孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

恵方巻きは外来文化

2017年02月05日 | 英語関連
この次期になると、毎年勤め先の女性社員たちが、職場の男性社員一人一人に菓子の子袋を配る光景が繰り広げられる。

本来はチョコレートなのだそうだが、数が増えると金額が増すので、昨今は100均で買い求めた数種類の駄菓子を、シャレた袋に小分けしてコストダウンを計っているようだ。

この目的は、カミさんによると、「ホワイトデー」でのお返しチョコがお目当てだそうで、実際わが職場でも3月になると、「ホワイトデーのお返しで一人500円徴収させていただきたいのですが、ご賛同いただけますか?」などというメールが届く。

女性たちは、投資金額の数倍の見返りが期待できるので、この習慣は多くの職場で廃れずに存続しているようだ。

私は、こういう外来文化に対しては生理的に拒否する性質(たち)なので、実に煩わしく思う。

しかし、目くじら立てて文句を言える風土でもないし、「空気読めないオヤジ」と陰口を叩かれるのもストレスになるので、大人しくドブに捨てたつもりで500円出すことにしているのだ。

先週は、スーパーでもコンビにでも「恵方巻き」という巻き寿司の広告が異常に目に付いたが、これとて同様の「外来文化」である。

少なくとも私が住む静岡の中部地方ではこんな習慣は10年ほど前にはなかったと思う。

   節分と巻き寿司

もちろん、巻き寿司は昔から食べていたが、「恵方巻き」などという言葉はこの辺りには存在していなかった。従って、コンビニの窓に貼られている恵方巻きの予約募集広告を見ても、一体何のことなのか、最初は理解できなかった。

実は、私の親戚には鮨屋があるのだが、彼らもこの「ブーム」に便乗してか、何年か前から注文を受け付け、対応し始めたようであった。

普段から、江戸前鮨の職人気質を気取っていた主人が、意外と安直にこのブームに迎合したので、私は腹の中で彼をせせら笑ったものだった。

カミさんも恵方巻きという習慣のない、近隣の街から嫁いできたので、我家では節分には豆まきをするだけである。

第一、あの巻き寿司を両手で持ってかぶりつくという食べ方が、私は嫌である。そもそも太巻きは切って食べるものだと思ってそう実行してきた。いくら縁起をかついで願い事をするなどといっても、ああいう行儀の良くない食べ方は、伝統食に対する冒涜であると思う。

   この光景は品がない

更に、昨今ではこの習慣の起源が何と遊郭遊びにあった、と騒がれているようで、これが真実であるとすれば、おぞましい。関西の遊郭でのお遊び文化を広めて「経済効果」を狙う商人(あきんど)根性が見え隠れするようだ。

   卑猥な食べ方?

太巻きはウリ(我々)の文化だ、と南朝鮮が主張しているようだが、日本の恵方巻きの習慣を見て、そのうち何かイチャモンをつけるのではないか。

それとも、恵方巻きもあちらの「キーセン(妓生)遊び」が起源なのかしらん?


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