クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

須賀尾紅葉 R- 3-11-11

2021-11-14 05:45:58 | 倉渕・長野原・草津・嬬恋
例年、伊香保河鹿橋の紅葉時期には須賀尾峠の「紅葉谷」も
見頃となる。11-5 に伊香保が最盛期だったので一寸遅いと
危惧しつつも須賀尾に向かった。拙宅から R-406の
信州街道・草津道を使うと約 49km で1時間半。

大戸から西進すると左右の山々は黄葉真っ盛りで陽に
輝く。



やがて大きな橋で「温川ぬるかわ」を渡る。この温川は
利根川水系吾妻川から郷原辺で分かれて南進し大戸で
直進する「見城川」と西進する「温川」に分かれるのだ。



幾つかの集落を過ぎると「須賀尾宿」。高崎で中仙道から
分かれて5番目の宿場。信州街道はこの地から草津道と
分かれて万騎峠を通って鎌原宿、鳥居峠を経て信州
に入り、北国街道と合流する。草津道はそのまま
須賀尾峠を越えて長野原宿経由で草津へ。
今では古民家は見当たらないが屋号の看板が建てられ
ていて、宿場町だった雰囲気が残されている。



やがて「薬師温泉」「鳩の湯」への分岐通過。
「浅間隠山シャクナゲコース」の入口でもある。



峠道も登りに入ると万騎峠への信州街道が分岐。



峠に近ずくと周辺で植林地の伐採中、チェーンソー
の音があちこちから響き沿道の随所に伐採材の
プールが出来ている。



予定より僅かに早く峠到着してこの道標下に
路傍駐車。先客が既に2台。



目印の子育て地蔵さん、丸石の顔は変わらず。



土手の様な所から登山開始。大戸の標高が
500m位、峠は1040mほど、僅かの距離で車は
随分登ってきたことになる。



三角点までの歩行距離約500m、比高 130mほど。



中盤を過ぎた様子では紅葉は完全に終わっていて
鮮やかな色彩は殆ど無しにがっくり。



それでも折角50kmも走行してきたのだからと
残り物を丹念に拾い上げてyoutube。

須賀尾紅葉

三角点に向かうと大きな岩体、尾根の曲がり角だ。



もう一段上に三角点設置場所。



三角点は四等で点名・須賀尾峠 1172.9m



かって2014-11に高ジョッキに行った時、丁度この
三角点の設置作業に出会って見学したことがある。



残り物の紅葉を追っている内に時間を浪費し
予定していた高ジョッキへの往復の時間が
残り少なくなった。老々介護の我が家では
家族がデイサービスから帰ってくる時間まで
には必ず在宅している必要がある。
仕方なく途中撤退覚悟で行けるところまで
ハイキングすることに。
この道標を見て気合を入れ直して東進開始。




東進開始後に直ぐ岩突起。勢い込んで登りかけて
ここは回り道と思い出した。



きちんとテープに従って左から回り込み。



回りながら岩体を横から見て苦笑い。こんな所、
乗り越せるはずがない。



回り切って振り返り、最初から手ごわい突起だ。



次は大きなコブ。



途中の左下にダム湖が良く見える。



ヤセオネを通過すると



前方に大岩。正面から登る。



突端ではテープに従って右に回り込む。



下に見える尾根に向かって急下降。



下り切ると一寸嫌な岩場。



乗り越えて再び下の尾根。



本格的ヤセ尾根の左を抜けて



鋭くくだって。



尾根を進む。



大きな突起だが



右から楽々回り道



振り返り。乗り越しなど試みなくてよかった。



軽い岩場を抜け



また突起。



振り返り



これを過ぎると



意外にもほっとする平坦路。



前方に本体が見えた。



登路が厳しくなりもう少しらしい。



あと一登りと思って時間を見ると既に
許容範囲をオーバー。ここで撤退とした。



陽だまりに座り込んで大急ぎで軽食を詰め込んで
いると先行の方がもう下山してきて頂上の
様子の画像を見せてくれた。その中の一枚の
頂上標識が見慣れないので帰宅して調べたら
多分これ。



どうもここから離れた三角点大野の標高が
書かれている? 高ジョッキの標高は
地形図には記載がないが多分1220m-1235mで
大野三角点は1208.66mだから。
高ジョッキと大野三角点の混同は過去にも
屡起きていた。

もう一組の下山者を見送って下山開始。下りでも
岩尾根などが続くのでスイスイとはいかず
足元注視で至極慎重。
途中で丸岩の岸壁が良く見えるが頂部の紅葉は
終わっているので極めて地味。



かってtomoさんの撮ったこれに比べたら比較に
ならない。



三角点に帰着して本日の爺イ。



一呼吸置いてこんな下り尾根を落葉を蹴散らし
ながら何とも不満足でダラダラ下る。



そして本日も無事帰着。
もう時間内の制約の中では体力気力の
衰退もあって登れる低山が大分限られて
きたと実感。米寿とはこんなものかな?




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