現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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世界のできごと

2017-03-12 | 新語・社会現象語
世界という語を、眺めてみる。世間である。世の中のこととして、世界そのものはわたしたちの周りにあることである。世界史を学習すると、科目であるために、地域史の合体を学ばせられて、世界が向こうにある、それは多くは西洋史から文化を摂取するための基礎知識であったためのようで、周囲が海であるがためにまた、そう思ってしまう世界であった。語の由来によれば、梵語によるローカダートゥ loka-dhaatu 、空間としてのもの、木のない場所に、その境界を表わした。それを漢訳して世界としたから、時間と空間を訳語にしたと言う。本来は、空間に輪廻する命あるものであった、となる仏教の考え方に、そのことばである。日本語では、その仏の教化する領域を地球上の人間社会のすべてとみたので、さらにそれがすべての国を意味するようになった。仏の教化する領域には一つの仏にあるから、仏がたくさんいれば、死後にはわたしたちはみな、仏になるはずであるから、それはいくつも、いくつも、世界があったのである。 . . . 本文を読む

老婆心切

2017-03-12 | 日本語百科
老婆心という。老婆心切、また、老婆徹悃ともいう。老婆心切、 慈悲徹悃である。これに対して、冷暖自知という。老婆心ながら申しますと、などとする、挨拶の決まり文句が、謙辞のようにとらえられるが、実はそうではない。かといって、丁寧に教えを説くのも、好まれたわけではないようである。老婆禅と言うことがある。老婆が子を導くのは悪いものではないし、そのように育った子はまたしっかり者である。親切が心切であり、懇切である。懇切丁寧にありたいものである。 . . . 本文を読む