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閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

豊田市の「阿弥陀杉」

2008-01-20 | 樹木・花木

「阿弥陀杉」は旧足助町、現在の豊田市大井町にあり、国道のすぐ脇の小高い塚の上に立っているのでよく目立つ。幹は太いものの、丈はスギとしてはそれほど高くなく、天然記念物に指定されている訳でもないが、長野県根羽村へ柿の木を見に行った途中で目に付いたので、何か曰くのある木ではないかと思って立ち寄った。

樹齢は不明だが、幹周り5.1m、樹高16mだそうだ。武田信玄が三河に攻めてきた時に、阿弥陀仏がこのスギの木の上に逃げて避難したので、それ以来、このスギは上に伸びなくなったと案内板に書いてあった。その言い伝えから推定すれば、樹齢は少なくとも500年以上にはなるだろう。この塚は「塩狭間古窯」という12世紀後半から13世紀初頭に使われた昔の窯の跡だそうだ。
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豊田市の「貞観杉」

2008-01-20 | 樹木・花木

愛知県にも国の天然記念物に指定されているスギの古木がある。旧旭町だと思うが、豊田市杉本町の「貞観杉(じょうがんすぎ)」である。樹齢は伝承1000年と云われているそうで、幹周り12m、高さ45mの巨木である。奥まった住宅地にあるので、全体を写真に収めることができないくらいの大木だ。

神社の鳥居の横に聳え立っているが、周りに神社参道の石段や道路脇の石垣があり、幹が太く根が盛り上がっていて、かなり窮屈そうだ。すでに神社の石畳や石垣は、巨大な根に押し上げられて傾いてしまっている。道路側の幹が大きく削られて、腐食防止なのか、杉皮の保護カバーがしてあった。このスギも名前が地図に出ているくらい有名だ。
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