特集タイトルは、日本語とは何か、である。この創刊号を手にして読み物から多くを得たであろう。そのなかで印象に残したのは、日本と表記して、漢字の読みかたの取り決めからすれば、にほん となるのは、二本でしかないという、日本語再入門の記事であった。その１で、鳥飼浩二氏は、どうしたら、常用漢字表で日本が二ホンと読めるようになるか、について議論した。漢字表の読みに従えば、にち、じつ、ひ、か、などの読みが . . . 本文を読む
記録に忘れないようにと思うことがあって、それを書くことを忘れるという、どうでもいい話ばかりで、まことにもって……先週末には研究会があったから出席をした。いつもの会場で刈谷の駅前、総合文化センターであった。二つの報告発表を聞いて、一つ目が中世語と案内であったから興味を起こしたが、それは中古語のことで、プログラム予告のミスであった。もう一つは、話し言葉の分析で、会のメインテーマになる複合辞の延長線上にあるものであった。いずれも面白かった。 . . . 本文を読む