今回初めて訪れた、台湾の北部にある「紅毛城」に関しては、すでに述べたのだが、繰り返す。
ガイドブックやネットの事前下調べで、すでに「紅毛城」とは、16世紀ころ海洋進出してアジアまで植民地を力ずくで得ようとした、スペインやらオランダやらが使った遺跡だということだったので、私はそれ以上あまり興味をいだかなかったのだった。
なんだかんだ言っても、要するに毛等どもの、欲望丸出しの侵略の歴史の遺物だと思うと、もうそれだけでどうでもよいと、後回し後回しとなっていたのだった。
実際に城内の展示資料は、15世紀当時のアジアの地図はこうだったとか、城を作ったレンガの遺跡は・・とか、城の所有者の変遷だとか・・私の興味を刺激する展示は、ほとんど無かった。
強いていえば、当時の台湾は、「フォルモサ」と呼ばれていたようで、その知識は前からあった。展示の中に、「Ilha Formosa]という記述があって、当時はそういう呼称が一般的であったと書かれていた。
一体、何語でどういう意味の単語なのだろうか・・・その疑問は湧いたので、私はすぐさま持っていた手帳にこの言葉をメモし、後でネットで調べることにした。
帰宅してから、早速調べると、「Ilha Formosa]はポルトガル語で、(Ilha = イーリャ)とは、「島」という意味の単語。そして、「Formosa」は、(フォルモーサ。
Ilha Formosa とは「美しい島」という意味。最初台湾を見たポルトガル人が、「きれいな島だ。」と呟いて、その「フォルモサ」が台湾の呼称に落ち着いたそうだ。
Ilha Formosa
いい話ですか? 私は、これを知ってかなりガッカリしました。
こういう西欧の侵略者どもに由来する似たような逸話は、他にもいくつかあって、例えば、オーストラリアにまつわる話。
例の英国人キャプテン・クックこと、ジェームズ・クックがオーストラリア大陸に上陸して、先住民のアボリジニと接触した。
野原を飛び回る動物を見て、「あれは何だ?」と聞いたそうだ。アボリジニは、多分あれは何かと聞いているのだろうと思ったが、「カンガルー」と答えた。それは彼らの言葉で、「知らない」という意味だったというオチだ。
これは、どうも作り話で、実際はその時のアボリジニの言葉、グーグ・イミディル語で「gangurru」(ガングルル)と答えたようだ。意味は「飛ぶもの」だそうだが、どちらが真実なのかは分らない。
これと似た話で、私は多分本当の話だと思っているのだが、スペイン人たちが先住民インディオたちを殺しまくりながら、南米大陸を侵略していく際に、アンデスで見かけたラクダ科の動物のことを、インディオに聞いた。
「あれは何と呼ぶんだ?」スペイン語でそう聞くと、インディオは、「呼ぶ?」と聞き返した。スペイン人は、それがその動物の呼び方だと勘違して覚えたそうだ。
スペイン語で「呼ぶ」は、LLAMA (リャーマ)という。動物の名は「リャマ」で定着したのだった。
まだあります。これも本当かどうかは知りませんが。多分事実じゃないかと思います。
話はインドでのこと。やはり、アジアに植民地獲得で侵略してきた英国人が、食事中のインド人たちを見て、その食べ物に興味を抱き、「それは何ですか?」と聞いた。
食事中のインド人は、「これは、おかずだよ。」とシンプルに答えた。インド人は現地語で、「カリ」(= 食事とかおかずというタミール語やカンナダ語)と答えたのだった。
黄色の香辛料ターメリックを使用した「カレー」は英国経由で日本に伝わったようだ。
こう見てくると、いい加減な西欧人の早合点や早とちりが語源になっているようで、それはそれで、面白いものだ。
話は、台湾に戻るが、台湾の正式国名は「中華民国」(Republic of China) ということになっている。国旗は、いわゆる青天白日旗と呼ばれる赤と青と白い太陽のデザインだ。
青天白日旗
支那共産党は、台湾は中国の一部だと世界中に言いふらして、台湾を孤立させようとあの手この手で意地汚く画策しているが、土地と人民と主権が明確な台湾が国家でないこと自体がもはや論理的ではない。
中華民国は共産党との戦いに負けて、1949年に台湾に逃げてきた歴史がある。その時の国民党の国旗が晴天白日旗なのであり、本来の台湾が招き入れたわけではない。国名にも「中華」英語でChina などとあるのは、本来おかしいのである。
これまでの一人旅でもそうだったが、自分のお土産として私はよくキーホルダーを購入して、バッグやナップサックにぶら下げている。
台湾でも、もうすでに4~5個は購入しているのだが、いつも土産屋でキーホルダーを見てガッカリするのは、そのデザインがいわゆる「青天白日旗」のものばかりであることだ。国名は「台湾」がすっかり定着してきているが、国旗はまだまだだ。
緑の台湾国旗をデザインしたキーホルダーとかTシャツを是非作って販売して欲しいものだと、私は切に願うのである。
台湾の国旗でいいじゃない?
