深*龍宮の使いのブログ

色々なことを書いていきたいと思います、よろしくお願いします。

民主主義とはなにか?、

2007-07-23 15:20:26 | 社会

    どうもこんにちは



  先週新潟で起きた地震はかなり大きな被害をもたらしたらしく、なんだかとんでもないことになっているようですね、 それで一番問題とされている柏崎刈羽原発に対して色々と問題点が指摘されているようですが、特に問題になっているのが大量に発生した水蒸気の問題で、その水蒸気には放射性物質が含まれていたようです、 これに対して会社側は建物内のドラム缶が倒れたのが原因だといっていますが、写真を見てもらえば分かりますけど、(http://edition.cnn.com/2007/WORLD/asiapcf/07/16/japan.quake/index.html
そうなるとこの原発から発生している多量の水蒸気の説明ができない、そもそも柏崎刈羽原発は、沸騰水型の原発であり、原子炉で加熱した水の蒸気でもって直接タービンを回して発電するタイプであり、そういう発電所で多量の蒸気が発生するところといえば、その原子炉で加熱した蒸気しかないのではないか?、


  原子力発電では、沸騰水型と加圧水型というのがあって、加圧水型の場合は原子炉を回る水と、タービンを回す水が別々なので、タービンを回す側の水の蒸気が外に出てという可能性はあるだろう、しかし、沸騰水型の場合は原子炉を回っている水しかないから、水蒸気が発生するとなるとそこしかない、 一説では制御棒が破損したのではないかとも言われているようで、これはもしかするとだが原子炉が破損した可能性も考えたほうがいいのではないだろうか。


  そもそも柏崎刈羽原発に対しては、三年前の地震のときも危険な原発なのではないかといわれていた、この原発は活断層の上にあって、本来ならば立ててはいけないところにある原発であり、しかも今回の地震によってその活断層が原発を横断するように延びてしまったようで、もし次地震が起きたら大爆発の可能性も考えておいたほうがいい状態のようです、

  そういう点から見ても、今回の地震によってこの原発で核爆発が起きても不思議ではなかったように見えますね、もしそんなことがおきていたら新潟東北関東北部の人々はほぼ全滅してたかもしれないし、その上で東日本一帯は人が住めなくなった恐れがあったような気がします、 まあこれを放置していた自民党公明党小泉安部、こいつらはそれなりの処罰がいるでしょうね、


 

  それともう一つ今回の地震を見ていて思ったのは、地方の貧困という問題もあるような気がしました、亡くなられた方を見ると高齢の方が多いですし、また、原発の問題に対しても地方の金の無さに付け込んでいるような面があるようで、どうやら中央と自民党と大企業による地方への暴力のような面もあるようです。

  そもそも地方は一次産業が中心ですから、どうしても現金収入は少なくなりがちで、その点をついて中央省庁と自民党が手を組んで長年地方を食い物にしてきたことが、今回ひずみとして露呈したように見えますね。


  地方は公共事業の温床として叩かれることが多いですが、そもそも地方の産業は一次産業がメインであり、地方にとっても公共事業のメリットは本質的にはなかったと思うのですよ、なのになんでそんなに公共事業をしたのか?、 それは自民党が原因で、自民党は本来地方の活性化のためならば、一次産業の活性になるような政策を考え、予算を考えるべきだった しかしそうすると直接地方の人に金が回ってしまうので、バックマージンをもらう方法が作りづらかった、結果として公共事業というバックマージンをとりやすい方法を編み出したわけです、


  結果として地方の人々は目の前にある公共事業の金に踊らされて、自らの主体である産業の農業等の崩壊を招いてしまった、まあ地方の人は自民党にだまされたわけですが、そして利権をあされなくなった地方に対して自民党は見切りをつけ、自民党は政策だなんだといっていますが、ただ利権とれないからといって、地方切捨てを行っているのです。 今回のことも原子力は軍事利権として使えるので、重視しただけだろうし、安部という無能な人間も原子力発電所が無ければ視察には行かなかっただろう。


  そして聞いた話だが、あと数年、3~4年ぐらいで地方は止めを刺されるらしい、私もある以上は分からないのですが、あと数年後に地方の自治が強化され、中央が地方に対する財政的な協力をしなくなるらしいのです、

