現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

日本語論10 

2018-05-14 | 現代日本語百科


 特集タイトルは、日本語とは何か、である。この創刊号を手にして読み物から多くを得たであろう。そのなかで印象に残したのは、日本と表記して、漢字の読みかたの取り決めからすれば、にほん となるのは、二本でしかないという、日本語再入門の記事であった。その1で、鳥飼浩二氏は、どうしたら、常用漢字表で日本が二ホンと読めるようになるか、について議論した。漢字表の読みに従えば、にち、じつ、ひ、か、などの読みがあるが、にほん と読む場合の、に というのは上げてない。この表によって、ニッポンと読めるのは、にちほん という読みの音変化と類推する。そうすると、にほん となると、これは当時、ワープロで辞書変換をして、二本としか出てこない読み方であったのである。漢字表は例外規則を持つのであるが、それには慣用読みのこととして、代表的に語を上げて、付表に添えているから、その中にあってもよさそうである、ニッポンに対する、にほん などを載せていない。また固有名の表記によることもあるが、それについても日本に注意するところはない。これについては漢字変換で経験するところであったから、にち についての、ニッ はみとめているものの、に それだけの読みはない。ほかに語を求めて、に として、表記しての単語は、日 の文字にはない、古文で発音の無表記のこともあり、促音を書かずとも、にき と書いて、にっき と読んだらしいことは、とさのにき 土佐日記など、日記文学での呼称があるから、そこから類推して、にほん というのを、ニッポンと読み習わすかと言いうことになるが、にほん、という表記にいきなり、にぽん を当てるのは困難であるから、日本国善悪霊異記とある、その読みに、にーふぉん となるか、ニチフォンをあてて、音変化を起こす前の発音を推測している。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。