化の過程にあるそうだ。大企業の社長とて、その渦中にあって、相当にうろたえているようだ。

それだけに、肩に力が入って身振りも大きくなるのだろうが、なんか変じゃない、アレは・・・。


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