ガイドブックやネットの事前下調べで、すでに「紅毛城」とは、16世紀ころ海洋進出してアジアまで植民地を力ずくで得ようとした、スペインやらオランダやらが使った遺跡だということだったので、私はそれ以上あまり興味をいだかなかったのだった。
なんだかんだ言っても、要するに毛等どもの、欲望丸出しの侵略の歴史の遺物だと思うと、もうそれだけでどうでもよいと、後回し後回しとなっていたのだった。
実際に城内の展示資料は、15世紀当時のアジアの地図はこうだったとか、城を作ったレンガの遺跡は・・とか、城の所有者の変遷だとか・・私の興味を刺激する展示は、ほとんど無かった。
強いていえば、当時の台湾は、「フォルモサ」と呼ばれていたようで、その知識は前からあった。展示の中に、「Ilha Formosa]という記述があって、当時はそういう呼称が一般的であったと書かれていた。
一体、何語でどういう意味の単語なのだろうか・・・その疑問は湧いたので、私はすぐさま持っていた手帳にこの言葉をメモし、後でネットで調べることにした。
帰宅してから、早速調べると、「Ilha Formosa]はポルトガル語で、(Ilha = イーリャ)とは、「島」という意味の単語。そして、「Formosa」は、(フォルモーサ。
Ilha Formosa とは「美しい島」という意味。最初台湾を見たポルトガル人が、「きれいな島だ。」と呟いて、その「フォルモサ」が台湾の呼称に落ち着いたそうだ。
Ilha Formosa
いい話ですか? 私は、これを知ってかなりガッカリしました。
こういう西欧の侵略者どもに由来する似たような逸話は、他にもいくつかあって、例えば、オーストラリアにまつわる話。
例の英国人キャプテン・クックこと、ジェームズ・クックがオーストラリア大陸に上陸して、先住民のアボリジニと接触した。
野原を飛び回る動物を見て、「あれは何だ?」と聞いたそうだ。アボリジニは、多分あれは何かと聞いているのだろうと思ったが、「カンガルー」と答えた。それは彼らの言葉で、「知らない」という意味だったというオチだ。
これは、どうも作り話で、実際はその時のアボリジニの言葉、グーグ・イミディル語で「gangurru」(ガングルル)と答えたようだ。意味は「飛ぶもの」だそうだが、どちらが真実なのかは分らない。
これと似た話で、私は多分本当の話だと思っているのだが、スペイン人たちが先住民インディオたちを殺しまくりながら、南米大陸を侵略していく際に、アンデスで見かけたラクダ科の動物のことを、インディオに聞いた。
「あれは何と呼ぶんだ?」スペイン語でそう聞くと、インディオは、「呼ぶ?」と聞き返した。スペイン人は、それがその動物の呼び方だと勘違して覚えたそうだ。
スペイン語で「呼ぶ」は、LLAMA (リャーマ)という。動物の名は「リャマ」で定着したのだった。
まだあります。これも本当かどうかは知りませんが。多分事実じゃないかと思います。
話はインドでのこと。やはり、アジアに植民地獲得で侵略してきた英国人が、食事中のインド人たちを見て、その食べ物に興味を抱き、「それは何ですか?」と聞いた。
食事中のインド人は、「これは、おかずだよ。」とシンプルに答えた。インド人は現地語で、「カリ」(= 食事とかおかずというタミール語やカンナダ語)と答えたのだった。
黄色の香辛料ターメリックを使用した「カレー」は英国経由で日本に伝わったようだ。
こう見てくると、いい加減な西欧人の早合点や早とちりが語源になっているようで、それはそれで、面白いものだ。
話は、台湾に戻るが、台湾の正式国名は「中華民国」(Republic of China) ということになっている。国旗は、いわゆる青天白日旗と呼ばれる赤と青と白い太陽のデザインだ。
青天白日旗
支那共産党は、台湾は中国の一部だと世界中に言いふらして、台湾を孤立させようとあの手この手で意地汚く画策しているが、土地と人民と主権が明確な台湾が国家でないこと自体がもはや論理的ではない。
中華民国は共産党との戦いに負けて、1949年に台湾に逃げてきた歴史がある。その時の国民党の国旗が晴天白日旗なのであり、本来の台湾が招き入れたわけではない。国名にも「中華」英語でChina などとあるのは、本来おかしいのである。
これまでの一人旅でもそうだったが、自分のお土産として私はよくキーホルダーを購入して、バッグやナップサックにぶら下げている。
台湾でも、もうすでに4~5個は購入しているのだが、いつも土産屋でキーホルダーを見てガッカリするのは、そのデザインがいわゆる「青天白日旗」のものばかりであることだ。国名は「台湾」がすっかり定着してきているが、国旗はまだまだだ。
緑の台湾国旗をデザインしたキーホルダーとかTシャツを是非作って販売して欲しいものだと、私は切に願うのである。
台湾の国旗でいいじゃない?
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