大谷大学編、仏教が生んだ日本語 毎日新聞社 2001年10月刊。文芸春秋に連載していたころ、よく読んでいた。その書になったものを改めて手にする、と言うか、片づけをしていて本が出てきた。禅語散策を取り出して、仏教語を見るのだが、中村元の仏教語大辞典はさておき、この書によってみると、挨拶、玄関、血脈、そして平常心が見えない。さもありなんと思うのは、うがちすぎであるが、浄土真宗と禅宗での仏教語ということのちがいによるものだろうとしながら、選択する話題の取り方にもあるので致し方なく、教義によって見るところでもあるから、さきまでに書いた禅語を、その解説では禅のことばとすべきかどうかとするものでもあったようだし、田上大秀さんの解説は宗派に及んで、とくに真宗の用語とを比較するとところがあって、わかりよかったものだと思う。それにしても、そのままで読めば、文芸春秋に出ていたのがそれまでである、解釈はよしとして、さかのぼって、さかのぼって、原語に至るかどうかである。 . . . 本文を読む
くさいのは、木、布、紙の焦げるにおい。きなくさい となって、衣くさい 木のくさい である。語義には、怪しい、胡散臭い、そして、なにが起こるか、硝煙のにおいでもある気配もある。それを言えばまた、物知り顔に言うことも、きなくさい。アジアで起こった殺害事件に、緊張が走ったままである。後継争いに巻き込まれる周辺は、一昔前にも、戦争の火種である。南北対立が東西冷戦に変わる。朝鮮半島の盟主は果たしてかつての宗主国を再来させるつもりであろうか。>碧桂園集団副総裁の朱剣敏氏も、「森林都市は国家の『一帯一路戦略』に沿って作った計画である」と明言している。「一帯一路戦略」とは、習近平国家主席が提唱した経済圏作りの構想で、中国西部と中央アジア・欧州を結ぶ「シルクロード経済帯」(一帯)と、中国沿岸部と東南アジア・インド・アラビア半島・アフリカ東を結ぶ「21世紀海上シルクロード」(一路)の2つの地域でインフラ整備および経済・貿易関係を促進するというものである。
だが、碧桂園森林都市計画の例からすると、この「一帯一路戦略」には、アジア諸国に中国人の「植民」地域をつくって中国人を大量に移住させる計画も含まれているようである。 . . . 本文を読む
定気法では太陽黄経が345度
暦便覧
陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり
漢王朝6代皇帝である景帝の諱
啓(現代北方音: qǐ)
避諱して
漢字文化圏では驚蟄(惊蛰、拼音: jīngzhé)
唐代
啓の字を避ける必要がなくなったこ
啓蟄に戻された
使い慣れないせいもあって大衍暦で再び「
驚蟄に戻され
日本で、啓蟄が名称として用いられた
貞享の改暦
啓の字ひとつ
政月と正月と
文字は ことば
ことばは ことをば
こと ヲコト点
は テニハ点
ともに ことは
文字は言葉である . . . 本文を読む