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閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

冬ボタン「連鶴」

2008-01-24 | 樹木・花木

ボタンとよく似た花にシャクヤクがあるが、シャクヤクは宿根性の多年草で、冬には根だけを残して枯れてしまい、春になるとまた根から新芽が出てくる「草」であるのに対して、ボタンは「木」なので、そのまま越冬し春に茎から新芽が出てくるという違いがある。花期も少しずれていて、シャクヤクは、ボタンが咲き終わる頃に咲き始まるようだ。なお、ボタンが花の王様、「花王」と言うのに対し、シャクヤクは花の宰相、「花相」と呼ばれるそうだ。

「連鶴」という名前は白い鶴を連想して名付けられたのであろうか。

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冬ボタン「鳳輩」

2008-01-24 | 樹木・花木

他のボタンより蕊がよく目立ち、花弁もちょっと変わっている「鳳輩」という品種だ。
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冬ボタン「真昼間」

2008-01-24 | 樹木・花木

「真昼間」と名付けられていたが、昼間の明るさを花弁の黄色に連想させているのかもしれない。黄色のボタンはあまり見掛けないようだが、新しい品種なのだろうか。
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冬ボタン「太陽」

2008-01-23 | 樹木・花木

ボタンは、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」とよく言われるように、どの花もいずれ劣らぬ美しさがあるということから、美しい女性の姿を形容する花のひとつだ。元々は、中国原産の薬用栽培植物で、日本には1300年くらい前に渡来したらしい。

この鮮やかな赤いボタンには「太陽」という名前が付いていた。
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冬ボタン「日暮」

2008-01-23 | 樹木・花木

「日暮」という品種だそうだが、真っ赤な夕日をイメージして名付けられたのだろうか。
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冬ボタン「新口色」

2008-01-23 | 樹木・花木

名前の意味がよく判らないが、「新口色」という品種名が付いていたと思う。
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冬ボタン「吉野川」

2008-01-23 | 樹木・花木

薄紫色が綺麗な「吉野川」という品種だそうだ。ボタンは花が大きいので濃い赤が映えるように思うが、ピンクや薄い紫色もなかなか品があってよい。
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冬ボタン「八千代椿」 (3)

2008-01-22 | 樹木・花木

冬ボタンは、春に普通に咲くボタンを藁の霜囲いをして保護し、特別な管理をして冬に開花させるよう人工的に開花時期を調整したものだそうだ。花にしてみれば、人間の都合で無理やり花の季節を変えられてしまい、随分と迷惑な話かもしれない。
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冬ボタン「八千代椿」 (2)

2008-01-22 | 樹木・花木
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冬ボタン「八千代椿」 (1)

2008-01-22 | 樹木・花木

正月早々に、名古屋市の「徳川園」で冬ボタンが咲いていると聞いたので見に行ったのだが、載せるのがつい遅くなってしまった。品種名は傍に立ててあった名札を確認してきたので、たぶん間違いないと思う。これは「八千代椿」というそうだ。
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クスノキの大木

2008-01-21 | 樹木・花木

豊田市の市街地から北にやや離れた国道419号沿いに、枝張りの立派なクスノキの大木がある。広い畑の中に大きな木が1本だけあって、周囲に遮るものがないので遠くからでもよく目立つ。個人の所有物で、特に名前が付けられている訳でもなく、天然記念物でもないが、豊田市の銘木に指定されているそうだ。

幹周りが6.5m、樹高は13mあるそうで、樹齢は判らないが、これだけの大木なら数百年くらいは経っているのではないだろうか。この三河で今川義元と織田信長が争っていた戦国時代には、もしかしたら、このクスノキはもうここ生えていたのかもしれない。
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大智寺の大ヒノキ

2008-01-21 | 樹木・花木

岐阜市の北東部に大智寺という1500年頃に建立されたお寺があるが、その山門を入って直ぐ正面に、岐阜県で2番目に大きいという「大智寺の大ヒノキ」がある。樹齢は約700年で、幹の周囲が6.6m、樹高が30mの巨木だ。岐阜県の天然記念物に指定されている。幹が途中から捻じ曲がっているが、説明書きによれば、これは落雷によってできた裂け目が、異常に発育してしまったことによるもので、幹の内部は空洞になっているそうだ。

なお、この大智寺には樹齢330年の大きなサザンカの古木もあったが、残念ながら、2年前についに枯れてしまったそうだ。
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豊田市の「阿弥陀杉」

2008-01-20 | 樹木・花木

「阿弥陀杉」は旧足助町、現在の豊田市大井町にあり、国道のすぐ脇の小高い塚の上に立っているのでよく目立つ。幹は太いものの、丈はスギとしてはそれほど高くなく、天然記念物に指定されている訳でもないが、長野県根羽村へ柿の木を見に行った途中で目に付いたので、何か曰くのある木ではないかと思って立ち寄った。

樹齢は不明だが、幹周り5.1m、樹高16mだそうだ。武田信玄が三河に攻めてきた時に、阿弥陀仏がこのスギの木の上に逃げて避難したので、それ以来、このスギは上に伸びなくなったと案内板に書いてあった。その言い伝えから推定すれば、樹齢は少なくとも500年以上にはなるだろう。この塚は「塩狭間古窯」という12世紀後半から13世紀初頭に使われた昔の窯の跡だそうだ。
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豊田市の「貞観杉」

2008-01-20 | 樹木・花木

愛知県にも国の天然記念物に指定されているスギの古木がある。旧旭町だと思うが、豊田市杉本町の「貞観杉(じょうがんすぎ)」である。樹齢は伝承1000年と云われているそうで、幹周り12m、高さ45mの巨木である。奥まった住宅地にあるので、全体を写真に収めることができないくらいの大木だ。

神社の鳥居の横に聳え立っているが、周りに神社参道の石段や道路脇の石垣があり、幹が太く根が盛り上がっていて、かなり窮屈そうだ。すでに神社の石畳や石垣は、巨大な根に押し上げられて傾いてしまっている。道路側の幹が大きく削られて、腐食防止なのか、杉皮の保護カバーがしてあった。このスギも名前が地図に出ているくらい有名だ。
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根羽村の「月瀬の大杉」

2008-01-19 | 樹木・花木

長野県根羽村に推定樹齢1800年余りの「月瀬の大杉」がある。国の天然記念物に指定されており、地図にも出ているくらいだから、かなり有名なスギの巨木だ。案内板によると、幹周りが14mで樹高は40mあるので、近くで見ると圧倒されるくらい立派だ。屋久島の縄文杉に次いで大きく、長野県では最大最古であり、全国でも6番目のスギの大木だそうだ。その昔、二度ほど伐採の危機があったが、住民の嘆願により売却を免れ、今日まで保存されている。去年の12月に根羽村へ柿の木を見に行った時に、近くだったので、ついでに立ち寄ってみた。

山国の日本では、全国各地に巨樹・巨木や有名な古木の類は多く、樹齢を経た大木といっても決して珍しいものではない。綺麗な花も咲かず紅葉もしない常緑樹では、写真を撮ってもあまり面白くないが、何百年という歳月を重ねてきた老木にはそれなりの風格があって、遠い昔のロマンや永い歴史を感じさせる魅力があると思う。
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