  これは最近の住民税の増加とも関係をしているようですが、まあそうすることによって地方の自治が高まるのかというとそういうことではないらしく、 そもそも地方自治体は自主財源では運営ができないくらい財源が少ないわけですが、その財源を増やすことなく協力を打ち切るようなことをして、地方自治といっているようで、これでは自民党や中央省庁は地方から見ればただの盗人であり、犯罪的に見えるのではないでしょうか。


  そもそも自民党にとって欲しいのは利権だから、国民が死のうが生きようがどうでもいいわけです、彼らに倫理観は一切ありません、それが現実だと思います、その上で自民党という政党を考えるのがいいのではないでしょうか、特に地方の人にとっては、自民党の存在理由はお互いにとってほぼゼロですので、付き合い方を考えたほうがいいのではないかと思います、今の自民党は中央や都市部重視ですし、そういう方面で利権をあさろうとしているようで、働いている人の権利を奪って財界に売ってバックマージンをもらうとか、そういう商売を始めているようなので、もう地方はどうでもいいようです、


  ですからおおむねこれからは、最近の選挙を見てもいえるのですが、自民党は地方を去り、地方の人も自民党を否定し、互いが疎遠になっていくような気がしますね、そして自民党を否定した地方から未来が開けていくような、そんな気がします。




  そしてもう一つ、長くなってすまないのですが、最近日本の財政難だから増税をすべしという声があるようですが、これは否定してかまわないと思います、 そもそも日本の借金は増税でどうにかなるレベルのものではなく、増税しても焼け石に水です、抜本的に対策をするの事は小泉政権の5年間でその可能性の殆どを失ったので、増税ごときではもう対処は出来ません、

  じゃあどうするかというと、借金の塩漬け方法を考えるのがいいようで、自民党の谷垣氏が行っていた市場に流れない国債のシステムというのがいいようです、市場に流れない国債というものの利点としては、そもそも債権というものは利率があって、年利何パーセントとかそういう利息分があるわけですね、そして今の状況では日本は利上げを要求されています、そしてもし今利上げをすると、多量にある低いゼロ金利下の国債の価値が下がって、国債が市場に売却されて、国債のディファルトが起こる可能性があるわけです、


  それを防ぐためには市場に流すことのできない、債権を作りその比率を増やすことによって、債権の安定化を図るべきであり、つまり債権を債権ではない形にしていくことが、一番今のような莫大な債権に対しては意味があるようです、


  今の日本の借金は1000兆ぐらいあるので、それを数兆の増税でまかなうのは難しく、また、増税をすればその分消費は減り経済は衰退する、そしてこれ以上の増税は国民の生存権に関わる問題になる、つまり税金を払わない運動が起こると見ていい、そうなればかえって日本政府は財政破綻する。


  財政的に見て今の状況は、借金の規模が大きすぎるので増税では対処が出来ない状態にある、よって借金のことだけを考えて借金の管理体制から活路を見出したほうがいいようです、そして、増税はかえって財政の破綻を早める可能性が高く、今の国民所得は十年近くずーっと減っているはずので、増税した場合、消費の冷え込みと、国民生活の破綻が乱発する恐れによって、日本政府が破綻する可能性が高まる可能性がある、多分そうなったら誰も税金を払わなくなると見ていいのではないか、


  まあとにかく財政問題に対する対処方としては、借金の管理体制を作ること、そして特別会計等の見直し、会計全体の見直しをして、借金のコントロール方法を考えること、 増税も選択肢に入らなくはないのですが、メインにするものではないので、今の状態で増税による財政再建をいうということは別目的であると見て間違いはないと思うので、そういう意見は握りつぶしておいてかまわないと思います、 

  その上で政治的に見た場合、借金の管理体制を行おうとした谷垣氏は、安部という人物のせいで更迭され、借金の管理体制がどうなっているか分かりません、ですので今の体制をひっくり返すということは、財政再建上非常に効果のある方法であり、増税より価値があると見ていいでしょう、私の見た感じ今の体制が続けば、たぶん財政破綻は避けれないと思います、それは増税をしなかったからではなく、安部という国民と政府の仲を裂くようなことばかりする、無能な人間を中心においていたことが最大の原因になると思います。

 

    


  さて、それはいいとしてなんだか遅くなりましたが今日は、民主主義とは何か?、ということでも書いてみようかと、何でこんなものを書くはめになったんだろうか?、と思わなくはないのですけど 、 まあタイトルを考えているときは気楽だったのですが、え~っと、とにかく民主主義、多分今の状況で一番に問われている問題、民主主義とは何か?、その問いの答えが見出せないがゆえ、この国は道に迷っているわけです、ですからここの問題さえ見えてくれば、この国の未来が見える余地もあるのではないか、と思ったので書いてみようかと。


