クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

水ノ塔から篭ノ登周回 H-25- 8-17

2013-08-18 15:49:10 | 倉渕・長野原・草津・嬬恋
八月後半の御巣鷹慰霊登山は崩落工事の臨時措置が講じられているので
無理をせず通行止めが完全に解除される予定の九月二十一日以降に変更して
今日も涼しい山を狙って高峰温泉口から水ノ塔・東篭ノ登へ歩くことにした。
高崎から車坂峠へは二度上げ峠経由が近い感じなのでハマユウから71回の
カーブをこなして峠着(8.05)。途中の浅間隠登山口は団体さんで満杯の気配。
目の前に「駒髭山」がどっしりとした姿を見せているが



西の浅間はどうもすっきりと見えないので展望狙いは無理かもしれない。



長野原に下って西進してパノラマライン南ルートを気分良く走行。
何時もならこの辺で左手に見える浅間の巨体は霞の中。



やがて右に糠塚山、左に村上山が迫るところの林道四つ角を車坂峠を目指して南進。
ところが2.9k地点で舗装が切れて砂利道となって減速をさせられる。
砂利道3.1kでY字分岐。表示を見たらこの道は「村道・鳥居峠車坂線」らしいが
直進の舗装路は方角違いなので相変わらずの砂利の右折道。



直進の道はこんな道標が出ていた。



分岐から3.8Kもガタガタ走って漸く舗装路に入る。どうやらこの近くにある
アサマ2000パークスキー場用の整備らしい。車坂峠から高峰温泉前に
辿りつくが周囲は満車状態で隙間探しに苦労する(9.24)。



登山者らしき支度のクループが多く彼らに揉まれながら登るのかと鈍足爺イは
憂鬱になる。何時も登山者の殆ど居ない里山ばかりうろついているので
どうも気後れするのだ。考えてみれば若い世代に張り合うことは無いんだが。
大集団が未だ準備中なのを見越して出発。



最初は林の中で涼風が心地よいし周囲の緑の深さが気分良い。



少し登ると草むらに隠れて「うぐいす展望台」の看板。



なるほど名物の赤ゾレが良く見える。突き出しの方に行って眺めを楽しんで
いるうちに早くも大集団が通過した。彼らは展望などに構わずひたすら
先を急いでいる感じ。





この先で最初の岩場が始まるが未だ本格的ではなく小手調べの程度。






一旦は林に突入。



そしてこの大岩を境として



露岩の急登が始まった。



この上に着くと結構な展望場所。



ゾレが近くに見え、水ノ塔登山を実感。



休憩中のクループの山談義に割り込んで話を聞きながら前途を見ると未だ先は長い。



次第に岩の状態が厳しく大型になり短足爺イは苦戦の連続で後続にどんどん抜かれる。



下ばかり見ながらトロトロ進んでいるうちに頭の上から話し声が聞こえて
ひょっこりと頂上に着いた。だが通常の山頂という感じではなく稜線の
東の肩の感じ(10.57)。



先客が出発して人気の無くなった山頂で足を投げ出し大休止。
南を見ると数年前に登った巨大な高峰山と手前には今辿ってきた岩帯が見渡せる。
今までこの水ノ塔を温泉側に下ったことが無いので今日は篭ノ登から引き返して
来ようと思っていたがこの厳しい岩場の下りは年寄り向きではないので
あっさり諦めた。



これから行く篭の登方面も絶好の展望で満足。



セルフで本日の爺イ。



脇にある篭の登への道標に従って西に向かう。



こっちの下りも相当なもの。まるで往路の再現のようで木の根の絡みが重なって
足場は悪い。



登り返しが大変なので余り下るな!とブツブツ云いながら進むと突然前方が
開けて最初の小規模なゾレの上を歩く。



やがて前方に突起。これは篭の登との間にある二つの突起の一つで上は台地状。



振り返って水ノ塔を西から眺める。



台地を越えると待望の赤ゾレが目の前に現れ直ぐ側を抜ける。





ゾレを過ぎると二つ目の突起。ここが中間点(11.29)。



本体が現れた。大きいな、高いなーーが実感。



珍しく道標。消えかかっているのは「湯の丸」の文字だが同じものを篭の登からの
下りでも見た。この場所で湯の丸と云われても困惑だな。



登りが厳しくなり又もや下ばかり見て進んでいたら頂上が近くなった。人影もチラホラ。
こうやって上から見られるのはどうも嫌だ。疲労困憊の姿を見られたくないという
見栄なんだが。何時も直下で休んで到着時には余裕の顔をするのが癖になっている。



到着して最大のお楽しみの「見返りのゾレ」(11.55)。





絶好の天気で黒斑・前浅間・浅間の三段重ねが見えて来た甲斐があつた。



頂上標識と



一等三角点。



南には池の平と三方ケ峰、大駐車場もはっきり。



西篭ノ登も手近の距離だがかってこの山で無理な姿勢で花の写真を撮ったとき
重症のぎっくり腰になつたトラウマが消えていないので眺めるだけ。



又もや、近くのグループに何となく交じり合い数枚の写真を撮ってもらった内の一枚。



北側には先日登った四阿山と右手前に低く見える村上山。



木陰を探して昼食と大休止してから下りのスタート(12.46)。こちらの下りも暫くは
大岩の道。



こんな道標を見る頃には



普通の登山路風になって一安心。



距離の入った道標。全長は1Kということになる。



そして木陰で憩う人が多い駐車場前に到着(13.19)。



ここから温泉の駐車場までは3K以上の日陰なしの林道歩きになるので少し休んで
足の具合を整える。池の平入り口看板を見て出発(13.24)。



単調な歩きを続けると前方にゾレが見えた。



直下は大急ぎで通過。



頻繁に通過する車から声のかかる事も無く無事に温泉着(14.14)。



帰路も同じ道で峠を下る。嬬恋の畑はキャベツの最盛期。無事の出荷が望まれる。



本日出会った花々。



















★国土院地形図では「篭ノ登」だが長野県関連の資料は東・西共に
「篭ノ塔」とされているし登山路の標識も「塔」なので実際はどちらが本当なのか?

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