孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

バド協会に「あっぱれ!」

2016年04月10日 | 社会観察
違法の賭場に出入りしていたバドミントン選手たちの処分が決定したとネットのニュースで見た。プロ野球とはの違いを感じさせた、極めて真っ当な処分であったと思った。



曰く・・・。

 『バドミントン世界選手権銅メダルの桃田賢斗(21)(NTT東日本)とロンドン五輪代表の田児賢一(26)(同)が違法カジノ店で賭博をしていた問題で、日本バドミントン協会は10日、都内で緊急理事会を開き、桃田を無期限の競技会への出場停止、田児を無期限の登録抹消とする処分を決定した。

 世界ランキング2位で、リオデジャネイロ五輪出場が確実な桃田を日本代表から外し、五輪に出場させないことも決めた。』



似たようなケースのプロ野球選手の場合は、「野球協約」とやらに則って、名前すら公表しなかったようで、どうせプロ野球界の先例に従った判断をするのだろうと思っていただけに、日本バド協会の正常な判断には敬意を表したい。

こう偉そうに言うのは、一国民として私は昨今の若者達が持つ社会常識や正義感の劣化を少なからず心配していたからで、何かと若者達があこがれる運動選手たちの不祥事そのものと、それに対する大人たちの、見識を感じさせない応対に危機感すら感じ始めていたからだ。

今朝も、すがすがしい日曜朝の偏向報道番組の中のスポーツコーナーで、元プロ野球選手の解説者が、二人のバドミントン選手たちの不祥事に関して、声を荒げて解説していた。非難するのかと思ったら、とんでもない。『桃田選手は、21歳、まだ子どもですよ。“極刑”はやめてあげるべきだ』と寛大な処置を求めていたのだった。



さらに、興奮して、『一般からいって“極刑”に値する罪ですか?(会見で)さらし者にしてもらいたくない!辛らつな質問をした人(記者)は間違ったことはしないのか?」と激しい口調で怒っていた。

この御仁、プロ野球一筋だったから、当然といえば当然の解説で、先だっての清原や巨人軍選手たちの不祥事のことなどは、とっくに忘れてしまっている様子で、何とも日本人離れした、ピンとはずれの解説だと思ったのは私だけだろうか。

桃田君はバドミントンを続けたかったら、日本を離れればいい。そうして、髪の毛も好きなように染めて、賞金を稼いで夜は豪遊して、好きなときに好きなだけカジノに行けばいい。ただ、それが子供たちの憧れの対象になると考えるのは改めてくれ。

今回の日本バド協会の決定は、当然海外にも配信されただろう。そして、その毅然とした処分を称賛する国はあっても、批判する国など恐らく現れないのではないか。

台湾などは、きっと、おお、「日本精神」は今も生きているぞと、見直すと思う。

もう一度言う。プロ野球界との違いを際立たせた、日本バドミントン協会に、「あっぱれ!!」だ。


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