  それで、民主主義とは何かということで、今の日本の政治制度は国家権力の支配の強い、全体主義的な側面のある制度であり、権力の都合の悪いことはどこまでもごまかせ、権力に逆らえない弱い人を潰して権力の糧とするような、そういう残忍で身勝手な制度が今の日本の政治制度なわけです、 



  元々は、日本の制度は江戸時代的な制度の名残、御上がいて下々のものがいるという制度と、民主主義的な制度が混ざり合い、結果として全体主義風の民主主義制度、それが今までの日本の政治制度だったわけです。 そしてそれはいままの過程においては、それほど悪だったわけではなく、そういう領主制の名残があるような制度でも、その領主に当たる人物が優秀ならば、何とかなるわけで、今まではそういう人物が色々な方が出てきたので、どうにかなってきたわけです。


  しかし、今の状況を見ればわかるように、安部という無能でバカな人物は、とてもじゃないが人の上に立てる人間ではなく、どちらかといえば人のいない世界に住むべき人間だろう、こんな人がいては周りの迷惑だから。 そういう無能且つ馬鹿な人間が領主的な立場に着いたときに、日本のような領主制とミックスした民主主義制度では、全体の崩壊のような形が起きてしまうわけですね、


  それはなぜかというと、領主的な民主主義では、国民が審議や審判をしないという側面があり、国民が判断をせずその判断を領主に任せるような制度では、領主が最悪の判断をしたときに、最悪の結果を招くわけです。


  今までの世の中は、政治にしろ社会全般の大きな問題についてにしろ、それに対する対処する人間というものが必ずおり、国民は大きなことは人任せで生きることができました、 しかし今、その形は完全に崩れ今の状況においては、政治や社会全般の大きな問題に対し、それに対処する人間というものが必ずおらず、国民は大きなことは人任せにすると非常に危険な状態にいるわけです。


  それは領主制というものの大きな欠点としてある、血統はあてにならないという問題であり、人間の優劣というものはたまたまそうだったということが多く、血筋じゃないことが多いのですね、だから血統を重んじる領主制では、非常に危険な政治状態に陥る恐れがある、それは歴史が証明している事実であり、これが危険だからということで民主主義制度ができたわけです。


  そして日本では、いまだに民主主義ではなく、国民の認識の上では領主制的な感覚が強く、国民が判断をしたり政治家の優劣を考えるということがあまり行われず、その結果政府与党の政治家はチンピラの集まりのようになり、日本の政治の実態は犯罪的な意味ばかりを持つようになったわけです、 問題がおきたとしても、その問題を国民が判断をせず、またそれを行った政治家の優劣を考えることなくここまできてしまったので、私の見た感じ今の政府与党は政党というよりは犯罪組織にしか見えないのですが、そういう犯罪組織であっても評価してしまう人が結構いるのです。


  だからこそ、今こそ民主主義が必要であり、主権者を国民にしなければならない、どちらかというと今の状態では政治家より国民のほうが問題です、民主主義では国民が判断をすることを主体とする制度であり、判断はあくまで国民に全権委任している制度なわけです、つまり間違っていたら全部国民のせいになる制度でもあるわけです、そういう意識を持って政治というものを眺めている人が少ない、権限と責任が国民にある制度だとわかっている人がいない、人に任せておけばいい制度だと考えている人が残念ながら国民の殆どなのです。


  そしてその形は最終形を迎え、この国は何らかの形によって潰れる時が来ている様に見えます、昔の江戸幕府は農民は支配していましたが、市民は支配をあまりしていなかったので、国家制度の問題は主に農民と政府の役人(武士)に責任が行きましたが、今の状況ではすべての責任は一般国民である市民へと来ます、そしてその事をわかっている日本人は殆どいない、日本人は民主主義を何もわかっていない、多分この誤認、私のいつも言う大きな錯覚が大きな問題を生むという問題、日本人が民主主義のことを良くわかっていないという問題が、この国の致命傷になるのはほぼ間違いがないでしょう。

 

 

 

    それではまた長くなってしまいましたが、今は週三回ですので、次回は水曜になります、では次回まで。